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「この資料、何がダメかわかる?」パワハラ気味で教育係を降ろされた女性社員→声が出せなくなって職場環境が改善した残酷な現実

  • 2026.9.16
できない後輩に圧をかける、パワハラ気質な教育係 画像提供:白梅 僚人(@eiichi_manga)
できない後輩に圧をかける、パワハラ気質な教育係 画像提供:白梅 僚人(@eiichi_manga)

「この資料、何がダメなのかわかる?」と威圧的な態度で後輩を追い詰める教育係の坪川。「頑張るって言葉で、努力した気になってるだけだよね?」とさらに詰める。『同じ顔の女』で12万いいねを獲得した白梅僚人さん(@eiichi_manga)の新作漫画『心のおブス絶対殺すマン』を紹介するとともに作者に話を聞いた。

無自覚なパワハラと魔法

心のおブス絶対殺すマン(1) 画像提供:白梅 僚人(@eiichi_manga)
心のおブス絶対殺すマン(1) 画像提供:白梅 僚人(@eiichi_manga)
心のおブス絶対殺すマン(2) 画像提供:白梅 僚人(@eiichi_manga)
心のおブス絶対殺すマン(2) 画像提供:白梅 僚人(@eiichi_manga)
心のおブス絶対殺すマン(3) 画像提供:白梅 僚人(@eiichi_manga)
心のおブス絶対殺すマン(3) 画像提供:白梅 僚人(@eiichi_manga)

坪川に怒られて「作り直してきます」と立ち去る後輩。やり取りを見ていた上司から「新人に辞められても困る」と、坪川は教育係を降ろされてしまう。会社の人たちから頼られていた坪川は、いつの間にか「自分がやったほうが早い」と思うようになり、言い方がきつく感情的になっていることに気づいていなかった。

しかし、突如現れた魔法少女に「心のブスを退治する」と声が出なくなる魔法をかけられてしまう。風邪を理由に社内で無駄な会話をせずに過ごしていると、少しずつ会社全体の雰囲気がよくなっていることに気づくのだった。

心のブスを退治するきっかけ

白梅さんによると、本作は過去の実習先で指導者からパワハラじみた言動を受けた体験が制作のきっかけだという。しかし、あるとき「指導内容そのものには、ためになる部分があったかもしれない」と気づいたそうだ。相手の印象が単なる怖い人から、「適切な指導や感情をコントロールする余裕がない人」に変わり、そこに人間らしさを感じたという。無意識にパワハラをしてしまう人も、ちょっとしたきっかけがあれば変われるのではないかと思いを込めている。見どころは無自覚にパワハラをしていた主人公が何を考え、どのように改心するのかというシーンや、魔法少女補佐の「たぬきゃ」がかわいく描けたことだと語る。

主人公には最初から救われてほしい気持ちがあったと明かす。パワハラは非合理的だと誰もがわかっているはずなのに、それでも行為に及んでしまう人は、実は追い詰められていたり苦しんだりしているのではないかと分析する。周囲に嫌われながらも仕事には一生懸命な主人公が、「私は会社に必要ない」と気づかされたまま終わるのはあまりに救いがないと考えたそうだ。「心のブス」は誰もが持っているが、私たちも主人公のようにきっかけがあれば退治してより美しく生きていけるはずだとラストに込めた思いを語ってくれた。落ち着いたら続編も描きたいとのことだ。

取材協力:白梅僚人(@eiichi_manga)

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