1. トップ
  2. エピソード
  3. 「また帰ってきた」荷物を降ろすたび目の前で待つ車。後日、私が気づいた違和感

「また帰ってきた」荷物を降ろすたび目の前で待つ車。後日、私が気づいた違和感

  • 2026.9.6

荷物を降ろしていると、向かいの車が帰ってきた

家の前の道は、車同士がすれ違うには少し狭い道です。

買い物から帰ると、私は家の前に車を寄せ、後ろの扉から荷物を玄関へ運んでいました。

飲み物など重いものがある日は二往復ほどしますが、それでも二、三分で終わります。

向かいの家には道路に面した駐車場があり、なぜか私が荷物を降ろしているときに、その家の人が車で帰ってくることがよくありました。

私の車が家の前にあると、向かいの駐車場へ入れるためのスペースが狭くなるようでした。

それは分かっていたので、その車が見えると私はなるべく急いで荷物を運びました。

ただ、少し気になっていたことがあります。

その人は離れたところで待つのではなく、私の車のすぐ前まで来て止まるのです。

窓を開けるわけでも、クラクションを鳴らすわけでもありません。運転席に座ったまま、こちらを見ています。

「また帰ってきた」

家族にそう言いながら、私は紙袋を一度に抱えました。

何も言われていないのに、「早くどけ」と言われているような気がしてしまいます。

二往復すればいい荷物を無理に一度で持ち、玄関に置くとすぐ車へ戻る。そんなことが何度もありました。

私が車を動かしてから、駐車が始まった

私が車を自宅の駐車場所へ移すと、その人はゆっくり前へ出て、向かいの駐車場へ入れ始めます。

一度下がっては止まり、ハンドルを切ってまた前へ出る。

何度か切り返しながら、停め終わるまで五分ほどかかることもありました。

その様子を玄関から見ながら、私は少しだけ複雑な気持ちになりました。

そんなに急いでいたわけではなかったのかな、と思ったのです。

もちろん、その人から「急げ」と言われたことは一度もありません。私が勝手にそう感じていただけなのかもしれません。

しばらくして、別の道を車で走っていたときのことです。

前の車が道路脇に止まり、なかなか動きませんでした。私は少し急いでいたため、その車のすぐ後ろまで詰めて待ちました。

すると運転席の扉が開き、乗っていた人が紙袋を抱えて降りてきました。どうやら家の前で荷物を降ろしているところだったようです。

その人が一度こちらを振り返った瞬間、向かいの家の車を思い出しました。

私自身も今、何も言わずに相手を急かしているように見えているかもしれない。

向かいの人が本当に私を急かすつもりだったのかは、今も分かりません。ただ、車を近くに止めて待たれるだけでも、人は思った以上に焦ることがあるのだと気づきました。

それから私は、前の車が停車していても、少し距離を空けて待つようにしています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ