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3パット減らしたいなら試してみて!即上達するパッティング練習法

  • 2026.9.7

練習すると、もっとも早く上達するのがパット!単にカップを狙うだけでなく、ストローク中に意識するところや動かし方のポイントを学んで"プロ流"の練習をマネると間違いなく飛躍的にうまくなる!

自分なりの"ものさし"を作ろう「3つのテークバック」で距離を歩測!

3パット減らしたいなら試してみて!即上達するパッティング練習法
テークバックの大きさを3つに分けそれぞれの距離を歩測する

パットの距離感を合わせるには、自分なりの"ものさし"を作ることが大切です。そのために私が採用しているのが、テークバックの大きさを3つに分け、それぞれの距離を歩測するという方法です。

まずは、右足親指の前までパターのヘッドを引いてボールを打つ。次は、右足小指の前まで。そして最後は、右足の外まで。靴のヨコ幅1足ぶんが目安です。もちろんストロークのスピードとインパクトの強さは同じにして、転がった距離を歩測します。

この"ものさし"を各コースの練習グリーンで試せば、「このグリーンは速い(遅い)」「昨日と今日ではコンディションが違う」といった点に気づき、スコアアップに役立ちますよ。

平らなラインでそれぞれ3球打ち、歩測。その平均値を自分の“ものさし”にする

左手とフェースの向きを合わせる

左手のひらとフェースの向きをそろえて握るのが清本流。これにより、右手が悪さをすることを防ぎ、

1.右足親指の前

パターのヘッドを右足親指の前まで真っすぐに引き、ボールを打つ。振り幅が小さいからといって、強くヒットするはNG

2.右足小指の前

最初は右足の「親指」の前で、次は「小指」の前まで。インパクトの強さが変わらないように、一定のリズムでストロークを行なう

3.靴1足ぶん右足の外

右足の外までパターのヘッドを引く。靴のヨコ幅1足ぶんが目安で、ストロークのスピードをそろえて打つことが大事

インパクトがゆるまない!強くしっかり打てる!「2本のティーペグ」でゲートを作る

3パット減らしたいなら試してみて!即上達するパッティング練習法
ボールとともに2本のティーを同時に打てばフェースの向きがスクエアになり強い球で真っすぐ転がる

パットの名手と呼ばれる一流プロに共通しているのは、インパクトがゆるまず、ボールを強くしっかり打っていること。短い距離でも「コツン!」という心地よい打球音が鳴ります。

この強くて正確なインパクトを作るには、2本のティーペグを用意し、ボールを挟んでゲート(門)を作ります。そして、ボールとティーぺグをほぼ同時に打つ。実際はボールのほうが先に当たりますが、同時に打つつもりで真ヨコから叩くことがポイントです。

こうするとインパクトが強くなるうえに、フェースの向きがスクエアになる。インパクトがゆるんでしまい、ショートのミスが多く出る人は、ぜひ試してみてください。

ボールの幅でゲート(門)を作り、その真ん中にボールをセットする

構えたときの頭の位置をキープし、打ち終わるまで頭をしっかり残すことが大事

頭が動くとインパクトがゆるんで、フェースの向きがバラついてしまう

ボールとティーペグを同時に打つ

肩の動きを主体にして、ボールとティーペグを真ヨコから叩くイメージでレベルブローに打つ

あえてカップインをしない!「特製シート」を使いタッチを磨く

3パット減らしたいなら試してみて!即上達するパッティング練習法
平らなストレートラインから練習をはじめて、上りや下り、フック、スライスラインでも行なう特製シート/オーバーはここまで

パットの練習は、カップを狙うのが一般的ですよね。ただ、ボールをカップインさせると、方向性の善し悪しはチェックできても「その打球がどのくらいの強さだったのか」「イメージした距離感を正確に出せていたのか」がわかりません。

そこで私は、カップと同じ大きさの薄いゴム製のシートを作製し、カップの代わりに使います。そのシートの奥には、カップをオーバーしたときの許容範囲の目安として、1本のティーペグを挿しておく。

このようにして練習すると、打球が特製シートの上を通過するので、転がった距離を正確に把握できる。曲がるラインは、どの強さで打つとどのくらい曲がるのかがはっきりとわかり、タッチを磨くことができます。

ボールをカップインさせると、打った強さがわかりにくく、数センチ単位の正確な距離感がつかめない

「手づくりの特製シートを持ち歩き、スタート前にも使っています」(澁澤)

特製シートをセットし、歩幅2歩の距離のところにボールを置く。そして1歩ぶんずつ、打つ距離を伸ばしていくのが澁澤流

「これ以上オーバーしたら返しのパットがヤバい!」という距離にティーペグを挿す。澁澤の場合は、靴2足ぶん(50センチ前後)を目安にしている

打球の強さと曲がり幅をチェック!

タッチを変えて打つと打球の曲がり幅がどう変わるのか。特製シートの上を通過させることで、強さと曲がり幅の関係性や、そのグリーンの特性がわかる

一体感を高めてストローク

手打ちにならないように「肩、腕、クラブ」の一体感を高めて、ショルダーストロークで振る

3パットを減らす練習グリーンの1球目は「目標を見たまま」打つ!

3パットのミスを減らしてスコアをよくするには、スタート前に練習グリーンでそのコースのグリーンコンディションをつかむことが第一。わずかな時間でもボールを転がして、芝の状態やグリーンの速さをチェックしましょう。

その1球目は、100メートル以上先に目標を設定し、その目標を見たまま打つ!ボールを見るのはダメ!顔を目標に向けて、目で見た感覚と体で感じる距離感を重視してください。

そして、それらの感覚と実際にボールが転がった距離に、どのくらいのズレがあるのか。何球か続けて打ち、距離を合わせながらそのズレを埋めていくと、そのグリーンに対してタッチが合うようになりますよ。

ールを見ないで感覚を重視

目で見た感覚(目から入る情報)と、体全体で感じる距離感を重視しよう

ロングパット

顔を目標に向けて目標を見たままボールを打つ

10メートル以上の距離からスタート

何球か続けて打ち、自分の感覚と実際にボールが転がった距離のズレを埋めていくことが大事

ショートパット

ショートパットは2本のスティックを使用し体の向きとヘッドの動きをチェック。スティックの幅のなかでヘッドを真っすぐに振る

×ヘッドがスティックからハミ出すのはNG。地面に目印になるものを置いたほうが、ヘッドの動きがよくわかる

ショートパットで練習を仕上げる

平らなストレートラインにボールを置き、2本のスティックを平行、かつカップに真っすぐ向ける

"引っかけ”が直らない人の特効薬スライスラインは「順手」フックラインは「逆手」

3パット減らしたいなら試してみて!即上達するパッティング練習法
スライスラインは左に引っかけてもカップインの可能性が残るが、フックラインはノーチャンス。握り方を変えることでそのミスを防ぐ

どうしても"引っかけ”のミスが直らないときは、パターの握り方を思いきって変えてみましょう。

左に引っかけるクセがある人は、ラウンド中に1度でも引っかけると、恐怖心や不安感が増しますよね。すると、インパクトで体の左サイドの動きがつまる(止まる)ので、フェースが急激に返り、余計に引っかけてしまう。この悪循環は、左に外すとノーチャンスになるフックラインでより顕著に現れます。

そのため、フックラインのときだけグリップを「逆手」、いわゆるクロスハンドにするのが修正法の極意。私は試合でもやりますが、練習で試すだけでも効果バツグンですよ!

手の位置を上下反対にする

3パット減らしたいなら試してみて!即上達するパッティング練習法
スライスライン(左写真)フックライン(右写真)

スライスラインやストレートラインは「順手」にして、フックラインのときだけ手の位置を上下反対にする「逆手」でパターを握る

左肩の動きがつまらずスムーズにストロークできる

「逆手」の利点は左肩の位置が低くなり、体の左サイドがなめらかに動くこと。フェースの向きが安定し、引っかけのミスが出にくい

左手1本でパターを握り、右手を左肩にあてがうと、左肩の正しい動きがわかる

左肩の動きが止まると、フェースが急激に返ってしまい、引っかけのミスが出る

いかがでしたか? パッティングをマスターしましょう。

清本美波
●きよもと・みなみ/2005年生まれ、愛知県出身。153㎝。23年のプロテストにトップ合格。今季は男子ツアーの「前澤杯 MAEZAWA CUP」に出場し、話題に。ジェイテクト所属。

林菜乃子
●はやし・なのこ/1997年生まれ、神奈川県出身。154㎝。18年のステップアップツアー「京都レディースオープン」で初優勝。師匠の芹澤信雄にはプロ入り前から指導を受けており、師匠ゆずりの教え上手。

澁澤莉絵留
●しぶさわ・りえる/2000年生まれ、群馬県出身。160㎝。19年のプロテストに合格。25年はレギュラーツアー11試合、ステップアップツアー16試合に出場。初優勝が待たれる若手有望株。清水建設所属。

レッスン=リ ハナ
●2001年生まれ、韓国出身。157㎝。23年「樋口久子 三菱電機レディス」でツアー初優勝。切れ味鋭いショットが武器。26年はステップアップツアーの「ツインフィールズレディス」2位。飯田通商所属。

構成=小山俊正、岡田豪太、鈴木康介、石川大祐
写真=田中宏幸、相田克己、高木昭彦

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