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息子の妻にだけ送り続けた長い文を、私は3年、配慮のつもりでおりました

  • 2026.9.13
ハウコレ

その場で言えば孫と息子の前で息子の妻に恥をかかせると考え、帰ってから書いていたはずでした。3人の画面に自分の文が並んだとき、私が最初に思ったのは息子の妻のことではありませんでした。

門の前で車が見えなくなるのを待ってから、私は台所の椅子に腰かけ、忘れないうちに書きはじめました。

その場では、笑っていました

息子たちが帰ってくるのは年に3度ほどです。孫が座卓の上に立ち、息子の妻が「座卓は降りようね」と言いかけたので、私は先に手を伸ばして「いいのよ、そんなこと。元気があっていいわねえ」と笑って抱き下ろしました。孫の前で母親が叱る場面をこしらえたくなかったのです。私が結婚したばかりのころ、姑は人の集まっている場で同じことを私に言いました。あの座り心地を、孫と息子に見せたくありませんでした。

だから、息子の妻1人へ書きました

帰ったあとに書くと決めたのは、それが思いやりだと信じていたからです。細かく書けば伝わると思い、文が長いほどこちらの気づかいの量まで伝わるようにも思っていました。返ってくるのは毎回「気をつけます」の1通で、私はそれを届いた証しとして数えていました。あの場面で息子の妻の言葉をさえぎったのは私です。それを文に書いたことはありません。

息子には、書きませんでした

同じことを息子に書いたことは一度もありません。息子に書けば、母さんうるさいよ、で終わります。言い返してこない相手を選んでいたのだと、書いている間は考えないようにしていました。新しいチャットに呼ばれて開くと、私の書いたものが日付の順に並び、息子の名がその画面にあります。私が打ったのは「息子には、見せないでください」でした。息子に見せられないものを、息子の妻には送っていたのです。

そして...

返ってきたのは「私にだけなら、書けるということですね」の1通でした。息子から電話があり、私は言い訳を並べようとして途中でやめ、書いていた文のことを自分の口で話しました。孫の前で息子の妻が口を開いたとき、私はもう手を伸ばしません。書きたくなった日は、書いて、送らずに閉じます。それが今の私にできることです。

(60代女性・パート)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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