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実はモデルより先に“歌手デビュー”していた【カリスマモデル】沖縄出身の9頭身美女とは?

  • 2026.10.9
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2006年7月、ソロデビューシングルのレコーディングを行う山田優(C)SANKEI

20年前の2006年9月、山田優のソロデビューシングル『REAL YOU』がリリースされた。この曲は、自身も出演した映画『アキハバラ@DEEP』の挿入歌であり、作詞を手がけたのは映画の原作者である石田衣良だった。

当時の山田は22歳。『CanCam』の専属モデルとして蛯原友里や押切もえとともに看板モデルを務め、数多くのCMに出演しながらF1グランプリの中継キャスターまでこなす、まさに旬のカリスマモデルだった。彼女のソロデビューも、カリスマモデルによる華やかな音楽進出に見えたかもしれない。

だが、『REAL YOU』は単なる人気モデルの企画モノでは決してなかった。この曲は、彼女のキレのある踊る身体そのものから生まれた1曲だった。

地下格闘場で舞うヒロインと石田衣良の言葉

映画『アキハバラ@DEEP』は、秋葉原を舞台にオタクの若者たちが立ち上げたベンチャー企業と巨大IT企業の戦いを描いた作品だ。山田が演じた「アキラ」は、普段はメイド喫茶で働きながら、格闘技が得意という鮮烈な役どころだった。

劇中でキレのある格闘シーンとダンスを披露する山田の姿から、石田衣良はイメージを膨らませて詞を書き下ろした。原作者が、物語の役を演じる生身の表現者を見て言葉を紡ぐ。そんな贅沢なコラボレーションだった。

曲を手がけたのは松井寛。ポップでクールなダンスチューンに乗せて、石田が描いたのは強さと脆さを併せ持つ女性のリアルな心情だった。

モデルの新しい挑戦ではなく原点への凱旋

彼女の表現者としての原点は、そもそも歌とダンスにあった。沖縄アクターズスクール出身の山田は、モデルとしてブレイクする以前の1999年、ダンスヴォーカルユニット「y'z factory」のメインボーカルとしてデビューを果たしている。ユニットは2002年に解散し、そのあいだに山田はモデルの道でトップへと駆け上がった。そんな彼女にとって、2006年の『REAL YOU』は異業種への挑戦ではなく、原点への凱旋だった。

モデルが歌を始めたのではない。歌って踊る場所から始まった表現者が、あるべき場所へと戻ってきたのだ。

この時期の山田の勢いは凄まじかった。CDリリースのわずか数日後にはキヤノンのCM発表会に蒼井優、夏帆と並び、さらに桂由美のブランドモデルとしてウエディングドレス姿を披露。翌10月期にはドラマ『だめんず・うぉ〜か〜』で、ふだんは高飛車なのに、ほれた男性には従順になる女性を演じている。音楽、映画、CM、ファッション、連続ドラマと、ゼロ年代半ばのカルチャーの真ん中を、彼女は息つく暇もないスピードで駆け抜けていた。

初ライブの熱唱と走り抜けた20代

彼女の音楽活動は、その後も続いた。2007年3月には海外発のダンスショー『フロアプレイ』の東京公演に、スペシャルゲストダンサーとして招かれた。

同年9月には『渋谷ガールズコレクション2007 A/W』にシークレットゲストとして登場し、初めてのライブステージを踏んだ。白のワンピース姿で『REAL YOU』など全5曲を熱唱した彼女は、「初めてのライブがやれて嬉しいです。緊張していて、何をしゃべっているかわからない」と興奮気味に喜んだ。

この日は前年の同じショーでモデルデビューを果たした弟・親太朗もモデルとして出演しており、姉弟のメモリアルな初共演の場にもなった。

20年後の「思ったら即行動」

2025年10月には『櫻井・有吉THE夜会』で、弟の親太朗と親之條、そして父の親嗣さんとテレビ初共演を果たし、幼少期は医者になりたかったという意外な素顔を覗かせた。

さらに2026年9月には、東京・銀座で開かれた「HUBLOT NIGHT」のフォトコールに、黒いミニスカートに花柄のタイツ姿で登場した。今後の挑戦を聞かれると、「思ったら即行動の性格。今年は持続させて、語学を極めたい」と答えている。

20年前のあの頃、トップモデルでありながら過密日程の中でアクションに挑み、歌とダンスで表現の枠を鮮やかに飛び越えてみせた彼女。その瞬発力の根っこにあったのも、この「思ったら即行動」という姿勢だったのではないだろうか。

原作者がその姿にインスパイアされて言葉を授けたあの秋から20年。山田優のステップは、いま語学へと向かっている。


※記事は執筆時点の情報です

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