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人工股関節の手術を乗り越え、61歳でHYROX世界大会へ!年齢を超えた強さと挑戦を見せる60代女性たち

  • 2026.9.16
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SNSやフィットネス界隈で今、世界的に大きな注目を集めている「HYROX(ハイロックス)」をご存じだろうか。HYROXとは、合計8kmのランニングと、8つのファンクショナルトレーニングステーション(スキーエルゴメーター、スレッドプッシュ、サンドバッグランジなど)を交互に行う、過酷なフィットネスレースだ。会場は大音量の音楽と演出用の照明に包まれ、極限まで鍛え上げられた男女が集うエネルギッシュな空間である。しかし、その洗練された外観の裏には、美しさではなく、忍耐力や回復力、そして達成感に焦点を当てた、人間味あふれるもう一つのドラマが存在しているはずだ。

60代で初挑戦!股関節の手術を乗り越えて掴んだ世界への切符

ニューヨーク在住のカーラ・カンザニさん(61歳)は、39年間にわたり個人アシスタントとして勤務する傍ら、日々トレーニングに励んでいる。彼女の目標は単なる健康維持や家族とのハイキングにとどまらない。なんと本格的な大会で競い合うことなのだ。2025年6月の初レース前、35歳ほどの若者たちと一緒にトレーニングをしていたカーラさんは強い不安を感じていたが、結果は目標の2時間を大幅に上回る1時間39分28秒で完走。60〜64歳部門で見事優勝を果たした。

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「完走の瞬間が最高のモチベーション」挑戦を続ける61歳の情熱

その後も挑戦を続けたカーラさんは、シカゴ大会で1時間35分45秒の自己ベストを記録。2年足らずで5つのレースを完走し、スウェーデンのストックホルムで開催された「HYROX世界選手権」への出場権まで勝ち取った。「年齢や人工股関節置換手術のことを考えると、完走できるだけで本当に幸せなはず」と語る彼女だが、ゴールした瞬間の爽快感こそが次の挑戦への原動力になっている。迷っている人には「とにかく一度試してみてほしい。人生で最も過酷だけど、最高の経験になる」と力強くエールを送る。

 

家族の病を乗り越えて──健康で動き続けたいという強い意志

ワシントン州でモーテルを経営するジュリー・ティペッツさん(61歳)も、同部門で世界選手権を戦った一人だ。元々はランナーだった彼女が健康的な生活を追求する背景には、母親を50代前半で乳がんで亡くした経験がある。さらに2人の姉妹も乳がんで他界し、もう1人の姉妹は重度のアルツハイマー病と闘っているという。「自分は生き抜き、病気と戦い続ける」と心に誓ったジュリーさんは、孫たちと跳びはねて遊べるアクティブな身体を維持するため、トレーニングを家族の日常に取り入れた。

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娘や夫とペアで挑む!家族の絆が育むメンタルとモチベーション

ジュリーさんの運動習慣は家族にも受け継がれ、末娘のローレンさんはHYROXのエリート選手として活躍中だ。二人はダブルス部門で出場し、2025年のバンクーバー大会では年齢部門1位(総合7位)を獲得。現在は夫のステーブさんとミックスダブルスにも出場している。過酷なレース中、彼女たちは「自分は気分が良い、自分は強い、自分は速い」という呪文(マントラ)を心の中で唱え続けるという。身体が限界を迎えたときこそ、強い精神力が走りを支えてくれるのだ。

「年齢はただの数字」友情のパワーで世界選手権の完走へ

メイン州出身の医師フラン・ジェンセンさんと看護師ダーリーン・スト・ヒレアさんのペアも、60〜64歳部門で輝きを放っている。地元ジムの「群れの精神で、個人の目標を目指す」という理念のもとで絆を深めた二人は、フランさんの誕生日記念としてボストン大会のダブルスに初出場。見事年齢部門で1位を獲得し、世界選手権への出場を果たした。「年齢のことは考えていない。数字に囚われなければ、何だって挑戦できる」と語る二人は、過酷なレースさえも友情を深める素晴らしい機会として心から楽しんでいる。

※この記事はアメリカ版ウィメンズヘルスの翻訳をもとに、ウィメンズヘルス日本版が編集して掲載しています。

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