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KEY TO LIT・岩崎大昇、事務所の先輩が演じ継いだ大役に抜擢 YouTubeで“相手役”黒柳徹子を研究中!?

  • 2026.9.26
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KEY TO LIT・岩崎大昇 クランクイン! 写真:米玉利朋子(G.P. FLAG inc)

映画、ドラマ、バラエティーと大活躍を見せ、主演ミュージカル『ロマンティックス・アノニマス』も好評を集めた岩崎大昇。KEY TO LITのメンバーとして今冬のデビューも決まり、勢いの止まらない彼が、黒柳徹子のライフワーク朗読劇『ハロルドとモード』で相手役に大抜擢された。生田斗真、藤井流星、佐藤勝利、向井康二、松島聡、七五三掛龍也と名だたる事務所の先輩が務めてきた大役に臨む岩崎に作品に込める思いを聞いた。※岩崎大昇の「崎」は「たつさき」が正式表記

【写真】どのカットもビジュよすぎて最高! 岩崎大昇、撮りおろしショット

◆「ジュニアの僕が任せていただけるのはありがたいこと」

本作は、1971年にアメリカで公開された映画『ハロルドとモード』が原作。物語の軸は、“生”を全身で肯定する79歳の女性・モードと、“死”に執着する19歳の青年・ハロルドという真逆のふたり。孤独と皮肉に満ちた青年が、破天荒で自由奔放な女性と出会い、やがて心の奥に眠る希望を見つけていく。“命はやがて終わる。だからこそ、生きることはこんなにも愛おしい”。そんなメッセージを、ユーモアと詩情を交えて繊細に描き出す珠玉のヒューマンドラマだ。

黒柳の演じるモードと年の差を越えた恋に落ちるハロルドを岩崎が務める。共演には武田玲奈、笠原秀幸、田中要次、井川遥ら実力派キャストが顔をそろえ、初演から本作に携わるG2の演出のもと、2026年版の『ハロルドとモード』を届ける。

――事務所の先輩が演じ継いできたハロルド役。出演が決まった時のお気持ちはいかがでしたか?

岩崎:めっちゃびっくりしましたし、うれしかったです。佐藤勝利くんと仲良くさせていただいていて、勝利くんが出演されていたのも知っていますし、あの役を演じさせていただけるとはまったく思っていなかったのでとにかく驚きました。僕の勝手なイメージですけど、デビューされた皆さんが演じられている印象があったので、ジュニアの僕がやっていいのかなと。この立場で任せていただけるのはありがたいことだし、光栄だなと思います。

――勝利さんに何か聞いたりはしましたか?

岩崎:まだ聞けていなくて。松島聡くんには出演が決まってすぐにたまたまお会いしたのでお伝えしました。「おめでとう。皆さん素敵な方ばかりだし、楽しめると思うよ」と言ってくださいました。これから先輩方に黒柳さんがどういったものが好きか、どんなお菓子を喜ばれるのか、リサーチしたいと思います。

――作品にはどんな印象をお持ちですか?

岩崎:舞台映像を頂いたんですけど、僕、影響を受けやすくて、観てしまうと「こういうものかな」と先入観がつきやすいんですね。なので、ススス…とじっくり観過ぎない感じで拝見しました(笑)。

ステージングに注目して観たのですが、美しいなと思いました。思っていた朗読劇とは違って、一瞬朗読劇から離れる瞬間もあったりしてすごく面白かったです。ずっと止まって本を読んでいるだけじゃなく、世界の変え方もキレイでしたし、楽しみになりました。

――ハロルドとモードの年齢差を越えた恋のお話となりますが、台本を読まれた感想はいかがですか?

岩崎:僕と同世代の人は恋というと“甘酸っぱい”とか“エキサイト”といった印象を持つと思うんですけど、このお話は恋なんですけど、恋愛というよりはもっと広いものを描いているように感じました。モードと出会って、モードから影響を受けて、いろんなことを知っていく旅でもあるのかなと思って。モードは枠がないエキサイトな人ではあるんですけど(笑)。

恋愛でもあるし、もっと豊かな愛情でもあるし、人生における学びを教えてくれる存在でもあると思うんです。一言で表すのはちょっと難しいですけど、でも自分の中にすっと入ってくるようなお話だなと思いました。

――演じられるハロルドの印象はいかがでしょう。

岩崎:以前生田斗真くんが演じられた初演をメンバーの井上瑞稀が観に行った時に、「(ハロルドは)大昇に合うと思うんだよね」と言われたことがあるんです。「なんで?」と聞いたら、「なんかひねくれてる」と言われて(笑)。台本を読んでみたら、まあまあ分からなくもないというか(笑)。

でも、僕からすると19歳なんて誰しもみんなこんな感じなんじゃないか?と思うんですよね。1970年代が舞台のお話ですけど、今も変わらないと思います。承認されたい、孤独じゃいられない、でもそこに照れもある、それをうまく言えない。それは若さなのか、そもそもの内面のものなのか分からないですけど、そうした気持ちを抱えるハロルドは、自分にもこんな時期があったなとも思うし、なんなら今もそう思うこともある。普遍的な思いであるような気がします。

そんな気持ちがモードと出会うことでどんどん解れていくのも、自分もこれまでメンバーや先輩との出会いで実際にあったことなので、今回G2さんや、黒柳さんが演じるモードにどういう風に影響を受けてハロルドが変わっていくか楽しみです。ハロルドに共感できたので、自分が台本を読んで感じた感覚を大切にして臨みたいと思います。

今24歳なのですが、これまでちょっと年上の役をやることが多かったのがここに来て若返るというのも想像がつかなかったのでそこも楽しみです。先輩方が歴代演じられていますが、19歳という役の年齢に実年齢が一番近いと思うので、そのリアリティーを感じていただける瞬間もあると思います。

◆黒柳徹子のことをもっと知るためにYouTubeで研究!?

――黒柳さんにはどんなイメージをお持ちですか?

岩崎:もうイメージとかないくらい、黒柳さんは黒柳さんという感じです。物心がついた時にはもう認識していた存在なので、ご一緒できるというのはとにかく光栄だなと思っています。

――黒柳さんとどんなコミュニケーションを取ろうと考えられていますか?

岩崎:徹子さんクラスになると、もはやどうしたらいいのか分からないです。でも、自然にいられたらいいなと思います。

このお話をいただいて、徹子さんのことをもっと知りたいなと思い、徹子さんのYouTubeを拝見してるんですけど、めっちゃ面白いんですよ。石垣島で爆買いするっていう回では、実際に石垣島に行かれたのかな?と思ったら、アシスタントの方が現地にいて、徹子さんはリモートで「それ全部買う!」とおっしゃっていて(笑)。本当にモードのような方だと思いました。周りにも影響を与えるし、かと言ってアクティブというだけじゃなく、いろんなことを経験してる上での自由さがあるんですよね。

――ほかにも素敵な共演者の皆さんがそろわれます。

岩崎:胸を張ってご一緒できるように頑張ろうと思います。田中要次さんだけ、ドラマでちょっとだけご一緒させてもらったことがあるのですが、ほかの皆さんとは初共演。結構人見知りしちゃうし、皆さん年代が僕より上なので、どうやってコミュニケーションを取ろうか作戦を立てないとダメかなと。田中さんに最初に話掛けようと思います。「覚えてますか?」って。

――朗読劇は初挑戦です。

岩崎:声のお芝居ということで、声、音がすごく大事になってくるというのはあるんですけど、他の演劇と違うかというとそうではないのかなと僕は思っていて。本を持って読んでるんですけど、セリフをまったく覚えないわけじゃないですし。本を生きるという感覚というか、本の中にどんどん入って、それをアウトプットするということなのかなと思っています。

多分ほかの演劇とはちょっと違う“生”感があると思うんですよね。初めてなので分からないことも多いですけど、そこに本があるというのがどういう感じなのか、すごく楽しみです。

――普段から歌を歌ったり、さまざまな役になって出す声の表現などいろいろされていますが、本作では違ったものになりそうですか?

岩崎:どうだろう。声の表現や音がどうこうというのはあまり考えていないかもしれないです。逆に、僕はあまり音でやらないようにしようと。以前舞台に出させていただいた時に「あなたは耳がいいから、逆に音に頼らない方がいい」と言われたことがあって。それを僕も意識している部分があるんです。間の感じ方や音じゃなくて、やっぱり大事なのは、心が変わっているから出た表現だということ。音は出たものでしかないというか。声を使って表現するという風にはあまり考えていなくて、とにかく頑張ってハートを動かすということを大切にしたいと思っています。

――最後に公演を楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。

岩崎:心が温まったり時に感動したり、すごくいろんな気持ちにさせてくれる本当に素敵な作品です。僕がハロルドの年齢を超えているからかもしれないですが、ちょっと思い出すというか、自分の中でも回顧するような瞬間があったりしました。観てくださる皆様の心にも寄り添い、スッと入ってくるようなお話でもあって、ものすごく楽しめると思います。皆さん気軽に楽しんでいただけたらうれしいです。

(取材・文:近藤ユウヒ 写真:米玉利朋子[G.P.FLAG inc])

舞台『ハロルドとモード』は、9月29日~10月8日東京・EX THEATER ROPPONGI、10月15日~18日大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演。

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