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初登場1位の翌週、急落しがちなK-POP Stray Kids新作が2週目「自己最高」で見せた“粘り”の価値とは

  • 2026.8.27

「初登場1位」だけでは、今回のStray Kids(ストレイキッズ)のすごさは語り切れない。

9作品連続1位の快挙はもちろん、“2週目”の自己最高を更新したのだ。

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8月7日にリリースされたStray Kidsの新ミニアルバム『THIS & THAT』が、米ビルボードのメインアルバムチャート「ビルボード200」で初登場1位を獲得。

これでStray Kidsは、2022年の『ODDINARY』以降、9作品連続で同チャート首位に立った。

それだけでも十分に歴史的だが、今回より注目したいのは翌週の順位だ。

『THIS & THAT』は、8月29日付「ビルボード200」で3位を記録。初登場1位から翌週もトップ3に踏みとどまった。

この「2週目3位」という数字に、今のStray Kidsの立ち位置が表れている。

「2週目」の順位を見たかったワケ
Stray Kids
(写真提供=OSEN)Stray Kids

Stray Kidsはこれまで、「ビルボード200」で圧倒的な初動力を見せてきた。

2022年の『ODDINARY』で初登場1位を獲得して以降、『MAXIDENT』『★★★★★(5-STAR)』『樂-STAR』『ATE』『合 (HOP)』『KARMA』『DO IT』と、リリースする作品を次々と首位へ送り込んできた。

そして今回の『THIS & THAT』で9作連続1位。チャートインしたアルバムが9作連続で1位となるという、極めて異例の記録をさらに更新した。

ただ、K-POP作品の「ビルボード200」では、初登場時に高い順位を記録しながら、翌週以降に大きく順位を落とすケースも珍しくない。

理由は単純ではない。

「ビルボード200」はCD販売枚数だけで決まるわけではなく、ダウンロードやストリーミングを含めたアルバム換算ユニットで順位が決まる。発売初週にファンダムの強い購買力で大きな数字を作れても、その後も販売やストリーミングなどで数字を積み上げられなければ、順位を維持するのは難しい。

わかりやすい例の一つがTWICEだ。2024年の『With YOU-th』は、グループとして初めて「ビルボード200」の1位を獲得した。ところが順位は、1週目の1位から2週目35位、3週目78位へと急落した。

だからこそ、初登場1位とは別に、2週目、3週目にどこまで上位へ残れるかを見る意味がある。

2週目「3位」は自己最高

Stray Kids自身も、以前は首位獲得後に順位を大きく落とす傾向があった。

最初の1位作品『ODDINARY』は、1位から2週目11位。続く『MAXIDENT』も、1位から11位だった。

しかし、その後は少しずつ変化している。

『★★★★★(5-STAR)』は1位から6位、『樂-STAR』は1位から7位、『ATE』は1位から6位。『合 (HOP)』は13位まで下げたものの、2025年の『KARMA』は4位、『DO IT』も4位だった。

今回の『THIS & THAT』は、そこからさらに一つ上の3位だ。

Stray Kids
(写真提供=JYPエンターテインメント)Stray Kids

つまり、Stray Kidsの「ビルボード200」首位作品の中で、2週目としては過去最高の順位となった。

並べると、その変化はわかりやすい。11位、11位、6位、7位、6位、13位、4位、4位、そして3位。もちろん、毎回きれいに一直線で伸びてきたわけではない。

それでも、数年前と比べれば、初週に1位を取ったあとも高い位置に残るケースが明らかに増えている。

“初週の爆発力”だけではなくなってきた

ここで大事なのは、「9作連続1位」の価値が下がったという話ではない。むしろ逆だ。

毎回のように1位を取れるほど強い初動力を持つグループが、その後の順位まで少しずつ上げてきている。そこに大きな価値がある。

Stray Kidsは以前から、世界規模のファンダムを持つグループとして強い販売力を誇ってきた。だが、最近のチャート推移を見ると、「発売直後に強い販売力を見せるグループ」であることに加え、「その後も一定期間上位に残れるグループ」へと変わりつつあるように見える。

2025年の『KARMA』は1位、4位、8位。『DO IT』も1位、4位、10位。2作品連続で3週連続トップ10入りを果たしている。

その流れの先で、『THIS & THAT』は自己最高となる2週目3位を記録した。

Stray Kids
(写真提供=OSEN)Stray Kids

少なくとも現時点では、「初登場1位を取って終わり」ではない強さを、これまで以上にはっきりと数字で示したと言っていいだろう。

その意味では、もちろん、まだ2週目だ。本当に“残る力”が強くなったと言い切るには、3週目以降の推移も見ていく必要がある。

ただ、Stray Kidsはすでに『KARMA』『DO IT』と2作品連続で3週トップ10に残っている。

もし『THIS & THAT』も3週目にトップ10を維持すれば、3作品連続で3週トップ10入りとなる。そして、もし過去2作品を上回る順位に残れば、「2週目だけではない変化」まで見えてくる。

Stray Kidsは今回、9作連続1位という前人未到級の記録をまた一つ積み上げた。それでも、『THIS & THAT』でより注目したいのは、1位を取ったことだけではない。

毎回1位になれるグループが、次はどこまで長く上位に残れるグループになれるのか。2週目3位という数字は、その問いに対するかなり強い答えになった。

「初登場1位」に加え、「その後も上位に残るStray Kids」へ。『THIS & THAT』の“チャート物語”は、むしろここからが本番なのかもしれない。

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