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「半年で戻るはず」が戻らない。辻元舞さんが第3子の出産後に見つけた、無理なく自分を整える方法

  • 2026.9.4
Hearst Owned

妊娠・出産は、体だけでなく、生活や心のあり方も大きく変えるライフイベント。新連載「産後のボディ・アップデート」では、そんな変化の中で、先輩ママたちがどのように体と心に向き合い、自分らしいボディ&マインドを改めて手にしていったのか、その軌跡をシェアしていく。

記念すべき第1回のゲストは、モデル・タレントとして活躍し、10歳の長男、7歳の次男、2歳の長女を育てる辻元舞さん 。2024年8月に第3子を出産したときは、長男、次男の産後に比べて体の回復に時間がかかったという。ライフスタイルが変化したなかで、無理なくキレイを更新するために実践した食事や運動、家族との時間、心の整え方まで。辻元さんの「ボディ・アップデート法」をASK!

体重13kg増、歩くのもつらかった。3人目出産後の心身の変化

第3子出産直後。立ち会ってくれた夫、長男との1枚。 Hearst Owned

第3子の出産後、辻元さんは体重が13kg増加。これまでの出産では、食事や運動を意識すれば半年ほどで体重が戻っていたため、今回も同じように考えていたが、実際には思うようにいかなかったという。

「かなり気合を入れないと元に戻らないなと思いました。初めての出産は10年前で28歳だったし、今回は年齢も理由のひとつだったと思います。

体のダメージも、長男、次男の出産のときより感じました。以前は産後スタスタ歩いて病室に戻れていたのに、3人目のときは『退院できないんじゃないか』と思うくらい体力が落ちていました」

2018年の第2子の出産時は、産後3ヶ月での仕事復帰やスタイルブックの発売イベント出演が決まっていた。そのため、妊娠中からトレーニングを行い、産後も体を戻すことを優先していたという。

「2人目がお腹にいたときは、『何が何でも戻さなきゃ』という意識がありました。妊娠中から食事に気をつけて、当時はかなりストイックにジムにも通っていました。

長男、次男の出産のときは、ギリギリまで働いて産んですぐ復帰するという生活だったんです。でも3人目を産んだあとは、もう少しゆっくり家族や自分と向き合いたいと思っていました。妊娠中からそう決めて、今までよりゆっくり過ごしていました」

第3子の産後、辻元さんが見直したのは体形だけではない。回復を急がず、家族との時間を大切にしながら、自分の体を整えることだった。

完璧じゃなくていい。辻元さん流“がんばらない”食事術

「納豆ご飯+卵」は、今でも忙しいときの定番メニュー。 Hearst Owned

産後の食事について、特別なメニューを用意したり、家族とは別の食事を作ったりすることはしなかった。

「正直なところ、食事は気をつけたいけれど、そこまで手が回らないことが多かったです。普段と大きく変えたことはありません。

食事にストレスを感じないことを優先していました。いつも通り食べながら適度に運動するほうが、自分には合っているかなと思っていました」

そのなかでも意識していたのが、タンパク質をとることだった。

「飲み物で満腹になってしまうのが嫌なので、プロテインを飲むのが苦手でした。その代わりにプロテインバーを朝食にしたり、納豆ごはんに卵をプラスして食べたりしていました

なるべく包丁も火も使いたくないっていうのが正直なところ(笑)。できるだけ簡単に、タンパク質をとるようにしていました」

ストレス軽減の工夫は自分の食事だけでなく、毎日の食卓でも。忙しい日には、食事宅配サービスも利用した。

「子どもたちから急にお腹が空いたと言われたとき、すぐ出せるものがある。それは食事を作る負担が少なくなるだけでなく、『今日はちょっと楽をしてもいい』という心の余裕にもなりました。

毎日完璧じゃなくていい。心身の負担を減らしながら無理なく続けられることが、産まれたばかりの長女と、家族との生活では優先事項でした」

いきなり筋トレはしない。産後ピラティスで土台作り

どんなに疲れていても、ストレッチは欠かさない。 Hearst Owned

1ヶ月検診が終わってから始めたのは、週2回のピラティス。パーソナルトレーナーの勧めもあり、呼吸と姿勢を整えることからスタートした。

「ピラティスといっても最初は本当に寝そべって、お腹を動かしながら呼吸する練習でした。

2人目のときは妊娠中からマタニティトレーニングに通っていたのですが、3人目を産んだ後は体重が13kg増えたこともあり、かなり体への負担を感じていました。体力も産む前の状態まで回復していなかったので、いきなり強度の高い運動をするのは違うなと。1人目、2人目を産んだときより時間にも気持ちにも余裕があったので、早く結果を出すために追い込むのではなく、体を整えることを優先しました」

ピラティス通いをきっかけに、今でも寝る前のストレッチが習慣になっているそう。

「ダイエット目的というより、体が痛くてつらいので継続中です。抱っこで肩が前に巻いてしまうので、ストレッチポールに寝転んで、ほぐしてから寝るようにしています」

意識ひとつで変わる。家事・育児の合間で“ながら整え”

子育て中は歩き方や姿勢を意識し、多忙な中でも体を整える工夫をしているそう。 Hearst Owned


辻元さんが日常的に意識しているのは、特別な運動だけではない。

「キッチンに立つときは、骨盤を調理台に預けないように、常にいい姿勢を保つようにしています。座って作業をするときは足の裏をボールでほぐしながら。子どもたちのボールを勝手に使っていますけど(笑)」

さらに3人の子どもたちとの生活では、自然と歩く機会が増える。

「公園や習い事の付き添いはもちろん、家にいると、3人が常にどこかで『ママ、ママ』って呼んでいるんです。あっちに行って、こっちに行って、洗濯して、ご飯を作って…。家の中でもずっと歩き回っていて、ゆっくり座っている時間は、ほとんどないんじゃないかなと思います。忙しい毎日がいい運動になっています」

「私の機嫌が悪くていいことはない」。ひとり時間を大切にしたワケ

自分のためだけに時間を使う「箱根ひとり旅」へ。 Hearst Owned

 

「1人目を産んだ後は、美容院に行くことすら申し訳ないと思っていました。自分のために時間を使うことに、罪悪感があったんです」

でも、子どもが増え、育児や仕事を続けるなかで、少しずつ考え方が変わっていきました。

「ストレスや疲れが溜まって私の機嫌が悪くなると、家の雰囲気が暗くなってしまって。私がご機嫌でいることで、家族が明るく過ごせると気づいたんです

以前は夫にしてほしいことがあっても、全部自分でやらなきゃいけないって抱え込んでいました。でも、言葉にしなければ伝わらないと気づいてからは『あれをしてほしい』『これはやりたくない』と遠慮せずに言うようにしています」

第3子が産まれる前には、ひとり旅に出た。

「寝る時間も、お風呂に入る時間も、全部自分で決めて、のんびり過ごすこと。当たり前のことかもしれないですが、子育てをしていると毎日そうやって自由に行動することは難しいので、いいリフレッシュになりました。思い切ってひとりの時間を作ったことで、結果的に翌日からの活力に繋がりました。

今は子どもたちを寝かしつけたあとに好きなお茶を飲んだり、自分のために取っておいたお菓子を食べたりすることが、小さな楽しみです。日々の中に小さな幸せやご褒美を散りばめておくと、『また明日もがんばろう!』と心がリセットできるんです」

お気に入りのガラスポットでお湯を沸かしてお茶を飲むのが辻元さんの“小さな幸せ” Hearst Owned

育児に追われても、自分の“キレイ”を諦めない。MELIFIQUEに込めた想い

Hearst Owned


母になってからは、以前と同じ肌ケアを続けることは難しかった。

「子どもを抱きながら日傘は差せないし、日焼け止めもこまめに塗り直せない。パックをしたりスチーマーを浴びたりする時間もないくらい毎日バタバタで、『しっかりケアしたいのにできない』という理想と現実のギャップに悩んでいました。」

そんな育児中のリアルな経験から生まれたのが、辻元さんがファウンダーを務めるスキンケアブランド「MELIFIQUE(メリフィーク)」だ。

「毎日家族のためにがんばっているのに、自分の見た目はボロボロになっていくように感じ、肌の手入れと育児の両立って、すごく難しいんだなと思いました。

肌に触れながら、“今日もがんばった自分”」を認められるような時間をつくりたい。忙しい日々の中でも、短時間で肌を整え、自分をいたわる時間を持ってほしい。そんな思いで『MELIFIQUE』をつくりました」

目指したのは、忙しい日でも無理なく続けられ、使う時間そのものが気持ちの切り替えになるようなスキンケアアイテム。スキンケアを単なる作業で終わらせず、心身をリセットする癒しの時間にするために、香りにもこだわった。

子どもの体調不良で夜泣きが続き、ゆっくりお風呂に入る時間すらなかったときにも、「MELIFIQUE」が助けになったという。

「付きっきりで看病している合間でもケアができるし、香りや濃密な質感が包み込んでくれるんです。自分のために何かしているという“セルフケア”の感覚が、心を満たしてくれました。

めまぐるしい毎日を過ごす中でも肌の状態が安定しているのは、『メリフィーク』のおかげだなと思います。肌が整うことで自信や余裕が生まれて、メンタルも穏やかでいられます。肌だけでなく、心も救われているんです」

産後の“正解”は、早く戻すことじゃない。

産後のボディメイクを考えるとき、つい妊娠前の体重や体形を目標にしてしまう。けれど、辻元さんの経験が示すのは、焦って体形を元通りにすることだけがゴールではないということ。

「自分を大切にすることは、決してわがままではありません。ライフステージに合わせて体が回復できる環境や、心に余裕を持てる生活の仕組みにアップデートすることが“自分らしさ”を取り戻す第一歩になるのかなと思います」

辻元 舞(Mai Tsujimoto)
モデル・タレント。モデルとして雑誌や広告、テレビ番組に出演するほか、自身がプロデュースするコスメやアパレルブランドを立ち上げるなど幅広く活動。2024年8月に第3子となる長女を出産。3児の母としての暮らしや美容、ファッションをInstagram(@mai_tsujimoto)、YouTubeチャンネル(Mai Fam TV)で発信している。ファウンダーを務めるスキンケアブランド『MELIFIQUE(メリフィーク)』では、ブランドの立ち上げから製品のデザイン・開発まで深く携わっている。

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