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「うちの子に、何か言いましたか」駐車場で遊ぶ子供に声をかけた私。だが、母親が返した言葉に絶句

  • 2026.8.21
「うちの子に、何か言いましたか」駐車場で遊ぶ子供に声をかけた私。だが、母親が返した言葉に絶句

静かなはずの駐車場から、子どもの声が聞こえた

当時住んでいたのは、一人暮らし向けの賃貸マンションだった。

建物の目の前が平置きの駐車場で、部屋の窓からは車の出入りがよく見える。

入居しているのは単身者ばかりで、外はいつも静かな場所だった。

その日、洗濯物をたたんでいると、窓の外から高い声が聞こえてきた。

子どもがはしゃぐ声だ。

おかしい、と思った。

この物件に子育て世代は入居していないと思っていた。

見下ろすと、駐車場の真ん中で子どもたちが走り回っていた。隣はファミリー向けのマンションで、そこの子が敷地の切れ目から入り込んできたらしい。

車が一台入ってくれば、すぐに死角になる場所だった。

停まっている車の陰にしゃがみ込む姿が見えて、私は階段を駆け下りた。運転席から、あの高さの子どもは見えない。

「車が来ると危ないから、帰ろうね」

目線を合わせて、できるだけ穏やかに言ったつもりだった。

子どもたちが顔を見合わせた、そのときだった。

「うちの子に、何か言いましたか」

隣の建物のほうから、母親らしき人が早足で近づいてきた。

見知らぬ大人が自分の子にしゃがみ込んで話しかけている。その光景だけを見れば、身構えるのも無理はなかったのだと思う。

「危ないので、遊ぶのはやめてほしくて」

「見ていますから、大丈夫です」

強い口調でそう言うと、母親は子どもたちを連れて帰っていった。

私はその場に立ったまま、どう伝えればよかったのだろうと考えていた。

管理会社に電話をかけたら、静かに片がついた

翌日、また同じ声が聞こえた。

窓の下をのぞくと、今度は友達も増えていた。

子どもたちに悪気はない。

ただ、そこは車が向きを変える場所の真上だった。

私がまた直接言えば、同じことの繰り返しになる。

そう思って、管理会社に電話をかけた。

担当者は話を最後まで聞いてから、落ち着いた声で言った。

「まず、入口に掲示を出させてください」

「隣のマンションの管理会社さんにも、こちらからお伝えします」

しばらくして、駐車場の入口に紙が貼り出された。居住者以外の立ち入りを控えてほしいこと、車の出入りがあって危険なこと。誰かを名指しするものではなく、ただ危ないから、という書き方だった。

それからほどなくして、駐車場に子どもの声は聞こえなくなった。

あの母親と顔を合わせることも、言い返された言葉を思い返すこともないまま、窓の外は元どおりの静けさに戻っていた。

私が気にしていたのは、自分の静けさではなくあの子たちの足元だった。車が出ていくたびに窓をのぞいてひやりとすることは、もうない。あのとき電話をかけてよかったと、今も思っている。

※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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