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「友達だから無料でいいでしょ?」新米をねだった友人に、私が指さした限定グッズ

  • 2026.9.8
ハウコレ

実家が米農家だと知った友人から、「新米ちょうだいよ」と言われました。値段を伝えようとしても、「友達だから無料でいいでしょ?」と引きません。私はテーブルの端に置かれた、彼女の大切な物を指さしました。

流してきた小さな違和感

彼女とは、同じ推しのファン同士としてネットで知り合いました。付き合いは半年ほどです。イベントへ一緒に行き、カフェで感想を話す時間は楽しく、会う回数も増えていました。ただ、割り勘の端数を私が多めに出したり、私が貯めたポイントを会計に使おうとしたりすることもありました。気になってはいましたが、その程度で関係を悪くしたくはなくて、私は流していました。

実家が米農家だと話したのも、新米の話題になったときの雑談です。

「余ってるやつでいいから」

いつものカフェで、彼女が「実家農家なんでしょ?新米ちょうだいよ」と言いました。実家では直販もしているため、私は販売価格を伝えようとしました。

すると、「友達だから無料でいいでしょ?」と返ってきます。せめて送料だけでもと話しても、「余ってるやつでいいからさ」と引きませんでした。

私は子どもの頃から田植えや稲刈りを手伝ってきました。家族が時間をかけて作った米を「余っている物」として扱われることは、それまでの端数やポイントとは違っていました。

テーブルの端を指さした

彼女のそばには、発売日に3時間並んで買った限定のアクリルスタンドがありました。私はそれを指さし、「じゃあ、そのアクリルスタンド、友達だから無料でちょうだい」と返しました。彼女はすぐに、「それとこれとは別だよ。これは私が並んで買ったんだから」と言います。

「同じだよ。うちのお米も、家族が春から秋までかけて作ってるから」

彼女はそれ以上米の話をせず、次のイベントの話題へ変えました。帰り道には、昔からの友人から「今年も新米お願い。代金振り込むね」とメッセージが届きました。同じ新米の話なのに、受け取り方はずいぶん違いました。

そして...

数日後、彼女から「この前はごめん。2キロぶん、ちゃんと買わせて」と届きました。私は実家へ注文をつなぎました。そのあと、玄関に置いたままだった新米の箱を開けました。袋には、母の字で品種と値段が書いてあります。私はその部分を写真に撮り、彼女への返信に添えました。無料で渡さなかったことより、家族がつけた値段をそのまま受け取ってもらえたことのほうが、私には大事でした。

(20代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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