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学校関係者でもないのに指導者に?ソフト部を迷走させた【得体の知れない男】が起こした騒動とは

  • 2026.9.17

妹が通う高校のソフトボール部には、鬼監督の傍らで選手や保護者を脅かす「Mさん」という存在がいた。ただの見学客だった彼は、監督に取り入ることでいつしか正式な指導者に納まる。選手へのダメ出しや親の悪口を撒き散らし、部内を荒らし続けた彼だったが、その栄華も長くは続かない。監督の解任騒動に巻き込まれ、最後は誰からも庇われることなく、あっけなく追放されたのだった。

強豪ソフト部を脅かしたのは、教員でも親でもない男

妹が通う高校の女子ソフトボール部は、県内屈指の強豪校だった。逃げ場のないプレッシャーのなか、毎日2時間にも及ぶ鬼監督の怒声に耐えながら、部員たちは必死に白球を追いかけていた。だが、選手や親たちを心身ともに追い詰めていたのは、その熱血監督だけではなかった。

いつも監督の隣にへばりつき、選手たちへ冷ややかな視線を送る60代後半の男──「Mさん」だ。

教員でも外部コーチでもなく、選手の親でもない。ただの「ソフトボール好きな近所のおじさん」である。それなのに、監督の後ろ盾をいいことにでかい顔をし、何かあればすぐ監督へ言いつける。何も見ていない監督はそれを鵜呑みにして選手を怒鳴り散らす。練習試合のあとも「お前はダメだ」「下手くそ」と吐き捨て、選手の心を挫き続けた。邪魔以外の何物でもなかったが、ある日あろうことか、監督の独断で正式な「指導者」として登録されてしまった。

肩書を得た「不審な部外者」の暴走

肩書を得たMさんの暴走は止まらない。保護者の車に便乗して県外遠征までついて行き、毒を吐き散らした。現場の空気は最悪だったが、逆らえばスタメンを外される恐怖から、妹たちは口を閉ざして耐えるしかなかった。

一発追放。こうしてグラウンドに本物の笑顔が戻った

しかし、そんな不条理な二人三脚劇も、あっけなく終わりを迎える。妹たちが引退した後、我慢の限界を迎えた新しい保護者会がついに学校側へ告発。理不尽な指導の実態が明るみに出ると、監督は即刻解任となった。

当然、金魚のフンみたいにくっついていたMさんも巻き込まれる形で一発追放。学校側も「そもそも誰なんだこの人は」と呆れ果てる始末で、彼のかばい手になる者などおらず、引き止める者どころか誰もが胸をなでおろしていた。

邪魔者が一掃され、ようやくグラウンドに平穏が訪れた。もう誰かの目を気にする必要なんてない。白球を追う選手たちの顔に浮かんでいたのは、嘘偽りのない本物の笑顔だった。

【体験者:20代・女性、回答時期:2026年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Qolyコラムニスト:kana
学生時代はソフトボールに打ち込み、現在も夫とスポーツ観戦を楽しむWebライター。周囲にはさまざまな競技に携わってきた友人や家族が多く、選手たちの努力や葛藤、チーム内で生まれる人間関係に強い関心を持っている。試合結果だけではなく、その裏側にあるエピソードや思わぬ出来事に目を向け、スポーツの現場で生まれる感動や驚きを、読者にわかりやすく届けるコラムを執筆している。

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