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「そろそろご飯にするね」遊び場でお弁当を広げた友人。だが、私が言い出せなかった本音とは

  • 2026.8.30

我が家では当たり前だった、小さな決まり

友人が、小さな子どもを連れて我が家へ遊びに来たときのことです。しばらく会えていなかったこともあり、私はその日を楽しみにしていました。

我が家には、ひとつだけ小さな決まりがあります。

子どもが遊ぶ部屋では飲食をせず、食べたり飲んだりするときはリビングを使うことです。

特別な理由があるわけではありません。食べこぼしや飲みこぼしが気になるので、家族の間でそうしているだけでした。

ただ、その決まりを友人に伝えたことはありませんでした。家族にとっては当たり前になっていたので、わざわざ説明することだと思っていなかったのです。

しばらく子どもを遊ばせていると、友人が時計を見ました。

「そろそろご飯にするね」

そう言ってバッグから子どものお弁当を取り出し、そのまま遊び場の床に座りました。

私は一瞬、「食べるならリビングで」と言おうとしました。

けれど、友人はすでにお弁当のふたを開け、子どもに食べさせる準備をしています。今になって場所を移ってもらうのも悪いような気がして、言葉を飲み込んでしまいました。

少しくらいなら大丈夫だろう。そう思うことにしました。

ところが、食事が始まってしばらくすると、床にご飯粒が落ちました。

黙って拾った私を見て、友人が気づいた

私は何も言わず、その場にしゃがみました。踏んでしまわないように、落ちていたご飯粒を指で拾います。

すると、友人が私の手元を見ました。

「あ、ごめん」

友人も床を見ると、少し離れたところにも食べこぼしがありました。

ティッシュを取り出しながら、友人が尋ねました。

「もしかして、ここで食べないほうがよかった?」

そこで私は、ようやく言えました。

「実は、この部屋では食べないようにしているの。言うのが遅くなってごめんね。リビングで食べてもらってもいい?」

友人は少し驚いた顔をしましたが、すぐにうなずきました。

「そうだったんだ。知らなかった。先に聞けばよかったね」

二人で床をきれいにしてから、子どもをリビングへ連れていき、残りのお弁当を食べさせました。

言わなくても分かる、と思っていただけでした

その後も、友人との関係は何も変わっていません。

また遊びに来てくれたときには、友人のほうから「ご飯はリビングだったよね」と確認してくれました。

私はそれまで、自分の家では当たり前のことだから、相手も何となく分かるだろうと思っていたのかもしれません。

けれど、家ごとの決まりは外から見ただけでは分かりません。友人も知らなかっただけですし、私も最初に一言伝えておけば済んだことでした。

今では誰かを家に招くとき、守ってほしいことがあれば先に伝えるようにしています。あの日の小さな食べこぼしで、「言わなくても分かる」は通じないことに気づきました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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