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よさこいは大人の青春?「原宿表参道スーパーよさこい2026」で見た踊り手たちの圧倒的熱量【熱狂体験レポ】

  • 2026.9.7

夏祭りや地域イベントで目にする機会の多い「よさこい」。華やかな衣装をまとい、鳴子を手に迫力の演舞を披露する姿に魅了されたことがある人も多いのではないでしょうか。今回は、原宿・表参道エリアを熱狂に包んだ「原宿表参道元氣祭 スーパーよさこい2026」を現地取材。さらに、仕事と両立しながら社会人チームで全力で踊り続ける20代男性にインタビューを実施しました。大人になってから熱中できる“青春”の魅力と、その舞台裏に迫ります!

表参道が巨大なステージに!「スーパーよさこい」に行ってみた

今回訪れた「原宿表参道元氣祭 スーパーよさこい」は、明治神宮の奉納祭として開催される、原宿・表参道の夏の風物詩。

2026年は8月29日、30日の2日間にわたり、原宿表参道、明治神宮、代々木公園、NHK前ケヤキ並木通りなど、エリア内の複数会場で開催されました。

今年は全国から100を超えるチームが参加し、子どもから大人まで幅広い世代の踊り手が集結。街全体がよさこい一色に染まります。

会場に着いてまず圧倒されるのが、その規模と熱気。華やかな衣装に身を包んだ踊り手たちが、鳴子を手に、音楽に合わせて次々と演舞を披露していきます。

なかでも印象的だったのが、表参道を舞台に行われるパレード形式の演舞。普段は車が走る大通りがこの日は大きなステージとなり、その両側を観客が埋め尽くします。

目の前を次々と踊り手たちが駆け抜けていく光景は、ステージで見るダンスとはまた違った迫力。踊り手と観客との距離も近く、掛け声や鳴子の音までダイレクトに伝わってきます。

よさこいでは、鳴子を手に持つことや、「よさこい鳴子踊り」の楽曲を取り入れることなどの基本的なスタイルがある一方、衣装や音楽、振り付けなどはチームごとにさまざま。

伝統的な雰囲気のチームもあれば、現代的な楽曲やダンスを取り入れたチームもあり、「よさこい」とひとくくりにはできないほど表現の幅があります。チームが変わるたびに世界観もガラリと変わるため、見ているだけでも飽きません。

「見る側」よりも楽しそう?踊っている大人たち

会場では、子どもから学生、社会人まで、幅広い世代の踊り手たちが次々と演舞を披露していました。年齢も立場も異なる人たちが、同じ衣装をまとい、同じ音楽に合わせて全力で踊る姿は圧巻。とりわけ、大人たちの姿が印象に残りました。

本番前にはチームのメンバー同士で声を掛け合い、演舞が始まれば全力で踊り、終わると笑顔でハイタッチ。もちろん学生の参加者もいますが、社会人と思われる踊り手も多く見かけます。

仕事もあり、休日も限られているはず。それでも練習に参加し、衣装を着て、これだけ大きな祭りで全力で踊る。一体、何がそこまで大人たちを夢中にさせているのでしょうか。

そこで、学生時代によさこいを始め、現在も社会人チームで活動している20代男性に話を聞いてみました。

仕事終わりや休日に練習。それでもやりたくなるワケ

もちろん、社会人として働きながら活動するとなれば、大変なこともあるはず。

――普段はどれくらい練習していますか?

平日1回、休日1回の週に2回です。ただ今回の原宿の祭りはチームの今年の演舞のお披露目であったため、それに向けて6月中旬あたりから休日2回の週3回の練習になりました。

――仕事との両立で大変なことは?

すべての社会人チームがそうではないですが、私のチームはどんどん振り入れや練習が進んでいきます。平日はほぼ練習に行けなかったので、その分は休日にキャッチアップしなければならず大変でした。また、遠征が多いので、かなり体力的にしんどかったり、お金もかかることが難点です……。

仕事が終わってから練習へ向かったり、休日を使ってメンバーと集まったり。話だけを聞けば、「そこまでしてやるの?」と思う人もいるかもしれません。でも、その時間をかけたからこそ、本番で大勢の観客の前に立ったときの達成感も大きいのだとか。

――「続けていてよかった」と一番感じる瞬間は?

やはりステージ、ストリートで踊っている時間です。みんなに言われる通り「そこまでしてやるの?」と思うときはありますし、練習はしんどいときも数多くあります。

でも、よさこいが好きという気持ちがあるからこそ、いろいろなお客さんの心を動かせると思っています。夢中になって踊っている瞬間、演舞後の歓声を聞いたときは続けてよかったと感じます。

大人になると、仕事では成果を出すことや効率を求められる場面が増えていきます。だからこそ、損得とは関係なく「好きだからやる」「本番の数分間のために本気になる」という時間は、思っている以上に貴重なのかもしれません。

大人になってからでも、青春は始められる

今回、実際によさこい祭りを見て感じたのは、仲間と練習して、衣装を着て、本番前に緊張して、終わったらみんなで喜ぶ。

そんな光景を見ていると、部活や文化祭に夢中になっていた学生時代を思い出します。

違うのは、それを大人になってから、自分の意思で選んでやっているということ。もちろん、よさこいだけがその選択肢ではありません。

でも、「最近、仕事と家の往復ばかりだな」「何か夢中になれる趣味がほしいな」と感じているなら、こうしたコミュニティに飛び込んでみるのも一つの手かもしれません。

次は10月、池袋でも「東京よさこい」が開催

「ちょっとよさこいを見てみたい」と思った人には、次のチャンスも。

2026年10月10日(土)、11日(日)には、池袋を中心に「第27回東京よさこい」が開催されます。
東京よさこいは、豊島区民祭「ふくろ祭り」の一環として2000年に始まったイベントで、現在では毎年10月第2土・日曜に開催されています。

2026年も池袋を中心とした5会場で、多くのよさこいチームが演舞を披露する予定です。まずは観客として、その熱気を感じてみる。そして、「ちょっと踊ってみたい」と思ったら、次は参加する側へ。大人になってから始まる“青春”も、意外と悪くないかもしれません。

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