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【まさに青春の1曲】藤原ヒロシがDJ時代に愛した1曲、ポール・ウェラー率いるスタイル・カウンシル『Café Bleu』超豪華版

  • 2026.9.3

DJ/プロデューサーとして80年代から音楽とストリートカルチャーを牽引してきた藤原ヒロシさん。大好評の連載「MUSIC for GLOW PEOPLE」では、毎月おすすめの1枚をお届けしています! 今月の1枚はポール・ウェラーのバンド、スタイル・カウンシルの『Café Bleu-Super Deluxe Expanded Edition』。DJ時代のエピソードや、ポール・ウェラーの熱い逸話とともに名盤の魅力に迫ります。

藤原ヒロシ「今月の1枚」はスタイル・カウンシル『Café Bleu』豪華版

『Café Bleu-Super Deluxe Expanded Edition』 The Style Council

アートワーク=藤原ヒロシ

1984年にリリースされた1stアルバムの超豪華版。これまで聞かれたことのない音源を豊富に収録。ヒロシさんが「Long~」以外ににお気に入りの「The Paris Match」「You’re The Best Thing」の別バージョンも。

DJ時代に頻繁にかけた名曲「Long Hot Summer」のデモバージョン

ポール・ウェラーのバンドスタイル・カウンシルの1stアルバムのスーパー・デラックス・エディションです。6枚組という大ボリュームに惹かれ、購入しました。各ディスクにはデモや別テイク、未発表曲からライブ音源までたっぷり収録。もともとソウル、ジャズ、ファンク、ポップスと多彩な魅力を持つアルバムですが、その奥深さを改めて実感できる内容です。

特に興味深かったのは「Long Hot Summer」のデモバージョン。スタイル・カウンシルの中でも大好きな1曲で、DJをやっていた頃、頻繁にかけていました。マーヴィン・ゲイの「Sexual Healing」を思わせる打ち込みのソウル・バラードですが、このデモでは打ち込みが排されていて、その分、センチメンタルなメロディと熱量のある歌声がストレートに響きます。

Long Hot Summer (Pre TSC Demo)

元を辿れば同じパンク・シーンの渦中に。ポール・ウェラーの熱い人柄

僕の中でポール・ウェラーは、ザ・ジャム時代にセックス・ピストルズのシド・ヴィシャスを殴ったという逸話が印象深いです。楽曲の盗作を巡って揉めた末での出来事らしいですが「じつは熱い人なんだな」と思った記憶があります。数年後のイギリスで各々が異なるスタイルの音楽を奏で、ニューウェイヴの時代を迎えるわけですが、元を辿れば、みんなが同じパンク・シーンの渦中にいたのだと思うと、感慨深いものがありますね。

PROFILE ふじわらひろし
1964年三重県伊勢市生まれ。音楽プロデューサー。fragment design主宰。新曲『KOTOBA』、GLOWのMUSIC連載をまとめた書籍『MUSIC 100+20』が発売中。

fujiwarahiroshi_instagram

※GLOW2026年10月号より


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