1. トップ
  2. マンガ
  3. 「えー、自分で作るの?」高熱の妻に嫌な顔をした夫、ワンオペ3日目の夜に台所で止まった音

「えー、自分で作るの?」高熱の妻に嫌な顔をした夫、ワンオペ3日目の夜に台所で止まった音

  • 2026.9.10

「俺ってかなり協力してるよね?」

共働きで、保育園に通う息子がひとりいます。

それなのに、食事の支度も洗濯も、息子の保育園の準備も、ほとんど私の担当でした。

夫は、たまにゴミ出しをしただけで、誇らしげにこう言うのです。

「俺ってかなり協力してるよね?」

家事は手伝ってやっている、という態度が、ずっと引っかかっていました。

けれども、言い合いになるのも面倒で、私は黙ってやり続けていたのです。

ところがその冬、私は高熱を出して寝込みました。

夫は最初こそ「大丈夫?」と言ったものの、あとはソファでスマホを見てゴロゴロしています。

夕方になって、夕飯はどうするのかと聞かれたので、私は布団の中から答えました。

「冷蔵庫の冷凍うどん、適当にやって」

「えー、自分で作るの?」

夫は、本気で嫌そうな顔をしました。

その瞬間、私は熱よりも寒いものを感じました。

この人は、私が全部やるのが当たり前だと、心から思っていたのです。

ワンオペ3日間の、夫

私の熱は下がらず、そのまま3日間、まともに動けませんでした。

おかげで夫は、家事と息子の世話を、はじめて全部ひとりでやることになったのです。

1日目の朝、夫は息子の保育園の持ち物がわからず、私の枕元に3回も聞きに来ました。

夜には洗濯機を回し忘れて、息子の着替えが底をつきました。

2日目、夫はうどんを焦がしました。鍋の底に張りついた麺を、息子が「くろいうどん」と呼んで喜んでいました。

3日目の夜、台所からは、洗い物の音とため息が交互に聞こえてきました。

私は布団の中から、3日前と同じ言葉を、同じ調子で言いました。

「冷蔵庫の冷凍うどん、適当にやって」

台所の音が、ぴたりと止まりました。

しばらくして、夫が寝室のドアを開けました。

エプロンは濡れ、髪には米粒がついています。そして、小さな声で言いました。

「毎日これやってたの、普通にすごいわ」

「協力してるとか、言ってごめん」

今まで絶対にそんなことを言わない人だったので、私は驚いて、熱があるのも忘れて笑ってしまいました。

それ以来、夫は自分から洗い物をするようになりました

それ以降、夫は少しずつですが、自分から洗い物をしたり、息子の保育園の準備をしたりするようになりました。

もちろん今でも完璧ではありません。けれども、「協力してる」という言葉は、あれから一度も聞いていません。

冷凍うどんは、いまも冷蔵庫に常備してあります。夫が自分で作れるようになった、最初の料理だからです。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ