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“アート界の女帝”ダーシャ・ジューコワ。2度の「超玉の輿」&実業家センスで上り詰めた、最高峰の社交界ライフとは?

  • 2026.8.24
John Shearer / Getty Images

世界のハイソサエティや現代アートシーンで、独自の存在感を放つ女性、ダーシャ・ジューコワ。ロシアのオリガルヒ(新興財閥)、ロマン・アブラモヴィッチの妻として名を馳せ、離婚後はギリシャ船王の孫スタブロス・ニアルコス3世と再婚。「金持ちハンター!?」との異名も囁かれますが、その実態は単なる“億万長者の妻”にとどまりません。自身も実業家&アートコレクターとして大成功を収め、洗練された知性と美貌で世界を魅了するソーシャライトの素顔に迫ります。

Team Boyko / Getty Images

ロシアの石油王との最初の結婚! 約140億円の不動産を手にしたロマン・アブラモヴィッチとの10年

1981年6月8日、石油王の父アレクサンドルと分子生物学者の母エレナのもとに生まれたダーシャ・ジューコワ。3歳で両親が別居し、10歳で母とアメリカへ移住した彼女は、カリフォルニア大学などの名門校に通いながら、休暇には父の所有する豪華ヨットで超富裕層とバカンスを過ごすなど、華やかな学生時代を送りました。

2005年、父が主催した新年会で出会ったのが、英サッカークラブ「チェルシー」のオーナーでロシアの石油王ロマン・アブラモヴィッチでした。2008年に結婚したものの、その事実を約6年間も極秘にしていた2人。2人の子どもに恵まれますが、2017年に離婚を発表します。泥沼の醜聞こそなかったものの、ロマンから譲渡されたニューヨークのアッパーイーストサイドに建つメガマンションなど、9230万ドル(現在レートで約138億円)相当の不動産をめぐる手続きは大きな話題となりました。巨額の資産と世界的な知名度を得た彼女は、こうして社交界で本格的に存在感を高めていきます。

Mike Coppola/MG25 / Getty Images

アートコレクターは旦那を見る目もピカイチ? ギリシャ名門御曹司との再婚

アブラモヴィッチとの離婚後、世間が「次の相手は誰か」と注目する中、ダーシャが選んだのはギリシャ船王の孫で名家の御曹司スタブロス・ニアルコス3世でした。

パリス・ヒルトンら数々のセレブと浮名を流した彼を射止め、2019年に結婚。翌年にはスイスの最高級リゾート・サンモリッツで約650万ドル(現在レート約9億円)とも言われる超豪華挙式を執り行いました。英国王室ベアトリス王女やイヴァンカ・トランプ、ステラ・マッカートニーなどVIPが一堂に会した式は、まるで映画の一場面のような華やかさでした。

前夫との間の2人、そしてニアルコスとの間の3人を合わせて5人の子の母となった彼女。アート作品を見極める優れた審美眼を持つだけに、2度の「超・玉の輿」を果たした彼女のパートナー選びは、世間やメディアから「夫を見る目もピカイチ」と大きな話題を呼びました。

Emma McIntyre / Getty Images

「億万長者の妻」の肩書だけにとどまらない実業家としての手腕

2度の玉の輿婚を果たしたダーシャですが、自ら稼ぎ出す実業家センスも抜群です。2006年に友人クリスティーナ・ティナ・タンと立ち上げたブランド「Kova & T」では高級デニムやTシャツがヒット。経験がないにもかかわらず英ファッション誌『Pop』の編集長にも抜擢されました。

さらに、2008年に自身が共同設立した美術館「Garage」と同名の雑誌として創刊した『Garage Magazine』では、アートとファッションを融合させた独自の世界観を提示。大手メディアのVice Mediaへ売却し、のちに買い戻すなど卓越したビジネス手腕を発揮します。「富豪の妻」という肩書だけに頼らず、自らの手でコンテンツを生み出しトレンドセッターとして君臨する姿勢こそ、彼女が社交界で一目置かれる理由と言えそうです。

Luc Castel / Getty Images

「現代アート界の女帝」へ!美術館設立とグローバルな展開

ダーシャのキャリアのハイライトといえば、現代アート界における絶大な影響力です。2008年、当時の夫アブラモヴィッチと共にモスクワのゴーリキー公園に「ガレージ現代美術館」を共同設立。世界的な建築家レム・コールハースがリノベーションを手掛けたこの空間は、一流アーティストの現代美術作品を展示し、ロシアのアートシーンを劇的に変革させました。彼女は単なるパトロンにとどまらず、アート検索プラットフォーム「Artsy」の共同創業者となり、メトロポリタン美術館やロサンゼルス郡立美術館(LACMA)の理事にも就任しています。

それだけでなく、マーク・タンジーの絵画からピエト・モンドリアンの抽象画まで、羨望のプライベートコレクションを所有。現在はアートと建築を融合させた革新的な住宅開発プロジェクト「Ray」を展開するなど、アートを軸とした多角的な起業家としてグローバルに活躍を続けています。

Dimitrios Kambouris / Getty Images

政財界からハリウッドまで、華麗なる交友関係。母娘そろって世界的大富豪を引き寄せる圧倒的な魅力

彼女を語る上で欠かせないのが、世界のトップ層を網羅する豪華な人脈です。イヴァンカ・トランプとは10年以上の親交があり、ドナルド・トランプの大統領就任式にも招待客として出席したほど。モデルのカーリー・クロスやオプラ・ウィンフリーとも親しく、Artsyの投資家でもあるジョシュア・クシュナーとカーリーの極秘挙式に招かれたわずか80人のVIPのひとりでもありました。2013年には『Vogue Russia』の表紙を飾るなどファッションアイコンとしても君臨し、2024年には母エレナが92歳のメディア王ルーパート・マードックと再婚したことも話題に。5人の子を持つ母となった今も、夫スタブロスとギリシャで優雅なバカンスを過ごすダーシャ。超一流の社交界ライフを満喫する彼女の華麗なるストーリーは、これからも世界を魅了し続けそうです。

Text: Kaori Takeuchi
Photo: Getty Images
※この記事は2026年8月24日時点の情報です。

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