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貯金が底をついて始めた「持たない暮らし」10年目、手放した物とお金の使い方の変化

  • 2026.9.6

貯金が底をついて始めた「持たない暮らし」10年目、手放した物とお金の使い方の変化

自分らしい“持たない暮らし”を楽しんでいる方の実例を紹介します。話題の新刊『「持たない暮らし」の見本帖』から抜粋してお届けするのは、カヨさん。2回に分けてお届けする第1回は、持たないくらしを始めたきっかけや手放したものについて。

PROFILE
カヨさん

持たない暮らし歴:10年
住まい:賃貸マンション
同居家族:夫、息子(9歳)、犬
SNS
Instagram @minimalist_kayo

“足る”を知る。買わずとも必要なものは手元にあるから、お金が貯まっていきます

「小さく暮らす」。生きていくうえでカヨさんがめざすテーマです。

「手放し始めたのは、お金を得るためです。結婚後8年にわたり不妊治療を続け、使ったお金は500万円以上。貯金が底をつき、フリマアプリで家のものを売り始めたのがきっかけです」

部屋に余白が生まれるにつれ、同時に心の中の霧も晴れていきました。治療で疲れきっていた心が、少しずつ元気を取り戻していくように。

ものを持つことはお金の使い方にも深くつながっている、とカヨさん。

「一度必要なものだけに削ぎ落としたら、それでじゅうぶん足りることがわかりました。今あるものを大切に。安易に買い足さないことで、結果的にお金も貯まりやすくなっています」

私が「手放したもの」

ものを減らしたら、大型の食器棚が不要に。部屋の圧迫感もなくなりました

結婚を機に購入した木製食器棚。中身がどんどん減っていき、空きが生まれたためコンパクトなステンレスシェルフに買い替えました。収納場所が限られると、ものが増えにくくなると実感しています。食器棚がキッチンに圧迫感を与えていたことにも気づかされました。防災の観点からも、背の低い収納家具が安心です。

ゴミ箱は場所をとる。空いているシンク下のファイルボックスで代用。

わが家は決して広くない賃貸物件。ゴミ箱を置くと、それだけで場所をとります。そこでキッチンシンク下にファイルボックスを入れてゴミ箱代わりにしています。ゴミ箱が小さいとゴミの量も自然と減り、部屋がすっきりしました。

9割の服を手放し、今は1シーズン10着だけ。着ない服はありません。

10着あれば迷わず2、3コーデはつくれるうえ、「結局着ない」と後悔する服もありません。選ぶときは、心地よさとお手入れのしやすさを念頭に。プチプラの化繊も選びますが、基本的には自然素材の服を、フリマアプリで手放すつもりで大事に着用。シミ抜きなどの手間も厭いません。ときめきも重視しています。服にはパワーがあると思うので、自分に自信が持てるような服を身につけたいのです。

Check!

服選びのマイルール

□自宅で洗える
□なるべく自然素材
□色は「白」「黒」「ベージュ」
□フリマアプリで手放す前提
□よそ行きは1着だけ

これからも不動産は購入しません

老後は持ち家でないと不安、とよく言われますが、不動産は足かせになることも。わが家は持たない代わりに、高齢者施設への入居などに使うお金はすでに確保ずみです。老後も小さく身軽に、軽やかに生きていきたいと考えています。

私が手放したこと

絶対必要という思い込みが足かせになっていました

「テレビとテレビ台はセット」だと思い込んでいました。小物置き場になり、気づくとものでいっぱいに。ホコリもたまりやすくなっていたので、思いきって処分しました。テレビスタンドに切り替えたら、脚があるおかげで床が埋まらずすっきり。視覚的に余白がある印象になりました。狭い部屋が広く感じられるようになったと思います。

食器洗いをやめた。レンタル食洗機で、所有せず時短を実現

子どもが一番よく話しかけてくるのは、食事の後片づけ中だとふと気づきました。洗い物は早く終わらせたいけれど、話もきちんと聞いてあげたい。だから食洗機の導入を決めました。ただし購入ではなくレンタル。転居先で同じものが使い続けられるかどうか、わからないからです。サブスクならいつでも返却や機種交換が可能です。

※この記事は『「持たない暮らし」の見本帖』(主婦の友社編)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。

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