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唱文「サイギサイギ」とは!? 津軽のお山信仰が息づく岩木山神社でランパンプスが合格祈願!

  • 2026.9.4

受験生を“みんな“で応援!『おうえんしナイト』

全国の受験生を応援するために、受験や教育と縁が深い、お笑い芸人・ランパンプスと一緒に様々な情報をWebコンテンツとして発信していく企画です。

全国の受験生を応援する『おうえんしナイト』、今回は青森県弘前市にある岩木山神社にやってきました。

1200年の歴史をもち、津軽全土を見渡す岩木山を御神体に祀る岩木山神社にてランパンプスが合格祈願してまいります。

――それでは境内に入って権禰宜の小野耕市さんにお話しを伺いましょう。

小林:ランパンプスと申します。よろしくお願いします。

小野:小野です。よろしくお願いいたします。

小林:えっと……いわきやま? いわきさん?

小野:山は「いわきさん」ですけども、神社は「いわきやま」神社です。ただ、近隣の方や昔から来られている方は「いわきさん」と呼んでいますね。

小林:山と敬称の「○○さん」を合わせたような形なんですね。

小野:あとは、本当に「お山」と言ったりしていますね。

寺内:このあたりでは「山」と言えばここなんだ!

小野:岩木山は独立峰で、周りに山などが何もなく、360度遮るものないので、津軽平野のどこからでも見られるんです。

寺内:電車からも綺麗に見えましたよ。

小林:岩木山神社のご由緒、創建の歴史を教えていただけますか?

小野:山頂に御祖霊、祠があり、山自体が御神体なんです。西暦780年には山頂に奥宮があったと云われております。その後、征夷大将軍、坂上田村麻呂の末裔が、東北の平定時に来られて神様にご祈願なさったという伝説がございまして、見事平定された800年頃に奥宮を再建したと伝わっております。

寺内:その前から、岩木山を信仰する文化があったんでしょうね。

小野:地域の方には「山は神様のものだ」という信仰があったと思います。

小林:どんな神様が祀られているんですか?

小野:5柱お祀りしておりまして、一般的な言い方をすると、大黒さん、龍神さん、稲荷さん、そして、お山の神様ですね。

寺内:お山の神様?

小野:大山祇神(おおやまづみのかみ)という神様です。

寺内:かっこいい!

小野:最後の一柱が坂上田村麻呂将軍のお父様の坂上刈田麻呂命(さかのうえのかりたまろのみこと)という神様で、当社において学問やスポーツを司っている神様になります。

小林:受験生にぴったりな神様ですね。御利益が「学問」である由来はあるんですか?

小野:坂上刈田麻呂命様は文武両道の方でございましたので、学問、武術、スポーツに精通している神様と云われています。

小林:こちらのポスター貼られている「お山参詣(おやまさんけい)」というのは、どういったものなんですか?

小野:当社の例祭で、五穀豊穣と家内安全の感謝と祈願をこめ、3日間、執り行う奥宮神賑祭(おくだいぐうしんぎんさい)になります。旧暦なので毎年ずれるのですが、旧暦8月1日に行われるもので、その前日を含め、3日間、出店が出たり、賑やかになります。一日目を向山、二日目を宵山、そして、例祭の当日を朔日山(ついたちやま)という形で執り行っています。

※今年は9月9日から3日間開催される例祭の「お山参詣」。

小林:その日に参拝される方は多いんですか?

小野:はい。津軽地方最大の秋祭りで、国の重要無形民俗文化財に指定されています。宵山は各村々から団体で参拝して、5、6メーターほどある大きい幟(のぼり)を、村の力自慢たちが立てるんです。

寺内:あの幟、下で人が持ってんだ!

小野:そして、笛、手鐘、太鼓で拍子をつけて、みんなで神社に向かうんです。今年は向山が9月9日で、各地域の神社で参拝して精進潔斎をし、10日に岩木山神社に参拝し、11日の朔日山に、当社からの登山道から登っていって、夜中10時過ぎに山頂に向かいます。そして、山頂でご来光を拝して、1年間の感謝と祈りを捧げるのが、お山参詣です。

寺内:村の力自慢たちが幟を持って山を登っているってことですか?

小野:昔は持っていたそうですが、大きすぎるので今は持たないですね。小さい幟を持っていた時期もあったと聞いています。

小林:お子様ランチのみたいな?

小野:ちょっと小さすぎますね(笑)。

寺内:爪楊枝だもん。痛くなっちゃうから。

小林:いや、先端と挟んで持たないよ。

小野:(笑)。もともと修験道の山なので、厳しい山なんです。ハイキング気分で行くとちょっと大変です。

寺内:登られたことはあるんですか?

小野:下からはないですね。今は、8合目まで車で行けるんですよ。

小林:結構行けちゃった(笑)。

小野:そこから9合目までスカイラインのリフトがございまして。

一同:(笑)。

小野:9合目から10合目までは登っていただきます。

寺内:最後の10%が険しいんですか?

小野:厳しいです。そり立つ壁じゃないですけど。

寺内:最後のテンパーがすごいんだ!

小野:今は、スカイラインを使って8合目まで登る方が多いですが、昔ながらにこちらの麓の方から登っていく方もいらっしゃいます。我々は皆さんが安全に登っていただくために、毎年、8、9合目から下ってきて草刈り等はやっています。

寺内:今さらっと言ったけど、8、9合目から草刈りして下るのも相当じゃないですか?

小野:みんな帰ってくる頃には足がガクガクいっています(笑)。

寺内:ですよね(笑)。それが今年は9月11日なんですね。

小林:飛び込み参加もできるんですか?

小野:はい。できます。

小林:この記事が出るのが9月第1週の金曜日だから、記事を見てやりたいと思った方も参加できますね!

寺内:お祭りっぽいお祭りは初日の9日なんですか?

小野:3日間、お祭りをやっていますが、神様に向かって祝詞をおあげしての神事は11日なので、我々にとっては最終日の11日が本番ですね。

小林:ポスターに書いてある「サイギサイギ」っていうのは何ですか?

小野:皆さん団体で来られて、笛、鉦、太鼓で演奏して登るのですが、修験道の山でもございましたので、その時に唱える唱文がございまして、登山囃子というんですけども、笛、鉦、太鼓で拍子をつけて「サイギサイギ」と唱えるんです。文字にすると「懺悔懺悔六根浄懺悔」で、津軽弁で訛ったのか「サイギサイギどっこいサイギ」となりました。

小林:皆さんそれを言いながら登られると。

小野:「ご来光拝してよかったね」という、降りる時にも唱え言葉があるんです。

寺内:当てちゃおうかな。

小林:難しすぎない?

小野:(笑)。

寺内:登りが「サイギサイギどっこいサイギ」だから……うわぁ、何だろうな。

小林:出ないならいいよ。あれ、なんかきた? どうぞ!

寺内:『インガーディアムヴァリオーサ!』

小林:それ、ハリーポッターの杖を上げる魔法だよ。絶対違うよ。

一同:(笑)。

小野:あながち間違いではないかもしれないです。

寺内:ほら!

小林:さすがに優しすぎるって(笑)。

小野:「いい山かげた朔日山かげた。バダラ、バダラ、バダラヨー」と言います。

寺内:ぜんぜん、ちげーじゃねーか(笑)!

小野:この中に即興で自分たちの感情を入れたりするので、その部分に関してはあながち間違いでないかもしれません(笑)。「バダラ、バダラ」は「満足満足」という意味なんです。

寺内:「バダラ、バダラ、バダラヨー。かき氷食べたい!」

小野:そこは皆さんの自由です(笑)。

寺内:ベタな場合はなんて言うんですか?

小野:「今年の山は良かったよ」とかをお囃子に乗せて即興で唱えます。

小林:ラップバトルだ! こいつの即興いいね、みたいな。

小野:確かに昔のラップバトルみたいな感じですね(笑)。それが津軽民謡の発祥なんです。その時に、皆さん、感情が爆発していますので、降りながら手振りで踊ったのが津軽手踊りの発祥だとも云われています。

寺内:津軽の全部の文化がこの「お山参詣」が発祥かもしれないですね。

小林:奥日光と呼ばれているということですけど、こちらはどういったことなんでしょうか?

小野:当社の社殿が国の重要文化財に指定されておりまして、日光東照宮さんに作りがよく似ているということで奥日光と呼ばれています。一説によると、日光東照宮から職人を連れてきて創ったと云われています。

※社殿の細かいところに東照宮を思わす造作が見られる。

寺内:見たい!

小野:ぜひ、ご覧になってください。

小林:他にも開運の狛犬という珍しい狛犬があると聞いたのですが?

小野:上を向いている狛犬と下を向いている狛犬が陰陽のように対になっているんです。

寺内:珍しい!

※他では類を見ない上向きの狛犬と、

小林:運気が上がるんですか?

小野:当社から発信したわけではないのですが、参拝者の方々から、運気が上がるよと、じわじわと広がりました。

※下向きの狛犬。

小林:白雲大龍神はどんな神様なんですか?

小野:九州の宗像大社と同じ龍神様をお祀りしています。龍神様は水、農耕関係を司っているんですけども、昨今では商売繁盛の神様とも云われています。

寺内:時代とともに意味合いが変わってきたんですね。

小野:当社では、龍神様のところに白い幟を立てているんですが、会社を経営されている方が立てられて「龍神様のところに幟を立ててから会社がうまくいった」と、どんどん増えていきました。

※整然と並ぶ大量の白雲大龍神の幟。

寺内:うなぎのぼりじゃないけど、龍のごとく成果を!

小林:神社さんから言っているわけじゃなく、周りが「ここは!」となって、広まっていくんですね。

寺内:先ほど、参道の途中で立派な五本杉を見たんですけど。

小野:1つの株から5本出ている、全国的にも非常に珍しい杉の木になんです。

小林:いろんな神社に行かせてもらっていますけど、あんなのは見たことないですよ。

※世にも珍しい五本杉。

小野:樹木医さんも珍しいとおっしゃいますね。

寺内:触っても大丈夫なんですか?

小野:はい。

寺内:危ねぇ! 実はさっき触っちゃっていたの。

小林:触ってから聞くなよ!

寺内:触ってない風に質問してみた(笑)。だけど、ちょっと色が変わっていたから、触っている人がいるんだろうなと。

小林:あれ、1つから5つ出ていくでしょ? これ……子孫繁栄なのよ。

寺内:勝手につくんなよ(笑)。

小林:各々の捉え方ですもんね。

小野:そうですね(笑)。

小林:怒られなくてよかった(笑)。

小野:当社の神様も5柱いらっしゃるんで、五本杉に繋がっているんです。

寺内:5柱が1つにつながって、山にエネルギーを! 小野さんにも腕出してもらって5本杉をみんなで作りましょう!

小林:やらなくていいから。

寺内:五本杉をこうやって……僕らだけだと4本しかないからお願いします。

小林:小野さん、2本出してください。

寺内:横着すんなよ(笑)。

小林:他に見どころはありますか?

小野:国の重要文化財に指定されている社殿が、お山参詣が終わった9月14日から本格的な工事が始まります。そうなると、一般の方が入れなくなってしまうので、ご覧になってご参拝されるなら今のうちなんですよ。

寺内:記事が出て、一週間後には工事が始まっちゃう!

小野:拝殿の工事が終わるのが令和12年で、それまでは、楼門で仮の拝む場所を作りますので、ご祈祷等はそこでする予定ではございます。

小林:受験生に向けたお守りなどはありますか?

小野:学業成就のお守りと、志願成就のお守りがございます。あとは、勝負に打ち勝つ勝守には、願い事が叶うという御利益もございます。

小林:最後に今頑張っている受験生に応援のメッセージをお願いします。

小野:受験生の皆さんは、いろいろと大変だと思いますけれど、自分の持てる力を精一杯発揮するしかないので、自分のやれることを精一杯した上で、最後は神様が後押ししてくださるので、その間は、日々の勉強等々、頑張っていただきたいと思います。

小林:本日はありがとうございました。

小野:こちらこそ、ありがとうございました。

――津軽の雄大な自然の中にたたずむ岩木山神社はいかがでしたか?

小林:はるばる来てよかった。東京からだと、なかなかの距離感ではありますけど、素敵な神社でしたね。

寺内:5時間くらいかかるからね。

小林:ただ、相当、見所があります。

寺内:自然と一体となっていて「山にある神社」っていう感じが素敵だったね。

小林:近隣に、キャンプ場もあって、ゴルフ場もあって、もうちょっと行ったら、ハード目な野営地があったり、リンゴ園があったり、この近くにギュッと詰まっていて、岩木山を中心にできた文化、集まりみたいなものが感じられたよね。

寺内:津軽地域の人に、昔から根付いているんだろうね。

小林:今、300年前の雪解け水が、湧き水として下りてきているってね。

寺内:それが手水舎に流れてんだよね。

小林:すごく綺麗なお水で、パワーがもらえそうな感じがしましたね。

寺内:そちらの写真をどうぞ!

※三つ首の龍から岩木山の湧水がダイナミックに流れる手水舎。

小林:今まで、ここで写真挟んだことないから(笑)!

寺内:記事に載ってない魅力がたくさんある岩木山神社! 学業成就のご利益もありますから、受験生も是非、参拝していただければ!

小林:記事では伝わらないですけど、すごく抑揚ある喋り方(笑)。

寺内:普通のことを言っているだけだから、文字だと損するタイプ(笑)。

小林:皆さんに臨場感が伝われば!

寺内:頑張れ!

小林:誰が?

寺内:ライターさん(笑)。

小林:違う、受験生だよ!

寺内:受験生、頑張れ!

※恒例の御朱印を拝受する小林氏と、絵馬の背後に潜むなにか。

岩木山神社は歴史の深い自然豊かな神社で、見どころも盛りだくさんですので、お近くに立ち寄られた際は、是非、ご参拝してみてください。

さて、次回の『おうえんしナイト』は弘前大学にて取材をしてまいります。ご期待ください!

<岩木山神社>
住所:〒036-1343 青森県弘前市大字百沢字寺沢27

『おうえんしナイト』では頑張る受験生を応援すべく、リスナーの皆様からのご意見や情報を募集しております。ランパンプスの二人に取材してほしい“あなたの街のおすすめスポット”や“合格祈願にまつわるスポット”など受験生に役立つ情報を特設サイトまでお寄せください。

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