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息子にママ友の手作りゼリーを食べさせなかった私、数日かけて打ち直した謝罪メッセージ

  • 2026.8.26
ハウコレ

台所で作り直すたび、息子の言う味とは違うものができました。あの日の自分のふるまいを謝るために、私は送る文面を何日もかけて打ち直しました。

息子の手が伸びたゼリーのカップに、私はとっさに自分の手を重ねていました。

冷蔵庫に増えていった失敗作

息子は児童館の集まりから帰るたび、ママ友の作るオレンジゼリーの話をしました。「あのオレンジのゼリー、また食べたい」。私はお菓子作りが苦手でした。市販のゼリーを買って出しても、スプーンはあまり進みませんでした。だから人知れず、台所で作るようになりました。ゆるくて固まらない日もあれば、固すぎて味気ない日もあり、果物を替えても砂糖を減らしても、あの色にはなりませんでした。

出かける前に確かめた冷蔵庫

その日は家を出る前に冷蔵庫を開けて、初めてきれいに固まったゼリーを確かめました。帰ったら一緒に食べようと息子と約束して、児童館へ向かいました。和室で彼女が保冷バッグを開けると、子どもたちが机に集まりました。息子の手より先に、私の手がカップに届いていました。「ごめんね、うちの子はいいの」。息子は私を見上げ、彼女は「そっか、わかった」と返して、カップをバッグに戻しました。本当の理由は、息子のためではありませんでした。私のゼリーが比べられて負けるのが、ただ怖かったのです。

数日かかった謝罪の文面

帰り道、息子はゼリーの話をしませんでした。家で一緒に食べたゼリーは、おいしいと言って完食してくれました。それでも私は、机で息子が私を見上げた顔ばかり思い出していました。彼女のゼリーを悪く思ったことは一度もありませんでした。教えてほしいと言えば、下手なことを知られて、比べられてしまう。そう思うと怖くて、あんな形で逃げました。あの後、謝罪の文章を送りました。メッセージの最後には、こう書きました。「ゼリーの作り方、教えてもらえませんか」

そして...

彼女からはその日のうちに返事が来て、次の集まりの前に、息子と2人でお宅へ伺いました。台所に四人で並び、オレンジを絞るところから教わりました。冷やし固めている間、私は「ずっと言えなくてごめんね」と何度も言い、彼女は首を振ってくれました。教わった作り方は紙に書いて、台所の壁に貼ってあります。今は失敗した日も、そのまま息子と笑って食べています。

(30代女性・主婦)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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