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アラバマ・シェイクス、11年ぶり新アルバムをリリース

  • 2026.8.30

アラバマ・シェイクスが8月28日(米時間)、11年ぶりとなる新スタジオアルバム『I Must Be Dreaming』をリリースした。バンドは3ピース体制へと再編され、ブリタニー・ハワードの圧倒的な声は変わらず存在感を放っている。英NMEは同作を、穏やかな日常への賛歌と、トランプ政権下のアメリカへの嘆きという二面性を持つ作品と評している。(フロントロウ編集部)

11年間、何があったのか

アラバマ・シェイクスの前作『Sound & Color』がリリースされたのは2015年のことだ。グラミー賞で最優秀ロック・パフォーマンス、最優秀ロック・ソング、最優秀オルタナティブ・ミュージック・アルバムの3部門を受賞し、全米アルバムチャートでは1位、全英アルバムチャートでは6位を記録した。多くのリスナーがその続きを待ち続けたが、バンドは2018年に活動休止に入った。

その間、フロントウーマンのブリタニー・ハワードはソロ活動に重心を移した。2019年のソロデビュー作『Jaime』では、人種やアイデンティティ、家族の喪失、セクシュアリティなど、自身の経験に根ざしたテーマを音楽に刻み込み、批評家から高い評価を受けた。ライブ活動や他アーティストとのコラボレーションを続けながら、ソロアーティストとしてもキャリアを重ねてきた。

3人体制で刻む新章

今回の新作に参加したのは、ブリタニー・ハワード、ヒース・フォッグ、ザック・コックレルの3名だ。現在のバンドはブリタニー・ハワード、ヒース・フォッグ、ザック・コックレルの3人で構成され、新作はバンドとショーン・エヴェレットが共同でプロデュースした。録音はナッシュビルのサウンド・エンポリアム・スタジオとブラックバード・スタジオで行われ、アイランド・レコードよりリリースされた。

アルバムに先行して「Another Life」「American Dream」「I Feel Hope Coming」の3曲が公開されており、それぞれが異なる色と重さを持ちながら今回の作品世界を予告していた。タイトル「I Must Be Dreaming(これは夢に違いない)」には、混沌とした世界への驚きと、世界の美しさに対する驚きという二重の意味が込められている。

その声は変わっていなかった

NMEは新作について、政治的なプロテストと穏やかな日常への賛歌という二面性を持つ作品と位置づけている。新作では、愛や日常の幸福と、現代アメリカを取り巻く政治的な状況が対照的に描かれている。11年ぶりの新作は、アラバマ・シェイクスの新たな章を示す一枚となった。

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