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「必死にもがきました」『存在のすべてを』に志尊淳が出演決定!謎の“天才写実画家”かつ未解決誘拐事件の“沈黙の被害者”を演じる

  • 2026.9.18

第9回渡辺淳一文学賞を受賞、「本の雑誌」が選ぶ2023年度ベスト10にて第1位、2024年本屋大賞第3位を受賞するなど各界から絶賛を浴びる塩田武士のミステリー小説を映画化した『存在のすべてを』(2027年2月5日公開)。このたび、謎の写実画家で、実は未解決誘拐事件の被害者でもある内藤亮役を志尊淳が演じることが解禁された。

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『64‐ロクヨン‐』(16)、『ラーゲリより愛を込めて』(22)など、数々の名作を手掛けてきた名匠、瀬々敬久が監督を務める本作。主演に『ドライブ・マイ・カー』(21)で第45回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した西島秀俊、共演に『三度目の殺人』(17)で第41回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞した広瀬すず。さらに、仲村トオル、斎藤工、青柳翔、光石研、永島敏行、奥田瑛二ら、日本映画界を支える名優たちが集結した。

2018年に文化庁芸術祭テレビ・ドラマ部門「放送個人賞」、2019年にエランドール賞「新人賞」、第11回コンフィデンスアワード・ドラマ賞「主演男優賞」など、数々の権威ある賞を受賞してきた志尊。演じる際には徹底した役作りを敢行し、作品ごとに声のトーンや骨格すらも異なって見える変幻自在な俳優として、確かな演技力と表現力が高い評価を獲得してきた。

そんな志尊が本作で挑むのは、美術界に現れた謎の写実画家にして、30年前に起きた未解決の「二児同時誘拐事件」の被害者、内藤亮。4歳の時、何者かに誘拐された亮は3年後、無事に祖父母のもとに戻ってくる。しかし消息不明だった「空白の3年間」について、彼はなにも語らないまま生きてきた。

この役では、未解決事件の真相を握る沈黙の被害者という影の部分をまといながら、圧倒的なリアリティで存在そのものの息遣いを描く現代写実画家としての技術的な説得力も求められる。さらに、広瀬演じる同級生と心を通わせる高校生役も演じ分けなければいけない難役だ。「監督に食らいついていくという熱量」を持ちながら、初めての瀬々監督作品に臨んだ志尊。画家を演じるにあたり志尊は、映画への絵画の提供、監修を担当している現代写実画家、大畑稔浩のもとで写実の技法を学んだ。

「初挑戦した写実画は、テクニックはもちろん、それ以上に本作のテーマにも通じる『写実画を通じてなにを表現するか』を、役として咀嚼していきました。非常に奥深い世界ですが、役に説得力を持たせるためひたすら練習し、必死にもがきました」と、技術と、その先にある美術家としての覚悟まで意識しつつ練習したと明かす。

また、寡黙な高校時代と、写実画家として活動する36歳に扮したことについて「演じる上では、月日を経た変化や描かれない空白の期間をどう構築するかを悩み抜きました。特に『沈黙』を体現する高校時代については、立ち姿やふとした仕草、独特の間合いなど、言葉に頼らない表現を徹底的に追求し、目に見えない空気感を作り上げました」と語った。

解禁されたソロカットでは自然光の注ぐ室内で、腰かけている亮の後ろにイーゼルとキャンバスが見える。抑えた表情からは多くを語らない雰囲気が伝わり、「空白の3年間」のことを誰にも話さなかった幼少期の意志の強さと孤独を胸に、長い年月を過ごしてきたことがうかがえる1枚となっている。

アクション、コメディ、シリアスと様々な作品で実力を発揮してきた志尊。物語の核心を握る亮役で、どこまで演技の質を深めていくのか、物語の展開と共に期待に胸が膨らむ。

<キャストコメント>

●志尊淳(内藤亮役)

「以前から拝見していた瀬々監督の作品に参加できる喜びを胸に、自分にできることを追求して臨みました。情に厚く、現場の先頭を走る監督に食らいついていくぞ、という熱量を持てるのは瀬々組ならではの魅力です。初挑戦した写実画は、テクニックはもちろん、それ以上に本作のテーマにも通じる『写実画を通じてなにを表現するか』を、役として咀嚼していきました。非常に奥深い世界ですが、役に説得力を持たせるためひたすら練習し、必死にもがきました。演じる上では、月日を経た変化や描かれない空白の期間をどう構築するかを悩み抜きました。特に『沈黙』を体現する高校時代については、立ち姿やふとした仕草、独特の間合いなど、言葉に頼らない表現を徹底的に追求し、目に見えない空気感を作り上げました。見る人や着眼点によって、捉え方が大きく変わる作品だと思います。ぜひ劇場でこの世界を体感してください」

文/山崎伸子

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