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「お兄さんには黙っていてね、少しだけお金を貸してほしいの」義妹に頼まれた私が、ひとつだけ出した条件

  • 2026.8.29
「お兄さんには黙っていてね、少しだけお金を貸してほしいの」義妹に頼まれた私が、ひとつだけ出した条件

台所で、義妹から声をかけられた

夫の実家に家族で集まった日のことです。食事のあと、私が台所で片づけをしていると、夫の妹がそっと隣に来ました。

居間では夫たちが話をしています。義妹はそちらを一度気にするように見てから、小さな声で言いました。

「お兄さんには黙っていてね、少しだけお金を貸してほしいの」

突然のことで驚きました。ただ、義妹がお金のことで私を頼ってきたのは初めてです。何か言いづらい事情があるのかもしれないと思い、その場ですぐに断る気にはなれませんでした。

一方で、「夫には黙っていてほしい」という言葉は少し引っかかりました。

私は義妹に金額を聞き、無理なく貸せる範囲だと分かってから答えました。

「貸すのはいいよ。ただ、一つだけお願いしてもいい?」

義妹はほっとしたようにうなずきました。

身内だからこそ、曖昧にしたくなかった

私は続けました。

「簡単なものでいいから、借りた金額と返す時期を書いた紙を残しておこう」

すると、それまで安心した様子だった義妹の表情が変わりました。

「え、そこまでするの?」

私は義妹を疑っていたわけではありません。ただ、お金のことは、身内だからこそ曖昧にしたくありませんでした。

口約束だけにしてしまえば、あとになって「いつ返す話だったか」「いくらだったか」と認識がずれることもあります。それで関係が悪くなるほうが嫌だったのです。

「大げさなものじゃなくていいよ。お互いに確認できるようにしておきたいだけ」

そう説明すると、義妹はしばらく黙っていました。

やがて、「やっぱり今回はいい」と言いました。

「本当に大丈夫?」

私が聞くと、義妹は「うん、別の方法を考える」とだけ答えました。

私はそれ以上、理由を聞きませんでした。

それ以来、お金の話は出ていない

その後も義妹とは、以前と変わらず付き合っています。親族で集まれば普通に話しますし、一緒に台所に立つこともあります。

あの日のことを夫に話したことも、義妹に蒸し返したこともありません。

ただ、それ以来、義妹からお金を貸してほしいと言われることはなくなりました。

本当に困っていたのか、それとも別の事情があったのかは、今でも分かりません。

それでも、貸すなら条件を曖昧にしない。あのときそう伝えたことは、身内との関係を守るためにも必要だったのだと思っています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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