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まるで私を監視しているような先輩。「22時ごろまで残ってたよね」言動が少しずつ怖くなり、異動を希望した

  • 2026.9.5

穏やかな先輩に、朝から言われた一言

数年前、同じ職場に穏やかな先輩がいました。声を荒らげるところを見たことがなく、誰に対しても話し方が変わらない人です。

席も離れていて、担当している仕事も別でした。それでも廊下ですれ違えば挨拶をする程度には顔を合わせていて、私はずっと「感じのいい人」だと思っていました。

ある朝、出勤してすぐに声をかけられました。

「昨日、22時ごろまで残ってたよね。遅かったね」

確かに前日は仕事が長引き、かなり遅くまで会社にいました。

「よく分かりましたね」

そう返すと、先輩は笑って「帰るところを見かけたから」と言いました。

それなら不思議ではありません。私もそのときは、それ以上気にしませんでした。

ところが、それから似たことが何度も続きました。

昼休みに休憩室へ入ると、少しして先輩がやってきます。空いている席はいくつもあるのに、なぜか向かいに座ることが多いのです。

「最近、このくらいの時間に来ること多いね」

穏やかな口調でしたが、私は少し引っかかりました。

同僚に話しても、「休憩の時間が同じなんじゃない?」と笑われるだけ。自分でも、考えすぎだと思うようにしていました。

時間を変えても、また向かいに座っていた

仕事の連絡でも、気になることがありました。

先輩から業務上の確認が届き、忙しくてその日のうちに返せなかった翌朝のことです。

「昨日、返事なかったけど忙しかった?」

心配してくれているだけなら、何もおかしくありません。

ただ、退勤時間や休憩時間、連絡への反応まで、細かいことを何度も覚えられているうちに、私は少しずつ落ち着かなくなりました。

そこである日、いつもより遅い時間に休憩を取ることにしました。

休憩室にはほとんど人がおらず、「今日は一人で過ごせそうだ」と思っていたところ、しばらくして扉が開きました。

入ってきたのは、その先輩でした。

「今日は遅かったんだね」

そう言って、また私の向かいに座りました。

偶然かもしれません。それでも、その日から私は先輩と顔を合わせるたびに身構えるようになりました。

本人に問い詰めるほどの出来事ではありません。何か危害を加えられたわけでもなく、ひとつひとつを説明すれば「たまたま」で終わることばかりでした。

それでも、毎日過ごす職場で気を張り続けるのはつらく、私はその後、上司に働く環境を変えたいと相談しました。

詳しい事情をすべて話すことはできませんでしたが、しばらくして別の部署へ異動することになりました。

異動前、先輩はいつもと変わらない表情で言いました。

「元気でね」

私も「お世話になりました」とだけ返しました。

部署が変わってからは、何も起きていません。今でも廊下ですれ違えば挨拶をします。

本当に偶然が重なっていただけなのかもしれません。それでも、あのころ感じていた「いつも見られているような感覚」だけは、今も忘れられません。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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