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【MLB】8月防御率は8.61…苦境続く菅野智之の現在地 復調のカギは左打者対策か、投手陣顔役として期待される再逆襲

  • 2026.8.29
ロッキーズ・菅野智之(C)ロイター
SPREAD : ロッキーズ・菅野智之(C)ロイター

ロッキーズの菅野智之投手は28日(日本時間29日)、敵地トゥルーイストパークでのブレーブス戦に先発し、4回10安打6失点で敗戦投手となった。試合はロッキーズが4-6で敗れ、菅野は今季8敗目(12勝)。チームは52勝83敗となっている。
菅野は初回こそ三者凡退に抑えたが、2回にロナルド・アクーニャJr.外野手に四球を与えると、マイケル・ハリス外野手の二塁打などで3失点。3回にも1失点を許した。4回は無失点で切り抜けたものの、5回先頭のアクーニャに二塁打を浴び、続くハリスに22号2ラン、さらにマウリシオ・デュボン外野手に単打を打たれたところで降板。91球58ストライク、被安打10、奪三振4という内容だった。

■「トモにとっては厳しい状況が続いている」

現地メディア『Purple Row』によるとロッキーズのウォーレン・シェーファー監督は試合後、「またカウントで後手に回った。今夜はあまり投げきれていなかった。強打を許してしまった。トモにとっては厳しい状況が続いている」と語ったという。
菅野の8月成績は1勝4敗、防御率8.61。23イニングで37安打22自責と打ち込まれており、直近3先発(8月17日ドジャース戦、23日ガーディアンズ戦、28日ブレーブス戦)はいずれも5自責点以上を喫している。
ここまで12勝はナ・リーグ9位タイ。四球割合(BB%)5.4はパーセンタイル93と優秀で、7月は3勝0敗、防御率2.95と好投していた。
しかしBaseball Savantのデータでは、期待防御率(xERA、打球の質から見た推計)は7.05、バレル率(強くて角度の強い打球の割合)は13.0%と極めて悪い。奪三振割合(K%)13.8の低さ、対左打者の長打率.595・被本塁打20本という数字も課題として浮かぶ。
MLB公式サイトによると、5回のアクーニャJr.の二塁打は菅野の92.8マイルの4シームを捉えたもので、同サイトはアクーニャJr.の今季対4シーム打率が.119だったと指摘している(菅野の4シーム被打率は.305)。苦しんでいた速球を見事捉えたアクーニャJr.は「アプローチを大きく変えたわけではない。一貫性を保とうとしているだけだ」と語り、ハリスも「今夜はゾーンに入れていると感じ、強い打球を打てた」と振り返った。
“打者天国”として知られるクアーズフィールドを本拠地とするロッキーズ投手陣全体の今季チーム防御率5.54は30球団最下位。
菅野の今季防御率5.23、WHIP1.36はチーム先発陣では現状最も安定した数字だが、8月の急落が今後も続けばその評価も揺らぎかねない。36歳のベテランがメジャー2年目のシーズン終盤、どう立て直すかが注目される。

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