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加湿器を出す日のNG5つ タンクの水は毎日入れ替えて

  • 2026.9.18

空気が乾いてくると、そろそろ加湿器の出番。でも、去年しまったままの加湿器にそのまま水を入れて使い始めるのは要注意です。タンクやトレーに残った汚れは雑菌やカビの原因になり、スチーム式にはやけどの心配もあります。使い始める日にやりがちな5つのNGと、方式別のお手入れのポイントをまとめました。

まずは5つのNGを図にまとめました。加湿器の方式(スチーム式・超音波式・気化式・ハイブリッド式)にかかわらず共通するものです。

出典 weboo.link

NG1|しまっていた加湿器を洗わずに使い始める

半年以上しまっていた加湿器は、見た目がきれいでも、タンクやトレー、フィルターに去年の水あかや汚れが残っていることがあります。東京都は加湿器の衛生管理について、使い終わったら乾かしてから保管し、使用を再開するときはよく洗ってから使うよう呼びかけています。
出した日は、まずタンク・トレー・フィルターなど外せる部品を取扱説明書の方法で洗い、ぬめりやにおいがないかを確かめましょう。フィルターに落ちない汚れやカビがあるときは、交換も検討します。

NG2|タンクの水を継ぎ足して使う

「まだ残っているから」と、タンクの水に新しい水を継ぎ足していませんか。
タンクの中に残った水は時間がたつと雑菌が増えやすくなり、そのまま霧や蒸気にして部屋に広げてしまうおそれがあります。加湿器の水から感染することがあるレジオネラ症について、厚生労働省の指針は家庭用加湿器のタンクの水は毎日完全に換え、タンク内を清掃することを求めています。
毎日、残った水は捨ててタンクを軽くすすぎ、新しい水を入れる。これを習慣にしましょう。

NG3|水道水以外の水やアロマオイルを入れる

「体によさそう」と、浄水器の水やミネラルウォーターを入れるのは逆効果です。
水道水には消毒のための塩素が含まれていて、雑菌が増えにくくなっています。浄水器を通した水やミネラルウォーター、井戸水、アルカリイオン水は塩素が少ないため、タンクの中でカビや雑菌が増えやすくなります。給水は水道水でが基本です。
また、多くの製品ではアロマオイルや洗剤、薬剤を入れることや、熱いお湯(40℃以上など)を入れることを禁止しています。故障や変形のほか、水が泡立って熱いお湯が吹き出し、やけどにつながるおそれもあるので、取扱説明書で使えると書かれているもの以外は入れないようにしましょう。

NG4|スチーム式を子どもの手が届く場所に置く

水を加熱して蒸気を出すスチーム式は、雑菌の心配が少ない一方で、やけどに注意が必要です。
製品の事故を調査しているNITE(製品評価技術基盤機構)がスチーム式加湿器の蒸気の温度を測ったところ、吹き出し口で約90℃を超えるものがありました。倒す試験では、約80℃のお湯がこぼれ出ました。
NITEに報告された加湿器などの事故のうち、製品の不具合以外が原因の事故は27件(2016〜2020年度)。そのうち蒸気に触れてやけどをした事故は6件で、すべて重傷でした。この6件のうち5件は、加湿機能付き空気清浄機でした。空気清浄機に加湿機能がついている場合も、同じように注意しましょう。被害者の年齢がわかっている15件のうち、7件は10歳未満の子どもです。
小さな子どもやペットがいる家庭では、手の届かない場所に置く、柵で囲う、コードに引っかからない配置にするなど、置き場所をよく考えましょう。

出典 www.nite.go.jp

NG5|湿度を上げすぎる・窓際や壁ぎわに置く

乾燥が気になると、つい加湿器を強運転にしたくなります。でも、湿度は高ければよいわけではありません。
東京都の「健康・快適居住環境の指針」は、住まいの湿度を40〜60%の範囲に収めること、過度な加湿や除湿はしないこと、湿度を計ってから加湿することをすすめています。湿度が高すぎると結露が起きやすくなり、カビやダニが増える原因になります。
かぜやインフルエンザなどの感染症予防では、厚生労働省が加湿器などで50〜60%を保つことを効果的としています。湿度計を置いて、数字を見ながら調整するのがおすすめです。朝、窓がびっしょり結露しているようなら、加湿しすぎのサインかもしれません。
置き場所は、窓際や、壁・家具・カーテンに湿った風が直接当たる場所を避けます。結露やカビの原因になるためです。どれくらい離せばよいかは機種によって違うので、取扱説明書の指定を確認しましょう。

方式ごとのお手入れのポイント

加湿器は方式によって、気をつけたいことが少しずつ違います。自宅の加湿器がどの方式か、取扱説明書や本体の表示で確かめておきましょう。
・スチーム式(加熱式):水を沸かして蒸気にするため、雑菌の心配は少なめ。やけどに注意。水に含まれるミネラルが白く固まる(水あか)ので、定期的に取り除く
・超音波式:タンクの水をそのまま細かい霧にして出すため、水が汚れているとそのまま部屋に広がる。こまめな水替えと清掃が特に大切
・気化式:水を含ませたフィルターに風を当てて加湿する。フィルターに雑菌が増えやすいので、定期的に掃除する
・ハイブリッド式:気化式や超音波式に加熱を組み合わせたもの。フィルターやトレーの手入れは取扱説明書の頻度で
東京都は、特に超音波式の加湿器がレジオネラ症の感染源になることがあるとして、こまめな水替えと清掃を呼びかけています。

水あかをためると故障や事故の原因にも

スチーム式などで水あかをためたままにすると、部品のすき間から水が漏れて内部の電気部品にかかり、発火した事故も報告されています。取扱説明書に書かれた頻度で、トレーやフィルターのお手入れをしましょう。ただし、本体を丸ごと水につけて洗うのはNG。電気部品に水が入るおそれがあります。

出す日のチェックリスト

使い始める日にやることを、順番に並べました。
1. タンク・トレー・フィルターを外し、取扱説明書の方法で洗う(ぬめり・におい・カビを確認)
2. フィルターの汚れが落ちなければ交換を検討する
3. 電源コードとプラグに傷や変形がないか、プラグにほこりがたまっていないかを見る(しまうときにコードを本体にきつく巻き付けていた場合は特に念入りに)
4. 手持ちの加湿器がリコールの対象になっていないか、消費者庁のリコール情報サイトで調べる
5. 置き場所を決める(子どもの手が届かない・窓際や壁ぎわを避ける・安定した場所)
6. タンクに水道水を入れ、湿度計を見ながら40〜60%を目安に運転する
そして使い始めてからは、毎日水を入れ替えることを忘れずに。シーズンが終わってしまうときは、水を捨ててよく乾かしてから保管すると、来年の出す日がぐっと楽になります。

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