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『ラストノート』澄晴(寺西拓人)の"勢い"の告白はアリ・ナシ? 「勢いで結婚を決めてしまったこと」を必要以上に不安視しなくてもいい理由

  • 2026.8.23

こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。

今回は、内田有紀さんとtimelesz・寺西拓人さんのダブル主演で話題を集めている、大人の純愛ドラマ「ラストノート」(フジテレビ系)の告白シーンを掘り下げていきたいと思います。

勢いでつい告白してしまった澄晴(寺西拓人)

女性を騙して安物の絵画を高額で売りつけるという、悪質なロマンス詐欺まがいのことを仕事にしていた澄晴(寺西さん)。一方、葵(内田さん)は女友達が澄晴に騙されていたことを知り、親友のお金を取り戻すために何も知らないフリをして澄晴に近付き……という最悪の出会い方をした2人のラブストーリーです。

第5話(8月6日放送)の時点で澄晴は改心しており、悪徳会社を退職して、騙し取ったお金を返すため、まっとうなアルバイトで汗水垂らしながら必死に働いていました。そんな澄晴に葵は心を許すようになっており、互いに惹かれ合っていきます。

そして迎えた第5話ラスト。

澄晴はロマンス詐欺まがいの過ちを犯していたことや、自分のせいで実の父がいわゆる毒親になってしまったことなど、いくつもの“闇”を抱えた自分は葵を好きになってはいけないと考え、「もう会わないつもりだった」ようです。

けれど、彼女を愛する情熱が勝ったのか、「ダメなのに。俺なんか。俺みたいな人間がこんなこと…。好きです。葵さんのことが。好きで、もうどうしようもなく好きなんです」と、勢いで告白。

こうして澄晴と葵の想いが通じ合うという展開でした。

“本能”による勢いで結婚を決めるのはダメ?

もしかすると読者のみなさんのなかには、結婚を前提にお付き合いしているパートナーとの交際のきっかけが、この澄晴の告白のように“勢い”だったため、不安を感じているという人もいらっしゃるかもしれません。

ですが、「結婚は勢いが大事」という言葉もありますので、過剰に心配する必要はないのではないでしょうか?

まず、結婚を決める際のケースは大別すると次の3つに分かれます。

【1】“本能”に任せた勢い(情熱)で結婚を決める
【2】“理性”を徹底的に働かせ、慎重に選んで結婚を決める
【3】“本能”も大事にしつつ、“理性”も働かせて結婚を決める

このなかで【3】が理想的だと考える人は多いでしょう。また、【2】はロマンティックさはないものの堅実だとして支持する人も多いでしょう。

このように【2】と【3】はあまり批判される要素がないのですが、【1】はリスクがあるとして批判されてしまうかもしれません。

しかし、誤解を恐れずに言いますが、どんなに理性を働かせて、どんなに慎重に検討して決めた結婚相手だとしても、当たり前ですが未来のことは誰にもわかりませんから、100%確実に幸せになれるという保証はないでしょう。

また【2】は“理性”が行き過ぎたストッパーになって、慎重になりすぎたあまり、もしかしたら勢いでそのまま結婚していればうまくいったかもしれない“お相手”や“タイミング”を、逃してしまう可能性もあるでしょう。

ですから【1】だけにリスクがあるわけでないので、過剰に不安にならないでほしいのです。

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勢い=“推進力”が不安要素を解決することも

情熱という名の勢いに突き動かされた【1】には、不安要素を吹き飛ばしてくれる可能性も秘めていると筆者は考えています。

「ラストノート」の澄晴は、勢いでつい告白してしまったという雰囲気でした。それはつまり、理性のストッパーを本能の熱量が上回ったということ。臭い言葉をあえて使いますが、それだけ澄晴の葵への“愛の力”が満ち溢れていた証拠ではないでしょうか。

筆者は、普通ならくじけてしまいそうな困難に直面しても、“愛の力”で乗り越えていったというカップルを何組も見たことがあります。

勢いというと、その場の雰囲気で交際を決めたというようなネガティブな印象があるでしょうが、勢いを結婚生活後も持続できていれば、その“推進力”で不安要素を解決できるかもしれないというポジティブな捉え方もできるでしょう。

――念のためお伝えしておきますと、筆者は「リスクを無視してノリで結婚を決めてしまってもOK!」と提言しているわけではありません。「パートナーとの結婚を勢いで決めてしまったことに対して、必要以上に不安視しなくてもいいのではないか」とお伝えしたいのです。

いまの時代は特に、結婚を“本能”に任せた勢いで決めることに対して、怪訝な顔をする方々が多いのかもしれません。

けれど情熱が理屈では測れない力を生み出すこともあるでしょう。ですから筆者は、その情熱から生まれた「勢い」を無下にして否定せずに、大切な気持ちとして尊重してもいいのではないかと思うのです。

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