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新選組のふるさと日野市へ、土方歳三ゆかりの地をバイクで巡る

  • 2026.9.7

神奈川県在住のライダー・小池延幸さんが愛車で東京都日野市を訪れ、新選組副長・土方歳三ゆかりの史跡を巡った。日野宿本陣や高幡不動尊、新選組のふるさと歴史館など、地元に受け継がれる新選組の記憶をバイクで辿るツーリングレポートを寄せてくれた。

土方と近藤勇が出会った日野宿本陣

甲州街道の宿場町として栄えた日野には、都内に現存する唯一の本陣建築「日野宿本陣」が残る。名主・佐藤彦五郎の自宅であり、彦五郎の義弟にあたる土方歳三が若い頃から出入りしていた場所だという。バイクを停めたのは本陣の「冠木門」前。傍らの石碑には「天然理心流佐藤道場跡」と刻まれている。

この地に江戸の試衛館から出稽古に訪れていたのが、後の新選組局長・近藤勇だった。彦五郎と近藤は門弟の間柄で、土方や沖田総司、井上源三郎らもこの道場を通じて出会ったと伝えられる。玄関脇の18畳の広間は、土方が稽古の後によく昼寝をしていた場所とも言われているそうだ。

本陣の向かいには観光案内所を兼ねる「日野宿交流館」があり、新選組グッズなどの土産物も扱っている。

高幡不動尊と歴史館で辿る土方歳三の足跡

土方家の菩提寺である高幡不動尊金剛寺には、境内を見下ろすように土方歳三の銅像が建つ。土方の生家は同寺の檀頭格の旧家で、豪農であったと伝わる。門前には「開運そば」という店があり、名前にちなんで縁起の良さそうな一杯を味わったという。

「新選組のふるさと歴史館」では、浅葱色の「誠」の垂れ幕が来館者を迎える。館内の巨大な土方歳三像は、地元・都立日野高校の生徒有志が約19万本の爪楊枝で制作したものだそうだ。新選組の京都屯所や函館奉行所を再現したパネル前は撮影スポットになっている。

新選組局長の近藤勇は石原村(現・調布市)、副長の土方歳三は石田村(現・日野市)、六番隊組長の井上源三郎は北原(現・日野市)の出身とされる。日野市は「新選組のふるさと日野」としてPRしており、日野宿本陣・井上源三郎資料館・佐藤彦五郎新選組資料館など、地域で受け継がれてきた資料を公開する施設が点在する。バイクでのアクセスも良く、史跡を巡りながら幕末の記憶に触れてみてはどうだろうか。

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