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伝統のイートン校から航空宇宙工学まで! 欧州ロイヤルの新学期スクール事情2026

  • 2026.9.5
Getty Images

欧米の学校が一斉に新学期を迎える9月。英国ジョージ王子のイートン校入学が世界的にも大きな話題となるなか、欧州各国の若きロイヤルたちの進路にも注目が集まっている。伝統ある名門パブリックスクールから最先端の理工系、さらには欧州の都市を巡るカレッジまで、今秋アップデートされた次世代プリンス&プリンセスたちのスクール事情を追う。

Max Mumby/Indigo / Getty Images

ジョージ王子(英国)/イートン校

2026年7月に13歳を迎えたジョージ王子は、9月9日より名門男子寄宿学校イートン校へ入学する。母キャサリン皇太子妃の母校マールボロ・カレッジも進学先の有力候補に挙がるなど、英国内外で王子の進学先を巡る噂が過熱していた。そんななか、父ウィリアム皇太子や叔父ヘンリー王子の母校でもあるイートン校に決定、王子本人の意思も後押ししたと言われている。

王室メンバーであっても特別扱いはなく、一般の志願者と同じくISEBテストなどの厳格な選考をクリアしての進学だそう。リーダーシップや奉仕精神を育むプログラムに加え、アートやスポーツなど多彩な課外活動が揃う環境も魅力である。一家が暮らすウィンザーの邸宅フォレストロッジから車でわずか約15分という好立地にあり、週末には帰宅して家族と過ごせるフレキシブルな寄宿スタイルも、新たなスクールライフの決定打となったようだ。

Karwai Tang / Getty Images

シャーロット王女&ルイ王子(英国)/ラムブルック・スクール

シャーロット王女とルイ王子は、今秋イートン校へ巣立った兄ジョージ王子も通っていたバークシャー州の私立名門予備校「ラムブルック・スクール」に揃って通学を継続している。

52エーカーの広大な敷地を誇る同校は、クリケット場やサッカー場、ラグビー場のほか、9ホールのゴルフコースや25mプールまでも完備する充実した教育環境で知られる。芸術やスポーツ、豊かな自然教育に親しむことができる名門校であり、一家が暮らすウィンザーの邸宅フォレストロッジからも車で約10分という理想的なロケーションにある。

兄ジョージ王子の進学先を巡る議論が白熱していたのと時を同じくして、皇太子夫妻は早くも数年後を見据え、キャサリン皇太子妃の母校マールボロ・カレッジをはじめとするシャーロット王女の進路検討に入ったとの報道も浮上した。長男の進路が正式に決定した今、次なる弟妹たちの進学先に早くも高い関心が寄せられている。

Samir Hussein / Getty Images

ウェセックス伯爵ジェームズ(英国)/王立農業大学

エディンバラ公爵エドワード王子とソフィー妃の長男、ウェセックス伯爵ジェームズは、名門寄宿学校ラドリー・カレッジで英国の大学入学資格試験である「Aレベル」を修了後、この秋、英国南西部に位置する王立農業大学(RAU、グロスターシャー州サイレンセスター)へ進学した。

バッキンガム宮殿の発表によると、専攻は農村地所・不動産管理学であるという。夏の間には、ノーフォークの王室私領地サンドリンガムで作業着に身を包み、トラクターを操縦して農作業の現場に携わった姿も報じられている。

なお、姉のレディ・ルイーズ・ウィンザーは、今夏スコットランドの名門セント・アンドリュース大学を卒業したばかり。現在はギャップイヤーを過ごしているという。

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アーチー王子&リリベット王女(英国)/英国内の私立校(校名非公表)

現地時間8月26日、米カリフォルニア州から英国へ帰国したヘンリー王子&メーガン妃夫妻の子どもたち、アーチー王子とリリベット王女は、今秋から英国内の超名門プライベートスクールに通い始めていると言われている。

プライバシー保護のため学校名は公表されていないものの、2人が通うスクールの年間の学費は1人当たり3万5,000ドル(約510万円)以上と報じられている。敷地内には屋内温水プールや最新フィットネスセンター、広大な競技場に加え、アートスタジオや複数の科学実験室、大型シアターを備え、ダイニングではオーガニックな食事が提供されるという。

子どもたちが通う当該校ではないようだが、その近隣校では、新学期を前に保護者宛てに「注目度の高い生徒の入学に伴う配慮」や「児童の無断撮影・SNS投稿の禁止」を促すメールが送られたと報じられており、その注目の高さ伺える。

Rune Hellestad - Corbis / Getty Images

イングリッド・アレクサンドラ王女(ノルウェー)/オスロ大学(シドニー大学からの交換留学)

2025年7月よりオーストラリアのシドニー大学で社会科学を専攻し、キャンパスにある寮で学生生活を送っていたイングリッド・アレクサンドラ王女。しかし、長年にわたり慢性肺線維症を抱える母メッテ=マリット王妃の闘病生活が続くなか、2026年6月に肺移植手術が行われたことを機に、療養中の母をそばで支えるべく母国への帰国を決断した。シドニー大学に籍を残したまま単位を履修できる交換留学制度を活用し、現地時間8月10日、ノルウェーのオスロ大学社会科学部に初登校を果たしている。

母国での新たなキャンパスライフに身を置いた矢先の8月28日、祖父ハーラル5世国王の崩御に伴い、父ホーコン8世が新君主として即位した。これにより、王女はノルウェー史上約600年ぶりとなる女性の法定推定相続人の座に就き、新君主と新王太子による歴史的な公式ポートレートが公開されたばかり。未来の女王としての責務が交差するなか、激動の新学期を歩み始めていると言える。

Per Ole Hagen / Getty Images

スヴェレ・マグヌス王子(ノルウェー)/フォワード・カレッジ(リスボンキャンパス)

イングリッド・アレクサンドラ王女の弟スヴェレ・マグヌス王子は、2026年秋からポルトガル・リスボンにある「フォワード・カレッジ」へ進学し、経営管理学の学士号取得を目指している。

同校のプログラムは、1年目のリスボンを皮切りに、2年目にフランス・パリ、3年目にドイツ・ベルリンと、欧州3都市のキャンパスを1年ごとに移りながら経済学、統計学、会計学などを実践的に学ぶカリキュラムだ。王子は2025年に自身の映像制作会社「スヴェレ・マグヌス・プロダクションズ」を設立しており、以前から映像や写真の分野に関心を示していた。自ら立ち上げた制作会社の本格的な事業運営を見据え、実務スキルを修得するために学びを深めているようだ。

Carlos Alvarez / Getty Images

レオノール王女(スペイン)/マドリード・カルロス3世大学(UC3M)

2026年春にスペイン王室メンバーとして初めて空軍のパラシュート降下訓練を修了するなど、3年間にわたる陸・海・空軍の士官学校課程を完遂したレオノール王女。

この秋からはマドリードの公立名門校「カルロス3世大学」に進学し、政治学を専攻している。ウェールズのUWCアトランティック・カレッジ修了資格をもとに一般選抜を経て合格を果たしたと言われている。父フェリペ6世が学んだマドリード自治大学や母レティシア王妃の母校マドリード・コンプルテンセ大学といった王室の慣例にとらわれず、社会科学分野で国際的に定評のある公立大学を選んだ決断は、大学関係者や学生たちの間でも歓迎されているという。

Paolo Blocco / Getty Images

ソフィア王女(スペイン)/フォワード・カレッジ(パリキャンパス)

欧州の主要3都市(リスボン、パリ、ベルリン)を1年ごとに移動しながら学ぶ高等教育機関「フォワード・カレッジ」に在籍するソフィア王女。初年度のリスボンに続き、2026年秋からはパリ国際大学都市内に拠点を置くキャンパスへと移動し、2年目の学生生活をスタートさせた。

同校にはこの秋、ノルウェーのスヴェレ・マグヌス王子が1学年後輩の新入生として入学したことでも話題を呼んでいる(前述)。全学生が学年ごとに都市を巡るシステムのため、リスボンからスタートする王子とは滞在地が異なるものの、先輩・後輩という間柄だ。

王女は出願時、ロイヤルの称号を伏せ、一般志願者と全く同じ選考プロセスと面接を経て自力で合格を勝ち取ったとされている。「特別扱いを望まない」という意志を貫き、少人数制ゼミや起業家精神に特化した最先端のプログラムに打ち込んでいるという。

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カタリナ=アマリア王女(オランダ)/アムステルダム大学(UvA)

次期オランダ国王となる予定のカタリナ=アマリア王女は現在、名門アムステルダム大学(UvA)の「オランダ法学士課程」に在籍している。2025年秋に進学し、未来の君主として自国の法律体系を本格的に修得する日々を送っている。

この法学課程に先立ち、王太子は政治・心理・法・経済の4領域を横断する同大学のプログラム「PPLE」を履修していた。2025年7月に卒業セレモニーに出席したものの、直前の6月に起きた落馬事故で腕を骨折・手術した影響により、カリキュラムのうち1コースの延期を余儀なくされた。現在はオランダ法の学士課程を進めながら、未了だったPPLEの1コースを並行して履修しており、完了次第、正式にPPLEの学位記が授与される運びだという。

かつて組織犯罪グループからの脅迫により学生寮の退去を強いられるなど、度重なる試練を経験しながらも、将来を見据えた法学の学びを着実に積み重ねている。

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アレクシア王女(オランダ)/ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)

オランダ王室三姉妹の次女アレクシア王女は、英ロンドンの名門総合大学ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)で学生生活を送っている。英ウェールズの名門高校UWCアトランティック・カレッジを卒業後のギャップイヤーには、自らの名を冠した船の命名式で初の単独公務を果たす一方、公式フォトセッションでは「進路選びにストレスを感じている」と等身大の率直な悩みを明かしていた。

熟考の末に進学したUCLでは、当初予定していた「社会変革のための科学と工学」から、治水や橋梁、インフラを専門とする「土木工学」へと専攻を変更した。なお、オランダ王室は王女の大学在学期間を「プライベートとみなす」と公式に表明しており、過度なメディア報道から距離を置き、ひとりの学生として学問に専念できる環境が確保されている。

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アリアーネ王女(オランダ)/デルフト工科大学(TU Delft)

タリアのUWCアドリアティック校を卒業後、1年間のギャップイヤーを過ごしていたオランダ王室三姉妹の三女アリアーネ王女は、2026年9月、欧州屈指の名門理工系大学であるデルフト工科大学(TU Delft)へ進学した。既にそれぞれのキャンパスライフを送る姉2人に続き、三姉妹全員が大学へと揃い踏みした節目として、国内外から高い関心が寄せられている。

王女が専攻するのは、倍率約10倍の厳格な選抜プロセスを突破した「航空宇宙工学」である。初登校日には、シックなストライプパンツに上質なスエードバッグを合わせた等身大のクリーンな装いで登場した(写真)。民間パイロットの免許を持つ父ウィレム=アレクサンダー国王や、同大学で航空宇宙工学の修士号を取得した亡き叔父フリソ王子の系譜を受け継ぐ、王室屈指の理系プリンセス誕生として、今後に期待されている。

Geert Vanden Wijngaert / Getty Images

エレオノール王女(ベルギー)/ユニバーシティ・カレッジ・ユトレヒト(UCU)

フィリップ国王夫妻の末娘エレオノール王女は、2026年9月より、国境を越えてオランダの名門ユトレヒト大学のオナーズカレッジ「ユニバーシティ・カレッジ・ユトレヒト(UCU)」へ進学した。授業はすべて英語で行われ、人文科学や社会科学などの複合領域から個人の関心に合わせて柔軟に科目を選択できる3年間の学士課程であるという。世界約70カ国から集まる学生たちとともに、キャンパス内の寮で共同生活をスタートさせた。

なお、兄で三男のエマニュエル王子は、インターナショナル・スクール・オブ・ブリュッセル(ISB)卒業後、現在、語学留学等を経て欧州内のビジネススクールへ進学している。しかし、プライバシー保護の観点から具体的な校名は公表されていない。

Patrick van Katwijk / Getty Images

エステル王女&オスカル王子(スウェーデン)/キャンパス・マニラ

未来のスウェーデン女王となることが予定されているエステル王女と弟のオスカル王子は、ストックホルムのユールゴーデン島にある「キャンパス・マニラ」へ揃って通学している。

エステル王女が2018年8月に就学前クラスに入学し、現在は中等教育課程に在籍。弟のオスカル王子も2022年8月に姉を追う形で同校の就学前クラスに入学した。同校はストックホルムの富裕層や著名人の子どもたちが多く通う先進的なエリート校として知られ、起業家精神や芸術、デジタル教育に注力している。ふたりは同じ校舎で学びながら、一般家庭の学友たちとともにフラットな社会感覚を身につけている。

NurPhoto / Getty Images

ヴィンセント王子&ヨセフィーネ王女(デンマーク)/トラーネゴー校 & イングリッド・イェスパセン・ジムナジースコーレ

デンマーク王室の双子、ヴィンセント王子とヨセフィーネ王女は、それぞれの希望に寄り添った異なる学校を選択している。2017年の小学校入学時には、同じ公立トラーネゴー校に通いながらも「それぞれの個性を尊重するため」に“あえて別々のクラスに分けた”という両親の教育方針が話題となったが、成長とともに進路そのものも分かれていった。

ヴィンセント王子が初等科から慣れ親しんだ公立トラーネゴー校で学びを深める一方、ヨセフィーネ王女は私立キルデゴー校やユトランド半島の全寮制学校(エフタスコーレ)を経て、今秋から名門私立イングリッド・イェスパセン・ジムナジースコーレへと進学した。双子であっても同じ型にはめることなく、それぞれの関心やペースに寄り添った選択を後押ししているよう。王室の慣例よりも子どもたち1人ひとりの自立心を優先する、フレデリック10世国王とメアリー王妃のモダンでフラットな家庭像が窺える。

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ジャック公子&ガブリエラ公女(モナコ)/フランソワ・ダジーズ=ニコラ・バレ学院

アルベール2世大公とシャルレーヌ公妃の双子、ジャック公子とガブリエラ公女は、モンテカルロ地区北部に位置する私立カトリック共学校「フランソワ・ダジーズ=ニコラ・バレ学院」に通学している。

幼稚園から中高等教育までを備える同校で進学する2人は、毎年9月の新学期に初登校姿をシェアするのが恒例だ。学校の校章が胸元にあしらわれたアイコニックな赤いポロシャツの制服姿がキュートだと話題を集めている。

ブラックのボトムを合わせた端正な制服スタイルの一方で、通学アイテムには同世代の子どもたちと変わらない等身大のトレンドが垣間見える。2025年の初登校ショットでは、お気に入りのキャラクターをあしらったリュックやキャッチーなキーホルダーが添えられており、親しみやすいアクセントとなっていた。

Max Mumby/Indigo / Getty Images
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