1. トップ
  2. マンガ
  3. 「私の誕生日だけ、手を抜いてない?」と聞いた数日後、友人が見せた古い手帳

「私の誕生日だけ、手を抜いてない?」と聞いた数日後、友人が見せた古い手帳

  • 2026.8.25
ハウコレ

友人はほかの人の誕生日には動画や飾りつけを用意するのに、私には毎年、小さな贈り物を渡すだけでした。理由を聞いた数日後、友人は角の丸くなった手帳を持ってきました。

今年も小さな紙袋だった

学生時代からの友人は、人の誕生日を盛大に祝うのが好きでした。友人のためにレストランの個室を予約して飾りつけをしたり、写真を集めた動画を作ったりしています。

ただ、私の誕生日だけは毎年違います。2人でランチをして、手書きのカードと小さな贈り物を受け取ります。今年もテーブルに置かれたのは、リボンのない紙袋でした。中には湯のみが1つ入っていました。

祝ってもらいながら不満を持つ自分も嫌でした。それでも、同じ違和感を抱えたまま誕生日を迎えることに疲れていました。

帰り道に聞いてしまった

ランチを終えて駅へ向かう途中、私は友人へ聞きました。

「私の誕生日だけ、手を抜いてない?」

冗談のように言うつもりでしたが、口に出すと責める言い方になりました。友人は少し間を置き、「そう見えてたんだね」と答えました。

その場では理由を話さず、「数日後、見てほしいものがある」と言われました。

帰宅して湯のみを箱から出しても、友人の答えが分かりません。盛大に祝うほど大切ではないと思われているのか、それとも別の理由があるのか。次に会うまで、紙袋を見るたびに考えました。

10年前のページにあったメモ

数日後、友人はカフェへ古い手帳を持ってきました。表紙の角が丸くなり、ページの端には何度も開いた跡があります。

友人が開いたのは、10年前の私の誕生日でした。日付の横に、サプライズパーティーの予定と短いメモが残っています。

「あなたが一番疲れた顔をしてたから」

就職1年目の誕生日、大勢が集まる店の端で、私は周囲の会話に相づちを打っていました。帰り際、友人に「楽しかった?」と聞かれ、少し間を置いて「うん」と答えたことも覚えています。

「あの日から、誕生日は2人だけにしようと決めてたの」

友人はそう話し、「聞かずに決めて、理由も説明しなくてごめん」と続けました。

私の様子を見て祝い方を変えてくれたことは分かりました。ただ、10年間何も説明されなかったために、私は反対の意味に受け取っていました。

そして...

次の誕生日も、私たちは2人でランチをしました。盛大な飾りつけも、動画もありません。それでも、以前とは同じに見えませんでした。

私のかばんには、友人が使っていたものと同じ型の手帳が入っています。最初のページに書いたのは、友人の誕生日です。

その日付の下には、「今年はどうしたいか、本人に聞く」と書いてあります。

(30代女性・販売職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ