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「今日のご飯はなに?」長男の微熱で3週間ホテルに逃げた夫、肌ツヤツヤで帰宅した夜に妻が食卓に置いた明細

  • 2026.9.7

長男の微熱と、夫からのメッセージ

幼稚園に通う男の子がふたりいます。夫は毎日帰りが遅いので、平日はほとんど私ひとりで子どもを見ていました。ある冬の日、長男が幼稚園から帰ると、微熱と鼻水、それに咳が出ていました。心配になって夫にメッセージを送ると、すぐに返事が来ました。

「コロナかインフルかもしれない。うつると困るから、僕は今日からホテルに泊まるね!」

「治ったら連絡ちょうだいね」

私はスマホを持ったまま、しばらく動けませんでした。子どもの心配は、ひとことも書かれていません。それでも、その夜は長男の看病で手いっぱいで、怒る余裕すらありませんでした。

案の定、風邪は次男にうつり、最後には私にもうつりました。熱のある体で、ふたりの子どもの看病と食事の支度をする毎日でした。そのあいだ、夫からは「まだ治らない?」というメッセージが、数日おきに届くだけです。結局、夫のホテル暮らしは、3週間におよびました。

「今日のご飯はなに?」

ようやく全員が回復したころ、夫は満面の笑みで玄関に立っていました。

「いや〜、やっぱり家はいいね!」

「今日のご飯はなに?」

ねぎらいの言葉は、ひとつもありません。そのうえ、夫の肌は妙にツヤツヤしていました。泊まっていたのは、朝食と夕食がついて、天然温泉まである有名ホテルだったのです。私は返事をせずに、食卓に一枚の紙を置きました。

それは、ホテルから届いていた3週間分の明細でした。家計のカードで支払われていたので、金額は私も知っています。合計は、家族4人の1か月分の生活費より多い額でした。

「これ、うちのカードから引き落とされてるよね」

「え、ああ、うん。緊急だったし」

「じゃあ、私たちも緊急ということで」

私は、もう一枚の紙を出しました。同じホテルの予約確認書です。宿泊者は私と子どもふたり、日程は3泊4日、もちろん温泉つきです。夫と同じカードで、すでに予約を済ませていました。

「看病で疲れたから、私たちも療養してくるね」

「治ったら連絡するから」

夫は口を開けたまま、明細と予約確認書を交互に見ていました。それから何か言いかけて、やめました。自分が送ったメッセージと、同じ言葉だったからです。

週末、子どもふたりと旅行かばんを持って出かけました

その週末、私は子どもふたりと旅行かばんを持って、玄関を出ました。見送りに立った夫に、最後にひとつだけ答えておきました。

「今日のご飯は、冷凍うどんね」

温泉から帰ると、夫は自分から食事の支度をするようになりました。子どもが熱を出したときも、いまは夫が先に病院へ連れていきます。肌のツヤは、私のほうが上になりました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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