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21歳貴田遼河、中学生で名門ヴェルディから街クラブに移った理由がスゴい 「すごい厳しい環境でしてたんで…」

  • 2026.9.8

いまや多くの日本人選手が海外でプレーしているが、南米のサッカー強国アルゼンチン行きを選んだ異色の若者がいる。

ディエゴ・マラドーナらを輩出した名門アルヘンティノス・ジュニオルスに所属する貴田遼河だ。

貴田は2005年生まれの21歳。東京都出身で東京ヴェルディの下部組織に所属していたが、街クラブであるFC多摩ジュニアユースを経て、名古屋グランパスでプロになった。現在は名古屋からのレンタルという形でアルゼンチンでプレーしている。

その貴田は、テレビ東京の『FOOT BRAIN』で、ヴェルディから街クラブへ移ることを決めた理由についてこう語っていた。

「ヴェルディってすごい色んな環境が整っていて、練習後にご飯も出たし、小学校から人工芝でできるし、元プロの選手からの指導があったりとか、そういう特別なすっごい環境でサッカーを小学2年生からさせてもらって。

中学校に上がるタイミングでもうちょっと厳しい環境に身を置いた方がいいんじゃないかっていう…。

(FC多摩は)平日は夜遅くまでやったりとか、土日・祝日は2部練習だったりとか、すごい厳しい環境でしてたんで、そこで3年間頑張ろうっていう話になりました。

(両親は)僕以上に多分考えて…考えて、考えて、出した決断だと思うし、僕以上に色んな負担とかもあったと思うんで、そういうのをいま考えるとすごいありがたいなと思っています」

また、母である香織さんはこう説明していた。

「我が家はもともとジュニアでヴェルディに所属することになった時から通うのに、送り迎えでも40分から1時間かかりましたし、自分で電車で通うのも1時間、往復だと2時間~3時間…。

時間が本当にもったいないっていうところが1番ネックだったので、もう少し練習するにはヴェルディのグラウンドの近くに住みたいっていうところで…。

やっぱり環境を与えられるのは親しかいない、できないっていうところから、家族で話し合って、ヴェルディグラウンドの近くに引っ越そうっていうので、家族全員一致で引っ越しをして。

遼河は練習量をそこで確保できたので、ヴェルディの練習以外にもヴェルディグラウンドに日々通って、自主練習をできるっていう環境を…。

ちょっと昭和かもしれないんですけども(笑)がっつり練習するべきだっていう考え方があったので、本人自体も2時間とかの時間だと少ないっていうので、もっと練習したいっていうところがまずは1番あって。

そういったところからやっぱり練習量ってすごい大事だし、自分自身も練習をもっともっとやりたいっていう気持ちが強くなって。

あとは、もう少し厳しいところで自分の身を置いて、練習に励んで活躍していきたいっていう本人の意思もあったので、ヴェルディをやめて、FC多摩に行ったっていう経緯があるんですけれど…」

ヴェルディに入団する時点で、練習量を確保するためにわざわざ一家そろって引っ越しまでしていたそう。

それにもかかわらず、より厳しい環境に身を置くために中学の時点で街クラブへ移る決断を下したとのこと。

向上心の塊のような貴田は、今年3月にアルゼンチン1部リーグで歴史的な初ゴールを記録。さらなる成長に期待したい。

筆者:井上大輔(編集部)
画像提供:Getty Images

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