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批評家が選ぶ、Netflixオリジナルのホラー映画ランキング!ゾンビやサイコスリラーなど、多種多様な恐怖がそろった“フレッシュ”10選

  • 2026.8.29

全世界で3億人を超えるユーザー数を誇るNetflix。現在数多く存在するストリーミング・サービスのなかでも、その独自のカラーが貫かれている決め手といえるのが、同社が独占的に配信を行なっているオリジナル映画の層の厚さだろう。ジャンルや国籍などを問わずさまざまな作品が全世界にリアルタイムで配信され、アカデミー賞などで注目を集める作品から人気監督の新境地ともいえる作品、さらには発掘しないとなかなか出会うことのできない隠れた名作まで多岐に渡る。

【写真を見る】スティーヴン・キング原作作品に、スラッシャーからゾンビまで多種多様!もっとも高い評価を獲得した作品は?(画像は『#生きている』より)

世界各国、幅広いタイプのホラーを取り揃えたNetflixオリジナルのホラー映画は必見タイトルばかり!(画像は『フィアー・ストリート Part1:1994』より) [c]Everett Collection/AFLO
世界各国、幅広いタイプのホラーを取り揃えたNetflixオリジナルのホラー映画は必見タイトルばかり!(画像は『フィアー・ストリート Part1:1994』より) [c]Everett Collection/AFLO

そこで本稿では、そんなNetflixオリジナル映画のなかからホラージャンルに含まれる作品だけをピックアップ。映画批評を集計・集積するサイト「ロッテン・トマト」を参考にしながら、批評家からの評価が特に高い“Netflixオリジナルホラー映画”10作品を紹介していきたい。

「ロッテン・トマト」とは、全米をはじめとした批評家のレビューをもとに、映画や海外ドラマ、テレビ番組などの評価を集積したサイト。批評家の作品レビューに込められた賛否を独自の方法で集計し、それを数値化(%)したスコアは、サイト名にもなっている“トマト”で表される。

好意的な批評が多い作品は「フレッシュ(新鮮)」なトマトに、逆に否定的な批評が多い作品は「ロッテン(腐った)」トマトとなり、ひと目で作品の評価を確認することができる。中立的な立場で運営されていることから、一般の映画ファンはもちろん業界関係者からも支持を集めており、近年では日本でも多くの映画宣伝に利用されるように。映画館に掲示されたポスターに堂々と輝くトマトのマークを見たことがある方も多いだろう。

【写真を見る】スティーヴン・キング原作作品に、スラッシャーからゾンビまで多種多様!もっとも高い評価を獲得した作品は?(画像は『#生きている』より) [c]Everett Collection/AFLO
【写真を見る】スティーヴン・キング原作作品に、スラッシャーからゾンビまで多種多様!もっとも高い評価を獲得した作品は?(画像は『#生きている』より) [c]Everett Collection/AFLO

それでは、Netflixオリジナルホラー映画の“フレッシュ”10傑を挙げていこう。

100%フレッシュ『獣の棲む家』(20)

92%フレッシュ『1922』(17)

91%フレッシュ『ジェラルドのゲーム』(17)

90%フレッシュ『オキシジェン』(21)

89%フレッシュ『ブラックサン』(23)

89%フレッシュ『フィアーストリートPart3:1666』(21)

88%フレッシュ『ブーブル』(20)

88%フレッシュ『カーゴ』(17)

88%フレッシュ『#生きている』(20)

88%フレッシュ『フィアー・ストリートPart2:1978』(21)

Netflixホラーを代表する人気シリーズも高評価を獲得!

驚異の100%フレッシュを獲得したのは、レミ・ウィークス監督による『獣の棲む家』。「ロッテン・トマト」で100%フレッシュを獲得している作品は多数あるが、映画史の名作と呼ばれるクラシック作品か、あまり人目についておらずレビュー数の少ない小品であることがほとんど。120以上のレビュー数で100%を維持している作品は現状でわずか10本しかなく、同作はその一本。もちろんホラー作品では唯一だ。

難民問題と幽霊屋敷ホラーを融合させた『獣の棲む家』は、驚異の100%フレッシュ! [c]Everett Collection/AFLO
難民問題と幽霊屋敷ホラーを融合させた『獣の棲む家』は、驚異の100%フレッシュ! [c]Everett Collection/AFLO

内戦下の南スーダンからイギリスに亡命した一家が、ロンドン郊外の古びた家で新たな生活をスタートさせる。周囲からの差別的な視線を浴びながらも、イギリス社会になんとか溶け込もうと努力する彼らだったが、徐々に家のなかで奇妙な現象が起きるようになる。いわゆる“幽霊屋敷もの”というホラー映画の王道と、現代社会の重要な課題といえる難民問題を融合させた切り口、CM出身であるウィークス監督の卓越した映像センスが高評価の決め手となっているようだ。

続く高評価を獲得したのは、92%フレッシュの『1922』と91%フレッシュの『ジェラルドのゲーム』は、どちらも“ホラーの帝王”として知られるスティーヴン・キング原作のサイコスリラー作品。前者は妻を殺した男が破滅していく様を描き、『ミスト』(07)のトーマス・ジェーンが主演。後者はベッドに手錠で拘束されたまま幻覚を見続ける女性の恐怖が描かれ、メガホンをとったのは『ドクター・スリープ』(19)など複数のキング作品を映画化しているマイク・フラナガン監督。どちらもキングファン必見の完成度の高さだ。

修道院を舞台にしたスペイン産ホラー『ブラックサン』 [c]Everett Collection/AFLO
修道院を舞台にしたスペイン産ホラー『ブラックサン』 [c]Everett Collection/AFLO

90%フレッシュを獲得したフランス映画『オキシジェン』や、89%フレッシュのスペイン映画『ブラックサン』のように、さまざまな国の、なかなか日本の劇場ではお目にかかる機会が少ないジャンル映画に触れることができるというのもNetflixオリジナル映画の強み。88%フレッシュを獲得したインドのヒンディー語映画『ブーブル』や、同じく88%フレッシュを獲得した韓国のゾンビサバイバル『#生きている』、オーストラリア発のディストピア風ゾンビ映画『カーゴ』も、それぞれの国の特色が活かされたホラーに仕上がっている。

そしてNetflixのオリジナルホラー映画を語る上で欠かせない作品といえるのは、2021年の夏に3部作が一挙に配信された「フィアー・ストリート」シリーズだろう。「グースパンプス」などで知られるR・L・スタインの同名小説シリーズを原作に、小さな町シェイディサイドで“魔女の呪い”の真相を探っていく若者たちの姿を、3つの異なる時代を通して描くスラッシャーホラー。2025年にはスピンオフ版も製作された。

シリーズ3作いずれも高評価を獲得!(画像は『フィアー・ストリート Part3:1666』より) [c]Everett Collection/AFLO
シリーズ3作いずれも高評価を獲得!(画像は『フィアー・ストリート Part3:1666』より) [c]Everett Collection/AFLO

3部作のなかでもっとも高い評価を得ているのは、呪いの根源に迫った『フィアーストリートPart3:1666』の89%フレッシュ。セイディー・シンクが主演を務めた『フィアー・ストリートPart2:1978』も88%フレッシュで並んでおり、第1作の『フィアー・ストリートPart1:1994』(21)も惜しくも10傑入りは逃したが84%フレッシュと軒並み高評価。現在また新たな3部作の製作が進められているとのことなので、いまのうちにチェックしておくのがいいだろう。

ここで紹介した作品以外にも、まだまだ高評価の傑作ホラーが隠れているNetflix。休みの日や夜中など、ちょっとした空き時間に検索を駆使し、斬新かつハイクオリティな一本を発掘してみてはいかがだろうか。

文/久保田 和馬

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