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【2026 MTV VMAs】惜しくも選外に。ノミネーションの“がっかり”6選

  • 2026.9.19
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7年ぶりとなるニューアルバム『Confessions II(コンフェッションズⅡ)』で成功を収めたマドンナが最多11部門にノミネートされ、次いでテイラー・スウィフトが9部門、アリアナ・グランデとサブリナ・カーペンターが7部門ノミネートと続く、2026年のVMA(MTVビデオ・ミュージック・アワード)。今年は現地時間27日にアメリカ・ロサンゼルスで開催される。

シエナ・スパイロやCORTISといったニューフェイスを含め豪華な顔ぶれに胸が躍る一方で、「あのアーティストは?」「この作品こそ選ばれるべき!」と、惜しまずにはいられない名前も。待望のカムバックを果たしたBTSから、MVで心を揺さぶってきたオリヴィア・ロドリゴまで、他の部門にも候補入りすべきだった6組の、もっと評価されるべきポイントを振り返ろう。

アデラ(ADÉLA)/最優秀新人賞

Joshua Applegate / Getty Images

シエナ・スパイロやベラ・ケイ、CORTISにマルコム・トッドまで。最優秀新人賞にそろった顔ぶれの幅広さには、MTVに満点をあげたい。けれど、決定的に足りないものがひとつある。それは正真正銘のポップディーバ。そして、その資質を並外れたスケールで体現しているのがアデラ(ADÉLA)だ。

デビューアルバムはまだリリースされていないものの、オーディション番組「ポップスター・アカデミー: KATSEYEになるまで」出身の彼女は、幼い頃からポップカルチャーを研究。その成果はマイリー・サイラスの『Bangerz』に着想を得たTikTokのバイラルヒット「Ain’t in LA」にも、ライブパフォーマンスにもはっきりと表れている。700人の観客を前にしたステージから、わずか1年足らずでロラパルーザで数千人を沸かせるまでに急成長。今年のポップシーンを代表するブレイクアーティストのひとりとして要チェック!

ザラ・ラーソン/最優秀ポップ賞

Joshua Applegate//Getty Images

毎年スターがひしめく最優秀ポップ賞は、誰が選ばれてもおかしくない激戦部門。今年もチャーリー・XCXのミニマルな「SS26」、K-POPスターのBLACKPINKリサによる「Dream」、オリヴィア・ロドリゴの魅力あふれるリードシングル「drop dead」と、納得の顔ぶれがそろった。とはいえ、TikTokをにぎわせ数々のフェスでも圧巻のステージを披露してきたザラ・ラーソンも、ここに並ぶべきだったのでは?

ピンクパンサレスとのコラボ曲「Stateside + Zara Larsson」はバイラルヒットを記録し、ほかの部門でノミネートされている。だけど、アルバム『Midnight Sun』とともに華々しい再ブレイクを遂げ、改めてポップスターとしての存在感を見せつけたザラ自身の活躍にも、もっと大きなスポットライトが当たってよかったはず。

スレイター(Slayyyter)/最優秀ポップ賞

Christopher Polk / Getty Images

そしてもうひとり忘れたくないのがスレイター(Slayyyter)。今年復活した最優秀ダンス賞で「DANCE…」が候補入りしVMA初ノミネートを果たしたものの、その勢いを考えれば最優秀ポップ賞に名を連ねていても決して不思議ではなかったかも。

フロー(FLO)/最優秀R&B賞

Chelsea Guglielmino//Getty Images

深夜2時、自分の部屋でこっそり「Leak It」の振り付けを練習したことがある人は少なからずいるはず。FLOのセカンドアルバム『THERAPY AT THE CLUB』は今年の審査対象期間と推定される時期(2025年6月20日~2026年6月18日)から外れているが、リードシングルの「Leak It」は3月にリリースされ、Spotifyではすでに4,500万回以上再生されている。

同曲の遊び心たっぷりのミュージックビデオは、ここ数年、熱狂的なファンたちの間で騒がれてきた「Khia Asylum(キア・アサイラム)」(有望なスタートを切りながら、人気が伸び悩むアーティストを揶揄するネット上の呼び名)をめぐる議論を皮肉たっぷりに風刺した演出も話題になった。抜群の歌唱力を持つガールズグループは今こそ注目されるべき。

BTS/年間最優秀アーティスト賞

LEONARDO MUNOZ//Getty Images

BTSがK-POPの枠を飛び越え、世界の音楽シーンを塗り替えてきたことに異論はないはず。メンバー7人全員が韓国での兵役を終え、今年前半には待望のカムバックを果たした。Spotifyの月間リスナー数は約3,700万人。活動休止中も変わらず彼らを支えてきたARMY(ファンネーム)の愛と熱量はやはり桁違いだ。

ジャンルを自在に行き来する最新アルバム『ARIRANG』も、華々しい記録を樹立。SpotifyではK-POPアルバム史上最多となる初日再生数を叩き出し、2026年にリリースされたアルバムのなかでも最大の初日デビューを飾った。2026年のVMAでは「SWIM」が最優秀K-POP賞と年間最優秀楽曲賞にノミネート。もちろん喜ばしいニュースだけれど、これほど世界を沸かせたカムバックなら最優秀アーティスト賞など、さらに大きな部門に名前があってもよかったのでは?

もっとも、BTSはすでに音楽賞という枠だけでは語りきれない存在なのかもしれない。7月には、新設されたアジアンポップ賞に異議を唱え、2027年のグラミー賞に作品をエントリーしないと発表した。それでも、彼らの歴史的な復帰をVMAの主要部門でも称えてほしかった――そう感じずにはいられない!

オリヴィア・ロドリゴ/年間最優秀ビデオ賞

Xavi Torrent//Getty Images

もちろん、今年のVMAでオリヴィア・ロドリゴがまったく評価されなかったわけではない。「drop dead」は最優秀ポップ賞、「the cure」は最優秀オルタナティブ賞にノミネートされている。とはいえ「the cure」の映像を見れば、このミュージックビデオが最優秀ビデオ賞の有力候補に入っていないことを不思議に思う人も多いだろう。

デジタル加工やAI生成の映像が当たり前になりつつある今、オリヴィアが選んだのはあえて手作業の温もりを生かすアプローチ。病院のセットはもちろん、彼女が手にするギターまで、昔ながらのアート&クラフトの技法を採用。そこへ編集段階の視覚効果を巧みに重ね、現実とファンタジーが溶け合う独特の世界を完成させた。この作品が最優秀美術監督賞や最優秀視覚効果賞にすら候補入りしていないのはなぜだろう?

楽曲そのものもオリヴィアのキャリアを代表する一曲と言える出来で、そこにクリエイティブディレクターのハイメ・ゲリン(Jaime Gerin)、ラナ・キム(Lana Kim)、キャット・ソーレン(Cat Solen)が作り上げた映像が、歌に込められた温もりや人間らしさを引き出し、見る人の心を掴む仕上がりとなった。今は評価されなくても、アディソン・レイのように後のグラミー賞でその魅力が認められる可能性もある。それでも、この傑作MVがVMAの主要部門から漏れてしまったのはあまりにも惜しすぎると言えるだろう。

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