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「人気の器・工芸作家」全国の作品展情報【2026年9月3日号】

  • 2026.9.4
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伝統ある萩焼の後継者による展覧会や、銀箔を用いた独自の技法が光る現代陶芸作家の作品展など。9月4日(金)から19日(土)に初日を迎える展覧会をご紹介します。

Eri Masuda

加地学×雨晴/AMAHARE「やさしい、うつわ」

「雨晴/AMAHAREでは初めてとなる『陶芸家』加地学さんの展覧会を開催いたします。2年前に伺った加地さんの工房は北海道らしい、おおらかで加地さんの優しさが詰まった場所でした。薪の窯と石炭の窯を使い分けながら生み出される『南蛮』や『黒釉』。九谷の磁土を用いた焼き締めの『磁器』。野焼きによる『土器』。作品からも加地さんのお人柄がにじみ出る『やさしい、うつわ』は私たちの日々のくらしをよりやわらかなものへと導いてくれるようです。みなさまのご来店を心よりお待ち申し上げております」(雨晴 主人)

DATA
会期/9月4日(金)~14日(月)
時間/13時~18時
定休日/水曜
作家在廊日/4日(金)
tel.03-3280-0766
Google mapで確認
東京都港区白金台5-5-2

雨晴/AMAHARE

工芸ライター・田中敦子さんによるギャラリー紹介はこちら


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十六代 坂倉新兵衛 展

「坂倉は、令和6年に十六代坂倉新兵衛を襲名し、いまも全国で襲名記念の展覧会を開催中だという。その襲名展の記事を読むと『萩の伝統土に自身が探した土を配合し、新しい萩焼の景色を創出したいと試行錯誤を重ねている』とあり、『ここ近年、土の力をどう引き出せばいいのかを考え、一つ一つの素材のパワーを引き出せるようになった気がする』と語っている。さらに、茶盌には真面目な轆轤(ろくろ)成形のものと造形性の強いものと二つのタイプがあり、萩の土では出せない景色にも挑戦している。この《茶盌》は轆轤成形の碗成り茶盌で、萩焼の景色の一つである片身代わりのような窯変(ようへん)を見せている。十六代は東京藝術大学美術学部彫刻科を卒業しているので、造形力は確かだが、なんと言っても感性がいい。遺伝子研究の村上和雄氏によれば、人間の感性や行動はほとんど無意識の影響を受けており、98%もの潜在能力が秘められているという。襲名記念展を境に、十六代の感性に増々研きがかかり、その可能性は無限に広がっている」(森孝一 美術評論家・日本陶磁協会 常任理事)

DATA
会期/9月11日(金)~16日(水)
時間/11時~19時(最終日のみ~17時)
会期中無休
tel.03-3352-5118
Google mapで確認
東京都新宿区新宿3-37-11 安与ビル地下2F

柿傳ギャラリー

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【 中里博彦×中里博恒 展 】 HIROHIKO NAKAZATO×HIROTSUNE NAKAZATO CERAMIC EXHIBITION

「有田にほど近い三川内焼の窯元に生まれ、兄・中里博彦さんと弟・中里博恒さんは、長年、二人三脚で作陶を続けてこられました。博恒さんが轆轤で素地を挽き、博彦さんが筆を走らせる。端正な白磁に繊細な染付を施し、二人の手仕事を重ねて一つの作品を生み出してこられました。近年は、染付や鉄絵などで余白を活かした筆遣いを見せる博彦さん、フォルムや釉薬、焼成に一層こだわり、器の表情を探る博恒さん。それぞれの表現にも、新たな広がりが生まれています。Sophoraでは初めてのご紹介となります。京都ではなかなか出会えない作品を、本展にてぜひ手に取り、それぞれの美の世界をお楽しみください」(Sophora 店主)

DATA
会期/9月11日(金)~29日(火)
時間/10時~18時30分(最終日のみ~17時30分)
定休日/木曜 ※9日(水)、10日(木)は、展示替えのため臨時休業。※急な変更は、HPやInstagramで確認。
作家在廊日/11日(金)
tel.075-211-5552
Google mapで確認
京都府京都市中京区二条通寺町東入ル榎木町77-1 延寿堂ビル1F

Sophora

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若林和恵 作品展

「和と洋の技術や素材を融合させた多彩な表現が特徴で、特に『銀漆彩(ぎんしつさい)』という独自技法で知られる若林和恵さん。この技法では、細く切った銀箔を貼り付け、漆で仕上げることで銀の硫化を防ぐことにより、奥行きと光の反射による豊かな表情が生み出されます。さらにイタリア留学で習得したマヨリカ焼や上絵付けの技術も彼女の作品に活かされ、色彩や装飾の重なりによる独自の美的世界が表現されています。それゆえに彼女の作品は実用性だけでなく、その装飾により様々な心情や想いを委ねる『心の置き場所』としても人々に愛されており、現代陶芸の新たな表現として国内外で注目されています。2023 年第 10 回菊池ビエンナーレ大賞受賞をはじめ輝かしい受賞歴を持ち、近々では第20 回パラミタ陶芸大賞を受賞されました。今展では銀漆彩の茶盌や茶器、器などをはじめ、新作の星座の作品もご覧いただけます。ぜひ会場にてご高覧いただけましたら幸いです」(寺田美術 店主)

DATA

会期/9月12日(土)~17日(木)
時間/12時~18時(最終日のみ~17時)
会期中無休
作家在廊日/12日(土)、13日(日)、15日(火)、17日(木)※予定
tel.03-6427-6522
Google mapで確認
東京都港区南青山6-6-22 TRD南青山3F

寺田美術

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おかしみ 安部仁美(竹工) 小山剛(木工)

「おかしみとは古語の『いとをかし』の"をかし"。風情がある、愛らしい、心惹かれる、などと言った意味合いで、情景や心情への情緒を詠っているのだろう。露宿り月冴える9月、二者によるおかしみをお送りしたい。

安部は白竹を用いて筥やバッグを編む。彼女の技量と感受性が反映されたそれらは、緻密でチャーミング。安部は、主を成す網代編みは織物の表現に近いと話す。布を織るように、編み目のリズムや質感、身体性などを細やかに感じ取り編み上げる。そのなかには、編み上げない選択をした加飾も。フリンジやフリルと名付けたそれは籠のための衣装のようで、機能という使命をふわりと翻す。自制と知性の竹編みのボディと挑戦と独創のドレス、その危うげなバランスに魅了されている。

一方小山は、樹齢のある老木を主材に、盆などの生活道具と彫刻的作品を制作する。年齢を重ねた木は、その硬い樹皮の下に芳しい内部をそれぞれに秘めている。畏れと敬愛を抱きながら、その蓋を開いていくのだ。小山の手により顕された木塊は滑らかで、新しい生命を宿したかのよう。新しさは形状にも反映され、クッキーのような穴の空いた皿やドーナツと見紛う程の柔らかな凹みを創り、私たちの思い込みを刺激する。これまた機能からの開放を試みているようだ。

共に職人的な美しい手工藝を学び、その礎の上、既成の解体と未来の再構築に臨む二人。愛でる日々の中、おかしみなる二つの月が、あなたの夜空にぽっかり浮かんでくるかも知れませぬ」(夏至 店主)

DATA
会期/9月12日(土)〜23日(水)
時間/11~18時
定休日/火曜
作家在廊日/12日(土)
tel. 026-237-2367
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長野県長野市大門町54 2F

夏至 shop & gallery

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堤康博 油画展

「北九州で育った堤康博さんは、幼い頃から目にしてきた街や自然、移り変わる風景の記憶を制作の根底に据えながら、油彩による抽象表現に取り組んでいます。目に映る景色を描き写すのではなく、心に残る風景や、その記憶に宿る感覚をたどりながら制作を続けています。描いては削り、削ってはまた描く。その行為を繰り返すなかで、重ねられた絵の具と、削ることで現れる痕跡が交わり、思いがけない景色がふと姿を現します。そこには、重ねることで生まれる現在と、削ることで姿を現す過去が混在し、一つひとつの作品に異なる時間が刻まれています。目の前にあるのは、何かを写した風景ではなく、描くことと削ることを重ねた先に見出された景色です。作品と向き合うことで、それぞれの記憶や感覚と響き合い、新たな景色が立ち上がってくることでしょう。本展では新作を中心に約60点の作品をご紹介いたします。ぜひこの機会にご高覧くださいませ」(陶椀 京都 やまほん 店主)

DATA
会期/9月12日(土)~24日(木)
時間/11時~18時30分
会期中無休
tel.075-708-2770
Google mapで確認
京都府京都市中京区上本能寺前町471 サンベルジュ御池1F

陶椀 京都 やまほん

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矢部 俊一 展 空刻 Horizon

「矢部俊一氏は1968年岡山県に生まれ、名古屋芸術大学で彫刻を学ぶ。その後、帰郷し、独立。手捻りで成形した胎土の表面を暗闇の中で逆光を当てながら削ぎ落とし、空間をも刻み込む意識で制作される代表作の『空刻』シリーズ。今展では、土と焼成による原初的な造形表現に、彫刻の技法と思考を融合させた『空刻』をさらに進化させたシリーズを中心に展観」(日本橋髙島屋 S.C. 本館6階 美術画廊X)

<写真>「RIDGE」H25×W35×D25cm

DATA
会期/9月16日(水)~10月5日(月)
時間/10時30分~19時30分
無休(日本橋髙島屋 S.C.本館に準ずる)
tel.03-3211-4111(代表)
Google mapで確認
東京都中央区日本橋2-4-1

日本橋髙島屋 S.C. 本館6階 美術工芸サロン

撮影=大社優子

内田悠展

「北海道で木のうつわを制作されている内田悠さんの個展を二年ぶりに開催いたします。自然が創り出した模様が幾何学に重なり合い、光の当たり具合でさまざまな美しい表情を見せてくれる木のうつわ。木の個性を捉えた端正な作品からは、研鑽に励む作り手の姿勢が見えてきます。日々の食卓を彩るプレート、リム皿、トレイなど瑞々しく美しい作品が鎌倉に届きます。ぜひこの機会にご覧ください」(うつわ祥見 店主)

DATA
会期/9月19日(土)〜27日(日)
時間/12時〜18時
会期中の休み/22日(火)
作家在廊日/19日(土)
tel.0467-53-8933
Google mapで確認
神奈川県鎌倉市佐助1-18-20

うつわ祥見 KAMAKURA

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Ryoko Sekiya

ハラダマホ展

「作陶と暮らし。ハラダマホさんにとって、その両輪が深くかみ合っていることが何より大切なのだと思います。片方だけでは回り出さない。双方が密接に関わり合うことで、初めて力強い推進力と加速力が生まれる。静かだけれど強さを秘めた作品たちを見ていると、そんな日々の営みが伝わってくるようです」(Hase 店主)

DATA
会期/9月19日(土)~26日(土)
時間/12時~18時
会期中の休み/21日(月)
tel.052-414-5465
Google mapで確認
愛知県名古屋市中村区名駅5-10-7 花車ビル中館1F

Hase

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