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【鎌倉・逗子】暑い時期こそ! スパイス香るタコスの名店3選。

  • 2026.9.4

スパイシーな味つけで気軽につまめるタコスはここ数年、人気が急上昇中。専門店やタコスを定番メニューとして出す店が都内を中心に全国で増え、その波は湘南にもきているよう。暑い時期は冷えたビールとともに食べたくなる人も多いはず。鎌倉と逗子で見つけた、絶品タコスが楽しめるお店をご紹介!

暑い時期でも食欲をそそる、スパイスたっぷりでピリ辛のタコス。

彩りも味も! 五感で楽しむタコス01. Sol Tacos 2u

店主の内田貴之さん。15年ほどアパレル業界で活躍し、その後料理の世界へ。

明るいブルーのプレートを彩るカラフルなタコス。テーブルに運ばれてきただけでテンションが上がってしまう。ここは、昨年3月に逗子にオープンしたタコス専門店だ。

このエリアに10年ほど住んでいたという店主の内田貴之さん。逗子の駅前から少し離れた、ゆっくりできる環境を探して出会ったこの物件は、2階ということもあり、隠れ家のような雰囲気。

4坪というコンパクトな店内には、かわいいメキシコ雑貨が並ぶ。

タコスを出すビストロとして、鎌倉で人気の店「23」で経験を積むうちに、その魅力にハマったという内田さん。タコスという料理自体に自由と楽しさを感じ、いざ自分の店を開くとなったときに選んだのがタコスの専門店だった。

トルティーヤも具材やソースもすべて手作りの、ホームメイドタコス。トルティーヤは、100%コーンのマサ粉を手でこねてプレスし焼いていく。基本は注文ごとに焼くスタイルなのだとか。

ホワイトコーンだけでなく、ブルーコーンを使った青みがかったトルティーヤや、ビーツの粉を使ったピンクのトルティーヤも加えることで、カラフルでポップな印象に。

初めての人でも分かりやすいように、壁にはそれぞれのタコスのメニュー説明が。まず食べて欲しいのは定番の「カルニータス」。豚肉をラードで8時間火入れをして、最後は揚げ焼きで香ばしく仕上げている。

ランチの「TACOS OMAKASE PLATE 3 TYPES」¥1,200、セットドリンク+¥300、アルコールは+¥600

取材時はほかに、スモークした唐辛子を使った鶏もも肉の「チポトレチキン」と、合い挽き肉と2種の豆を合わせた「チリコンカン」の3種のタコスが並び、そこにスープやピクルスがついた充実の内容となっていた。

すべてのタコスに入れているサルサロホは、玉ねぎとニンニク、トマトをしっかり焦がして、風味の違う2種類の唐辛子をミキサーにかけてつくる、メキシコ定番のソース。深いコクとキリっとした辛味が心地よく、冷たいビールによく合う。

夜はバーになり、やわらかな間接照明が空間を包み込む。ビールやテキーラなどのグラス片手に、タコスとおつまみをゆったりと楽しんで。

余計なことをしない、シンプルで特別な味わい02. Splice Kamakura

鎌倉駅西口から徒歩3分。去年の10月にオープンした。

オーナーの岡部航平さんがこのお店を始めるきっかけとなったのが、バックパックで東南アジアを旅行していた際、シンガポールで食べたタコスだった。味が抜群においしいのはもちろん、さまざまな人種の人たちがワイワイとほお張る姿や、お店に流れる開放的な空気感に魅了されたそう。

具材を自由に組み合わせ、本場メキシコでなくても、カルチャーの違う人たちが一緒になってラフに楽しめるタコス。そんな店を自分でも開きたいと帰国後に選んだのが、海が近く、フラットで自由な雰囲気を感じる鎌倉だった。

イタリア料理店での経験も生かし、イタリアンとメキシカンの技法を組み合わせ、鎌倉の旬の食材を使って、ここでしか味わえないひと皿を作り出している。

木の質感を生かした、温かみがありながらもセンスのいい空間。

ベースとなるトルティーヤは2種類を手作り。王道のマサ粉のトルティーヤのほかに、蕎麦粉のトルティーヤがあるのがこの店ならでは。「蕎麦粉を使ったらおもしろいかも」とひらめき、配合を工夫し試作を重ねて、もちもちした食感のオリジナルの生地が完成した。

「作っているとついいろんなものを加えたくなってしまうけれど、味が濃く油っぽいものは嫌なので、あえて余計なことはしない」と岡部さん。基本は塩で味付けをし、火入れの温度や時間にこだわって、シンプルに食材の味を感じるタコスに仕上げている。

たとえばメキシコの伝統的な「アル・パストール」は、さまざまな種類の唐辛子を使ってマリネするのだが、そのまま作ると強くなりすぎてしまう。そこで、本場では使わないスパイスに変えるなど、引き算することでジャパニーズスタイルのタコスに。

「カルニータス」「チキンティンガ」「アル・パストール」「スアデロ」の4種類のタコスに、本日のスープとサルサ2種がついた「4 TACOS PLATE」¥1,780

夜は季節の前菜や一品料理が充実。タコスも単品でオーダーでき、近隣の漁港でとれたての魚をさばいてつくる魚介のタコスは夜だけのメニューなので、忘れずに頼みたい。

お酒と合わせて楽しんでもらいたいと、ナチュラルワインやクラフトジン、さらにメキシコ特産の蒸留酒、メスカルも豊富にそろう。夜が早い鎌倉で22時までオープンしているので、二軒目としても気軽に立ち寄りたい。

炭火で焼き上げた、味わい豊かなタコス03. Barchie’s Spareribs factory

店内にはオリジナルグッズのTシャツや小物なども並ぶ。

スペアリブなどの炭火料理が評判の、鎌倉の人気店「Barchie’s Kamakura」。その工房兼店舗として23年にオープンしたこのお店。鎌倉駅から徒歩10分ほどの住宅街の中にあり、テラス席では愛犬と食事をする人も多く、ローカル色が感じられる一軒だ。

「BBQスペアリブプレート」やホットドッグのプレート、オーバーライスのプレートなど全13種類ほどある豊富なランチメニューの中で、ファンが多いというのがタコスのランチ。

土台となるトルティーヤは自家製。イエローとホワイトの2種類のマサ粉をブレンドし、鉄板でラードの香りを染み込ませながら焼いているそう。

「メキシカンタコス ミクスタ!本日のミニスープ付き」¥1,700

タコスの具材は2種類に厳選。「カルニータス」は豚バラ肉を低温のラードで8時間ほど、ほろほろになるまで煮込んでつくる。「パストール」はメキシコ産の唐辛子3種類と、パイナップル、リンゴ、炒めた玉ねぎなどでつくったマリネに豚バラ肉をつけこんで焼いたもの。炭火で香ばしく焼き上げるというのが、この店ならではのスタイルだ。

自家製ソースも2種類。赤いチポトレソースは、スモークしたハラペーニョを使ったホットソース。酸味と辛味が絶妙で、瓶詰めにして販売するくらい大人気だそう。もう一方は、アボカドとパクチー、ハラペーニョを使ったさっぱりめのソース。どちらもタコスのお肉と相性抜群で、食べ比べを楽しめる。

クラフトビールは地元のブリュワーを中心に、種類豊富に揃うので、タコスとのペアリングを楽しんで。

店の前にはテラス席もあり、開放感のある店内。
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