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中村敬斗も続け!「リヨン史上最高額で売れた選手」TOP5

  • 2026.9.10

フランス屈指の名門リヨンは、数多くのスターを世に送り出してきたクラブだ。アカデミー出身者だけではなく、他クラブから獲得した若手を飛躍させ、欧州のビッグチームへ輩出していく。

今回は『Transfermarkt』のデータを使用し、リヨンが売却した選手のうち移籍金が高かった5人を紹介する。

5位:ブラッドリー・バルコラ

画像: (C)Getty Images
(C)Getty Images

移籍金:4500万ユーロ(およそ82億円)

移籍先:パリ・サンジェルマン

リヨン近郊に生まれ、8歳だった2010年にアカデミーへと加入したバルコラ。長い時間をクラブで過ごし、2021年にプロ契約を結んだ。トップチームデビューは同年11月、ヨーロッパリーグのスパルタ・プラハ戦。その残り8分ほどで投入されると、いきなりアシストを記録している。

そして本格的なブレイクは2022-23シーズンのこと。ローラン・ブラン監督のもとで定位置を掴み、リーグアン26試合で5得点9アシストを記録し、世界屈指の若手アタッカーへと駆け上がった。

しかしながら、そのブレイクからわずか1年でリヨンを離れることに。2023年夏にPSGが4500万ユーロの高額な移籍金を提示したからだ。20歳のアカデミー出身選手が、実質1シーズンの活躍でこれだけの金額を生んだことになった。

もちろんその後の伸びも止まらなかった。ルイス・エンリケ監督のもとでフランス代表に定着し、2024-25シーズンにはPSG初のチャンピオンズリーグ制覇に貢献。さらに翌2025-26シーズンも欧州王者となっている。

そして2026年夏にはリヴァプールへ。報じられた移籍金は1億2000万ポンド規模(およそ253億円)だった。

4位:フェルラン・メンディ

移籍金:4800万ユーロ(およそ87億円)

移籍先:レアル・マドリー

彼はリヨン生え抜きではなく、ル・アーヴルから2017年夏に加入した選手だ。当時22歳だった左サイドバックは、リヨンでの2年間だけで世界最高峰のクラブへ駆け上がった。

猛烈なスピードで左サイドを上下し、対人守備では簡単に剥がされない。加えて、ボールを持って相手のプレスを外しながら前進する能力も高く、現代的なサイドバックに求められる条件をすべて備えていた。

そして2019年夏、レアル・マドリーが動いた。その移籍金は4800万ユーロ。ル・アーヴルから獲得した選手を短期間で世界的DFに仕立て上げ、クラブに大きな利益を残した。

ステップアップしたレアル・マドリーでも2026年までに公式戦210試合に出場し、チャンピオンズリーグ2度、ラ・リーガ3度を含む13のタイトルを獲得している。

3位:ブルーノ・ギマランイス

移籍金:5010万ユーロ(およそ91億円)

移籍先:ニューカッスル

ブラジルで将来を嘱望されていたMFを引き取り、プレミアリーグを代表する選手にまで仕上げた。リヨンのスカウティング能力を語るうえでも外せない一件といえるだろう。

アトレチコ・パラナエンセでの活躍を経て、2020年1月にリヨンへと加入。アンカーでもインサイドハーフでもプレーでき、ボール奪取力、展開力、プレス耐性を兼ね備え、守備から攻撃を始められる選手だった。

さらに2020年には東京五輪でブラジルの金メダル獲得に貢献。国際的に評価を固めると、2022年1月にニューカッスルが5010万ユーロで獲得した。

以後の歩みは知っての通りであり、クラブのプレミア残留を手繰り寄せ、翌シーズンにはチャンピオンズリーグ出場権を掴む。さらにキャプテンも任され、2025年にはリーグカップを制覇。クラブにとって70年ぶりの国内主要タイトルを主将として掲げた。

そして2026年夏、195試合31得点を残してアーセナルへ移籍。報じられた額は7500万ポンド(およそ158億円)だった。

2位:アレクサンドル・ラカゼット

移籍金:5300万ユーロ(およそ96億円)

移籍先:アーセナル

5人のなかで、リヨンとの結びつきが最も深い選手だろう。

リヨン生まれで、12歳だった2003年にアカデミーへ入り、2010年に19歳でトップチームデビューを果たした生え抜きだ。当初はウイングとしてプレーしたが、その後ストライカーとしてブレイクを果たした。

2014-15シーズンにはリーグアンで27得点を挙げて得点王となり、リーグ年間最優秀選手にも選出。さらに2016-17シーズンにもリーグ戦28得点を挙げ、その夏についにプレミアリーグへステップアップした。

当時アーセン・ヴェンゲル監督率いていたアーセナルが支払った5300万ユーロは、当時のクラブにとっては史上最高額級の投資だった。プレミアリーグでは特有の強度に適応しながら、公式戦206試合71得点。2018-19シーズンにはクラブ年間最優秀選手に選ばれ、2019-20シーズンにはFAカップも掴んでいる。

そして2022年、契約満了とともにフリーエージェントでリヨンへ戻った。31歳での帰還にもかかわらず、2022-23シーズンはリーグ戦27得点。財政面でも成績面でも苦しむ古巣を、キャプテンとして支え続けた。

1位:タンギ・エンドンベレ

移籍金:6200万ユーロ(およそ112億円)

移籍先:トッテナム

リヨン史上最高額の売却として記録されているのが、タンギ・エンドンベレだ。そのキャリアは、5人のなかでも際立って劇的だった。

彼はギャンガンの下部組織ではプロ契約を勝ち取れず、アミアンへ。2部リーグで力をつけ、2017年夏に期限付き移籍でリヨンへやって来た。

そこから彼の才能は一気に開花した。圧倒的な身体能力、そして攻守両面で貢献できるオールラウンドなプレーは、まるでかつての英雄マイケル・エッシェンのようだと評価された。

マンチェスター・シティら欧州トップクラブを相手に見せたパフォーマンスで評価が急騰し、2019年夏にはチャンピオンズリーグ準優勝直後のトッテナムが6200万ユーロで獲得した。

これはトッテナムにとってもクラブ史上最高額級の補強で、マウリシオ・ポチェッティーノのチームを次の段階へ引き上げる存在として期待されたが、次のキャリアは思うように進まなかった。

コンディション、守備強度、運動量を巡って評価が定まらず、監督交代も重なり、パフォーマンスも低下。リヨンへのレンタル復帰、ナポリ、ガラタサライへの期限付き移籍を経験し、トッテナムとの契約は2024年に双方合意で解除された。

その後はニースへ。2024-25シーズン前半は25試合に出場して往時を思わせるプレーも見せたが、負傷の影響で出番は減り、2025-26シーズンは13試合。2026年夏に契約満了で退団している。

※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。

筆者:石井彰(編集部)
画像提供:Getty Images

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