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「俺が20歳以下に見えるのか!レジでいちいち押させるな」年齢確認を拒む客。だが、学生くらいの店員が崩さなかった態度

  • 2026.9.6
「俺が20歳以下に見えるのか!レジでいちいち押させるな」年齢確認を拒む客。だが、学生くらいの店員が崩さなかった態度

レジの画面を見た男性が、手を止めた

仕事帰りに、近所のコンビニへ寄ったときのことです。

レジには三人ほど並んでいて、私はいちばん後ろに立っていました。私の前で会計をしていたのは、五十代くらいの男性。レジ台には、お酒が置かれていました。

商品を読み取ったあと、客側の画面に確認を求める表示が出ました。店員さんが画面を示しながら、男性に声をかけます。

「こちらを押していただけますか」

すると男性は画面を見たまま、手を止めました。

「俺が20歳以下に見えるのか!レジでいちいち押させるな」

店内に響くくらいの声でした。

年齢を疑われたと思ったのでしょう。男性は納得できない様子で、店員さんを見ています。

対応していた店員さんは、顔立ちの若い方でした。学生くらいにも見えましたが、男性の声につられて声を大きくすることはありませんでした。

「お酒をご購入のお客様には、皆さまにお願いしています」

そう説明すると、男性はさらに言いました。

「だから、俺が20歳以下に見えるのか!?」

店員さんは少し間を置きましたが、言い返すことはありません。

「申し訳ありませんが、ご協力をお願いします」

最初とほとんど変わらない調子でした。

そのあいだ、レジの列は止まったままです。後ろに並んでいた人たちも何も言わず、私もかごの持ち手を握ったまま様子を見ていました。

しばらくして、男性は黙って画面に手を伸ばした

少し沈黙が続いたあと、男性は何も言わずに画面へ手を伸ばしました。

確認を済ませると、そのまま商品を受け取り、店を出ていきました。

謝ったわけでも、店員さんが言い負かしたわけでもありません。ただ、それで会計は終わり、止まっていた列がまた動き始めました。

「ありがとうございました」

店員さんの声は、男性に対応していたときと変わりませんでした。

やがて私の番になり、かごをレジ台に置いたとき、思わず声をかけました。

「大変ですね」

すると店員さんは、少しだけ笑って言いました。

「いえ、大丈夫です」

それ以上、さっきの男性について話すことはありませんでした。何事もなかったように商品を読み取り、いつもの調子で会計を続けています。

声を荒らげられても、必要な説明だけを繰り返していた店員さん。相手につられて感情的にならなかったからこそ、それ以上話がこじれずに済んだのかもしれません。

今でもレジで同じような確認画面を見ると、あの日の店員さんの落ち着いた声を思い出します。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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