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「小遣いは月2万円で我慢してね」家のためにと夫を節約させた妻、月末に夫が水筒と弁当の横に置いたカード明細

  • 2026.9.7

戸建てのための、月2万円

結婚して3年目に、戸建てを建てようという話になりました。

頭金を貯めるために、夫婦で節約しようと決めたのです。

家計を握っているのは妻で、私の小遣いは、その日から月2万円になりました。

私も賛成でしたし、家計のことは妻を信頼していました。

「小遣いは月2万円で我慢してね」

「家のためだから」

私は素直に従いました。毎朝のコンビニのコーヒーは水筒に替え、昼は自分で弁当を詰めました。

同僚の飲み会も、月に一度だけにしました。財布の中身はいつも寂しかったのですが、家のためだと思えば、それほど苦ではありませんでした。

妻も「洋服も化粧品も控えてるよ」と言っていましたし、私はそれを信じていました。

届いたカードの明細

ところが月末、家計のカードの明細が、たまたま私の手に届きました。

そこには、居酒屋の名前が8回も並んでいました。

合計すると、10万円を超えています。よく見ると、先月も、その前の月も、同じような金額でした。

居酒屋の名前は、どれも妻の職場の近くの店ばかりです。

その夜、私は明細を食卓に置いて、妻に聞きました。

すると妻は、悪びれもせずに答えました。

「職場の後輩に奢ってるの。付き合いだから、仕方ないでしょ」

「先輩なんだから、奢るのが当たり前なの」

私は、しばらく言葉が出ませんでした。

毎朝水筒を洗っていた自分が、急にばかばかしく思えてきました。

それから、自分の水筒と弁当箱を、明細の横に並べました。

「じゃあ、僕も付き合いで月10万円使っていい?」

妻は黙りました。

私はもうひとつ、貯金の通帳を開いて見せました。

この10か月、妻の奢りに消えた金額を足すと、予定していた頭金の3分の1にあたります。

残高は、私が計算していた額より、はっきりと少ないままでした。

妻は通帳と明細を交互に見て、みるみる青ざめました。

「来月から、君の小遣いも2万円ね」

「後輩には、割り勘でって言っておいて」

妻は小さくうなずきました。

翌月から、妻は飲み会で割り勘を宣言しました。

すると、あれほど毎週のように誘ってきた後輩たちからの誘いは、ぴたりと止まったそうです。後輩たちが慕っていたのは、妻ではなく妻の財布だったのです。

妻は帰ってきて、ぽつりと言いました。

「奢ってたから、慕われてたのね」

私は何も言わずに、久しぶりにコンビニのコーヒーを買いました。妻は家計簿アプリを入れて、私と共有するようになりました。頭金は、来年の春には貯まりそうです。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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