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レトロな赤提灯と昭和の通路 京都・西院『折鶴会館 才』で体験する温かい会館飲み

  • 2026.8.23
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京都の夜といえば、情緒たっぷりの先斗町や祇園の割烹を思い浮かべる方も多いですよね。ですが、地元で本当に愛されているのは「会館飲み」という独自の酒場文化なんです。古いビルや長屋の通路に小さな酒場がぎゅっと詰まっていて、夜な夜な心地いい熱気で溢れています。

なかでも「京都三大会館」と呼ばれているのが、四条富小路の「四富会館」、七条烏丸の「リド飲食街」、そして西院の「折鶴会館」。今回は、その中でもひときわ活気があって吞兵衛たちに大人気の折鶴会館へ行ってきました!

一見さんでも大丈夫!温かい空気で迎えてくれる「折鶴会館」の入り口

阪急西院駅から歩いてすぐ。レトロな看板と赤提灯が灯る折鶴会館の入り口は、初めてだと「入っても大丈夫かな……?」と少しだけ足がすくむような渋い佇まいです。昭和の空気がそのまま残った細い通路をのぞくと、異世界に迷い込むようなドキドキ感があります。

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折鶴会館

そんな通路を進んですぐの場所にあるのが、今回のお目当ての立ち飲み店『才』です。

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「才」

店内はコンパクトなL字カウンターのみ。決して広くはないのですが、お互いにスペースを譲り合って、自然と肩を寄せ合う距離感がすごく心地いいんです。隣の常連さんがすっとグラスを寄せて場所を空けてくれたり、そんなさりげない優しさに出会えるのもこの場所ならでは。

お出汁の香りにほっこり。丁寧に仕込まれたおでんとサクサクの旬天ぷら

カウンターの目の前で湯気を立てているおでん鍋を見たら、頼まないわけにはいきません。大好物の大根、牛すじ、お豆腐をお願いしました。

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「才」

まずは味が染み染みの大根から。お箸を入れるとすーっと力を入れずに切れる柔らかさで、口に入れた瞬間に昆布と鰹の上品なお出汁がじゅわっと広がります。煮崩れさせずに芯まで味を染み込ませる丁寧な仕事ぶりに、思わずニンマリしてしまいます。

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「才」

そして大きなお豆腐。熱々のお出汁をたっぷり含んだ絹ごし豆腐はつるんと滑らかで、冷えた体にじんわり染み渡る美味しさです。このお出汁を味わったらやっぱり日本酒が欲しくなって、すかさず追加しちゃいました。

続いて、黒板メニューから旬の「わかさぎの天ぷら」をチョイス。

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わかさぎの天ぷら

揚げたて熱々の天ぷらは衣が軽くてサックサク!中のわかさぎはふっくら柔らかくて、特有のほろ苦さが良いアクセントになっています。油切れが良くて全然重たくないので、何個でも食べられそう。箸休めに頼んだ「山芋短冊」も、きれいに細切りされていてシャキシャキの歯ごたえが抜群。シンプルな一品だからこそ、素材の良さと丁寧な手仕事がしっかり伝わってきます。

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山芋短冊

人の温もりに触れる、京都・西院のディープな夜

初めて来た人でも常連さんと変わらずフランクに迎えてくれるので、一人でも居心地の悪さを全く感じません。ギュッと肩を並べて飲むからこそ、その場にいるみんなで楽しい空間を共有しているような一体感が生まれます。

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「才」

最初は少し勇気を出してくぐった折鶴会館の扉。でもお店を出る頃には、美味しいお料理とお酒、満足のいくひととき、そして人の温もりに触れて、心も体もぽかぽかに温まっていました。

京都のディープな魅力と人情をたっぷり味わえる西院の夜。また京都に来たら絶対に立ち寄りたい、お気に入りの一軒になりました。ごちそうさまでした!

年間600軒飲み歩くハツ「一度は訪れたい名店」(#114)

【プロフィール】Hatsumi Itou(ハツ) 肩書き グルメハンター / 東京サロン主宰 実績 SNS総フォロワー23万人超。本当に美味しい店を厳選紹介。 テーマ グルメは最高のコミュニケーション SNS X
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