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2回目の“がん”を診断された50代男性→給付金100万円がもらえるはずが…保険会社から告げられた“予想外の事実”に「驚きました」

  • 2026.10.10
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

大学卒業後、国内大手生命保険会社に35年間勤務し、営業や営業所長、企画、事務などを経験してきた「あしふみ」です。

「がんになったら100万円。しかも何度でも受け取れる」。そう聞くと、再発しても同じように受け取れると思う方は多いでしょう。ただ、がん診断給付金には、初回と2回目以降で支払条件が異なる商品があります。

今回は、個人が特定されないよう内容を一部変更した事例で、その落とし穴を紹介します。

「次も100万円」と信じていたAさん

Aさん(仮名・57歳男性)は、がんと診断されると100万円が受け取れる保険に加入していました。数年前に実際に診断を受けて請求し、給付金は治療費や通院の交通費、休職中の生活費に充てました。「入っていてよかった」。その実感は、やがて「また何かあっても100万円が出る」という安心感になっていきました。

数年後、Aさんは再び治療が必要になります。落ち着いて保険会社に連絡し、「前回と同じように請求したい」と伝えると、想定外の説明を受けました。

Aさんの契約では、2回目以降の支払に「前回から一定期間が経過していること」に加え、所定の治療を受けていることが必要でした。今回はその条件を満たさず、100万円は支払対象外だったのです。

「何度でもというのは、再発のたびに必ず出るという意味ではなかったんですね。驚きました。」と話すAさん。

※本事例は仕組みを説明するための構成です。実際の支払可否は、商品・契約時期・治療内容・約款により異なります。

2回目以降は条件が変わる商品がある

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

複数回受け取れる商品でも、設計は様々です。

  • 初回は診断確定が中心でも、2回目以降は入院・手術・放射線治療・薬物療法などを求める商品がある
  • 「1年に1回」「2年に1回」といった支払間隔の制限がある
  • 「回数無制限」でも、支払事由を満たすことが前提

なお、初回であっても、治療開始や入院などの要件が付く商品があります。

注意したいのが「起算日」です。「前回の給付から一定期間」といっても、前回の支払事由に該当した日か、その月の初日か、診断確定日かは約款次第。同じ「1年」でも、受け取れる時期がずれることがあります。

「所定の治療」の範囲も商品で異なります。入院が必須の契約もあれば、手術・放射線・抗がん剤治療を対象とする契約もあります。

再発・新たながん、そして通院治療

再発、転移、別の臓器の新たながんの扱いは、商品によって違います。上皮内新生物の扱いも確認したい点です。

また、がん治療には入院を伴わず通院で行われるものもあります。入院だけを条件とする契約では、今の治療形態が対象になるか確認が必要です。金融庁も、古い契約では新しい施術方法が対象外になり得るとして、保険会社への確認を勧めています。

「100万円」「何度でも」の次を見る

パンフレットでは「100万円」「回数無制限」に目が向きがちですが、大切なのはその次です。

  • 2回目の支払事由(入院が必要か、通院や診断確定でよいか)
  • 起算日と、前回から必要な期間
  • 手術・放射線・薬物療法の定義
  • 再発・転移・新たながん、上皮内新生物の扱い
  • 支払間隔の制限と、通算回数の上限

一度受け取った経験があると、「次も同じ」と思いやすいものです。だからこそ、保険証券や約款、「ご契約のしおり」で2回目以降の条件を確認しておく。それが、いざというときの「思っていたのと違った」を減らします。


※支払間隔、2回目以降の条件、入院や治療の要件、支払回数の上限などは、保険会社・商品・契約時期によって異なります。詳しくは保険証券や約款をご確認いただくか、加入先の保険会社へお問い合わせください。

執筆・監修:あしふみ
大学卒業後、国内大手生命保険会社に35年間勤務。個人・法人営業、営業所長、企画・販売促進、事務部門などを経験。FP2級の知識と保険実務の経験を生かし、保険や家計に関する情報をわかりやすく発信している。


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