1. トップ
  2. 新スーパー「ココトク!」の“劇的な安さ”がすごすぎる!人気スーパー「ベイシア」が新ディスカウント業態に取り組む理由とは?

新スーパー「ココトク!」の“劇的な安さ”がすごすぎる!人気スーパー「ベイシア」が新ディスカウント業態に取り組む理由とは?

  • 2026.8.20

2026年6月に埼玉県深谷市にてグランドオープンした「劇安ワンダーランド ココトク!ふかや花園店」。関東を中心に急成長を続ける人気スーパー「ベイシア」が展開し、スーパーの枠を超えた新業態として誕生した話題のディスカウントストアだ。開業から約3カ月が経過した現在も、開店前の行列ができることもしばしば。“劇的な安さ”を実現し、そしてその驚きの価格との出合いから生まれるワクワク体験が人気の理由となっている。

その軸は、「価格の安さ・納得して商品を選べること・安心して手に取れる品質・生活者にとっての新たな価値やニーズ」の4つの観点。今回は開業の背景からコンセプト、品質を落とさず安く販売できる理由といった「ココトク!」の秘密を深堀りし、今後の展望についても聞いてみた。

 2026年6月にグランドオープンした「劇安ワンダーランド ココトク!ふかや花園店」
2026年6月にグランドオープンした「劇安ワンダーランド ココトク!ふかや花園店」

時代のニーズの変化に応える場所へ。新ディスカウントスーパーが誕生した背景

同店は、“ワクワクな買い物が、おトクになる場所”をコンセプトに、新しい買い物体験の実現を目指す「ベイシア」の新ブランド。ちなみに「ココトク!」とは、場所を表す「ココ」、安さと品質を表す「トク」、“ワクワクが生まれ続ける体験”を表す「!」、という3つの意味を込め名付けられたという。

まず気になるのは、なぜいま新たにディスカウント業態の展開に取り組んだのか。その背景にあったのは、昨今続く物価上昇で、食費が家計における大きな負担となっているという現状だという。さらには共働き世帯の増加なども重なり、まとめ買いや時短、簡便性を重視する傾向など、買い物に求められるニーズが変化している。

こうした環境のなかで「できるだけ安く、賢く買いたい」という節約志向が高まっているが、一方で「品質には妥協したくない」「安心して商品を選びたい」という期待もある。結果、日々の買い物が「必要だから行くもの」という側面が強まり、本来の「選ぶ楽しさ」「発見するワクワク」が失われつつあるのではないか、そんな課題意識があったそうだ。

このような新しい生活者ニーズに応えるため、安さだけでもない、体験だけでもない、従来のスーパーマーケットの枠を超えた新たな選択肢になるべく、その答えとして誕生したのが「ココトク!」だ。

3414平方メートルの店舗にはたくさんの商品が並び、「選ぶ楽しさ」を体験できる
3414平方メートルの店舗にはたくさんの商品が並び、「選ぶ楽しさ」を体験できる

“おトクがうまれる”!「ココトク!」の特徴

「ココトク!」は、徹底的な安さにこだわったディスカウント業態だ。とはいえ、品質のよさは維持しているこだわりの“劇安”体験にはぜひ注目してほしい。

店内で手づくりする弁当、総菜、ベーカリーも人気。毎日変わらず、低価格!
店内で手づくりする弁当、総菜、ベーカリーも人気。毎日変わらず、低価格!

1つ目の特徴は「“劇安”を実感できる商品展開」だという。店内には青果・鮮魚・精肉の生鮮食品に加え、総菜、加工食品、飲料、日用品など約8500アイテム、またプライベートブランドを含むオリジナル商品は約1000アイテムと豊富な商品が並ぶ。選ぶ楽しさを提案しながら、なかには既存店舗と比較して1〜2割程度安い商品もそろうなど、思わず驚くような“劇的な安さ”で展開されている。

旬の野菜や果物も豊富
旬の野菜や果物も豊富
この時季にうれしいアイスも破格の料金!
この時季にうれしいアイスも破格の料金!

とにかく安いのは、利用者にとってかなり魅力的なポイントだ。そして、特売日などイベントとして安いのではなく、すべての商品がいつでも毎日特価だという。“継続的に安い状態”、いわゆるEDLP(=Everyday Low Price)を実現しているのが、大きな魅力となっている。

この“劇安”の秘密は、2つ目の特徴となる「構造として安い仕組みへのこだわり」。売場、商品構成、オペレーションを見直し、仕入れ・物流・販売の仕組みや店舗のあり方をシンプルな設計にすることで、価格を限りなく抑えることができている。

3つ目は「ワクワクがおトクにつながる買い物体験」。単なる安さではなく、「ココトク!」だけの商品や売場を通じて、“発見”や“ワクワク”を感じられる体験がある。それぞれの商品を見ても、すべてが特売価格で容量も多く、コスパのよさに驚く。また新フードコーナー「TACOCO STATION(タココステーション)」を併設しているので、できたてのタコスをぜひ満喫してみてほしい。

安さの秘密をさらに深堀り!

店内の各所を見れば、先述した「構造として安い仕組み」がわかる。その1つが作業削減による効率化だと教えてもらった。売場のPOPをなくし、醤油やワサビなどの付属品を削減、カット野菜や魚の加工は行わずに販売、パレット(商品などを運ぶ板状の荷台)に積まれて納品された商品をそのまま設置、1品大量陳列、一部を除く飲料の常温販売で電気代を削減するなど、挙げればキリがないほど、安さのために見直しを行った点はさまざまだという。

POPも必要最低限に抑えたシンプルな売場。1品ずつ大量陳列されるため、商品が見やすい
POPも必要最低限に抑えたシンプルな売場。1品ずつ大量陳列されるため、商品が見やすい
売場の設計も考慮され、パンもケースのまま置ける仕様。そしてこれも安い
売場の設計も考慮され、パンもケースのまま置ける仕様。そしてこれも安い

買う側として、それらのサービスは「なくても問題ない」というのが正直なところ。売場はシンプルで見やすく、快適な買い物が楽しめる。そのうえ、各商品が超特価というから、うれしい限りだ。

ジュースや水、お茶、お酒といった飲料も品ぞろえ充実
ジュースや水、お茶、お酒といった飲料も品ぞろえ充実
段ボールごと、まとめ買いもOK
段ボールごと、まとめ買いもOK

1品1品が安いのはもちろん、大容量での販売もしているのでまとめ買いに便利なのもうれしいポイント。個人的には「よりどり3点」で1076円で買えるコーナーが魅力的だった。対象のコーナーに並ぶ20種類以上のラインナップから、好きな商品をまとめて気軽に買えるので、気になる商品を選ぶ楽しさもあり、おすすめできる。

よりどり3点で1076円と格安で、多くの種類から選べるのがいい
よりどり3点で1076円と格安で、多くの種類から選べるのがいい

商品選びには「ベイシア」など系列店舗のノウハウもしっかりと生かされているそうだ。特に注目したいのは確かな“目利き力”。スタッフが全国各地の農園や漁港へ出向き、直接見て、今年のできを実際に確認している。低価格であるため、鮮度やおいしさは気になるところだが、その点も問題なく、安心して購入できる。

作業効率を踏まえ、刺身はサクの割合を増やして販売。自宅で好みの厚さに切って食べられる
作業効率を踏まえ、刺身はサクの割合を増やして販売。自宅で好みの厚さに切って食べられる

ほかにも、店内にはさまざまな価格帯の均一コーナーがあり、フライ商品がそろうコーナーやチルド商品といった日々の生活で欠かせない食料品を多数提供している。

均一コーナーも見どころ
均一コーナーも見どころ

レジはセルフがメインで、現金やクレジット、QR・バーコード決済など各種支払い方法に対応。自社アプリやポイントの付与といったものも削減するなど、ここにもこだわりを反映し、常に安い状態を維持している。

レジはセルフで会計まで快適に。有人レジ(3台)もある
レジはセルフで会計まで快適に。有人レジ(3台)もある

今後ほかの地域にも広がっていく?今後の展望も聞いてみた

徹底的な安さを重視し、ワクワクするような買い物体験を提案してくれる「ココトク!」。第1号店となった「ふかや花園店」だが、今後は立地などを見極めながら出店を強化していく方針とのこと。全国一律ではなく、従来の店舗フォーマットと同様に、地域ごとの特性や利用者のニーズに合わせながら展開していきたいと考えているそうだ。

その結果として、多くの地域へ広がっていく可能性は十分にあり、「ココトク!」はまだ1号店であり、完成形ではない。ユーザーや現場の声を取り入れながら進化を続け、将来的には「ベイシア」のなかでも重要な業態のひとつになることだろう。これからも「ココトク!」の“劇的な安さ”への挑戦からは目が離せない。

取材・文・撮影=GAKU(のららいと)

※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

※価格や品ぞろえは、店舗・仕入れ状況により異なります。

※価格は取材当時(2026年7月)の金額になります。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ