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社会人バレーの新人がSNSに無断投稿→次回の練習で主将が彼に任せた“まさかの役割”とは

  • 2026.9.10

今回紹介するのは、筆者の知人であるSさん(30代男性)から聞いた、地域の社会人バレーボールチームでの出来事です。Sさんが主将を務めていた頃、入団して数か月のメンバーが、秋のリーグ戦の写真をSNSへ投稿しました。チームを盛り上げたい善意からの行動でしたが、写り込んだ人への配慮が抜けており、数日後の練習で抗議の声が上がったのです。主将としてSさんがその場で決めた内容と、その後にチームで起きた変化をお伝えします。

人数不足に悩んでいた社会人バレーボールチーム

私が主将を務めていたチームは、長い間、人数不足に悩まされていました。交代要員に余裕はなく、誰かが仕事で欠ければ練習メニューを組み替えるしかありませんでした。

そんなチームに、Tさん(20代男性)が加わってくれました。入団して数か月ながら、チームのために何かしたい気持ちが人一倍強い人でした。

試合写真のSNS投稿で、練習の空気が固まった日

秋のリーグ戦の初戦後、Tさんは試合中の写真を何枚もSNSへ投稿しました。ところが写真には、相手チームの選手や、応援に来た他の家族の子どもの顔がはっきり写り込んでいたのです。

数日後の練習で、写り込んだメンバーの一人が「勝手に載せられるのは困る」と強い口調で抗議し、場の空気が固まりました。Tさんは「宣伝のつもりだった」とだけ言い、そのまま黙り込んでしまったのです。

主将が全員の前で決めた「2つの約束」

私は、その場でTさんを責めませんでした。悪意がないと分かっていましたし、全員の前で追い詰めても、同じことは繰り返されると考えたからです。

代わりに決めたのは2点だけでした。「載せる前に写っている人へ確認する」「相手チームが特定できる写真は載せない」。そのうえで、投稿をやめさせるのではなく、Tさんに広報係を任せました。

広報係を任された新メンバーが起こした変化

それ以降、Tさんは試合前に、相手チームの代表へ自分から撮影の可否を尋ねに行きました。確認を経た写真が並ぶようになり、投稿が途切れることはありませんでした。

半年後、投稿を見た経験者2人が体験参加に来てくれました。長年の人数不足が解消したのは、2人が加わってからでした。

まとめ

善意の投稿が抗議を招いた出来事でしたが、私は責任を追及せず、2点の約束を決め、投稿する役割そのものをTさんに預けました。その結果、Tさんは確認を取る習慣を身につけ、新しい仲間も加わったのです。

今でも私は、あの一件がなければ、チームは人が集まらないままだったと思っています。試合の写真をSNSへ載せるなら、投稿する前に、写っている人へ一声かけてみてください。

【体験者:30代・男性、回答時期:2026年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Qolyコラムニスト:Yutel_06
幼少期からさまざまなスポーツに親しんできた、10代の現役学生ライター。合気道やテニス、アーチェリーなど、ジャンルの異なる競技と向き合ってきた。自身の経験に加え、周囲にもスポーツに取り組む友人や知人が多く、競技の裏側や選手ならではの悩み、恋愛、人間関係など、リアルなエピソードに触れる機会がある。そうした実体験や身近な声をコラムとして執筆している。

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