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大雨で自宅が“床上浸水”した50代夫婦→「火災保険があるから大丈夫」と思いきや…保険会社から告げられた事実に“青ざめたワケ”

  • 2026.10.11
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出典元:PIXTA(※画像はイメージです)

こんにちは、マネーシップス代表 ファイナンシャルプランナー/IFAの石坂です。

突然の大雨で自宅が床上浸水し、修理費の見積もりは約180万円。それでもKさん夫婦は、「火災保険に入っているから、負担はある程度抑えられる」と考えていました。住宅を購入したのは12年前です。住宅ローンを組んだときに火災保険にも入っていたため、「家への備えはできている」と思っていました。

ところが、被害を受けたあとに保険会社へ連絡すると、思いがけない説明を受けます。12年間「保険があるから大丈夫」と思っていた夫婦に、何が起きたのでしょうか。

「火災保険があるから安心」12年間、疑っていなかった

52歳のKさんは、妻と2人で戸建て住宅に暮らしています。自宅を購入したのは40歳のとき。価格は約3,200万円でした。頭金として約500万円を用意し、約2,700万円の住宅ローンを組みました。

12年が経った現在もローンは約1,700万円残っており、毎月約8万6,000円を返済しています。住宅購入時には火災保険にも入りました。

その後、大きな被害もなかったため、Kさん夫婦が保険の中身を詳しく見直す機会はほとんどありませんでした。

「住宅ローンを組んだときに火災保険にも入った。家に何かあっても、保険である程度は対応できる」夫婦はそう考えていたといいます。

ところが、購入から12年目の夏。短時間に激しい雨が降り、自宅周辺の道路に水があふれました。

やがて水は家の中まで入り、1階が床上浸水。水が引いたあとには、床や壁の一部が傷み、家具や家電にも被害が出ていました。

修理費は約180万円。それでも「保険がある」と思っていた

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

後日、業者に住宅部分の修理を見積もってもらうと、金額は約180万円でした。住宅ローンを返済しながら、一度に負担するには大きな金額です。

それでもKさんは、「火災保険があるから、180万円をすべて自分で払うわけではないだろう」と考えていました。そこで保険会社へ連絡します。

ところが、契約内容を調べてもらうと、Kさん夫婦が知らなかった事実が分かりました。

加入していた火災保険には、「水災補償」が付いていなかったのです。Kさんはここで初めて、「火災保険に入っていること」と「大雨による浸水が補償されること」は別だと知り青ざめました。

火災保険でも、大雨による浸水が対象外になることがある

火災保険は、火事だけに備える保険ではありません。契約内容によっては、落雷や台風による強風、大雪などの被害も補償の対象になります。ただし、大雨や洪水などによる被害には「水災補償」が関係します。

水災補償が付いている契約では、洪水や高潮、大雨による浸水、土砂崩れなどが補償対象になる場合があります。

※補償される被害や保険金が支払われる条件は、保険会社や商品、契約内容によって異なります。

Kさん夫婦は家を買ったとき、「近くに大きな川がないから、水害の心配は少ないだろう」と考えていました。しかし、水害は川があふれたときだけ起こるわけではありません。

大雨で下水道などの排水が追いつかず、道路や住宅地に水があふれる場合もあります。これを「内水氾濫」といいます。

そのため、「川から離れているから大丈夫」とは言い切れません。

住宅ローンがあっても、水災補償が付いているとは限らない

Kさん夫婦は、住宅ローンを組んだときに火災保険へ入ったことで、「必要な補償はひと通り付いている」と思っていました。

しかし、住宅ローンを利用しているからといって、水災補償まで付いているとは限りません。

たとえばフラット35では、返済が終わるまで火災保険への加入が求められています。一方、公式の利用条件では、水災補償は共通の要件として記載されていません。

※火災保険に関する詳しい要件は、取扱金融機関によって異なる場合があります。

大切なのは、「住宅ローンがあるから大丈夫」と考えるのではなく、自分の火災保険で何が補償されるのかを確認することです。

まず確認したい「3つのポイント」

火災保険は、「入っているか」だけでなく、「何が補償されるか」を見ることが大切です。

まずは次の3点を確認してみてください。

  • 「水災」が補償の対象になっているか
  • 建物だけでなく「家財」も補償されるか
  • ハザードマップで自宅周辺にどのような水害リスクがあるか

最初に見たいのは、保険証券や契約者向けWebページの「水災」の欄です。

また、床上浸水では、床や壁だけでなく、家具や家電にも被害が出る場合があります。そのため、家財まで補償される契約なのかも見ておきたいところです。

水災補償を付けるかどうかは、自宅の場所や保険料を踏まえて考える必要があります。

ただ、「付いていると思っていたら、実際は付いていなかった」という状態は避けたいものです。火災保険を何年も見直していない人は、まず「水災」「建物」「家財」の3点を確認してみてください。


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