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【城南区】静かな空間で希少な日本茶の魅力を味わう至福の時間~鳥飼茶房~

  • 2026.8.21

偶然の出会い

はじめまして。このたび地域特派員となりました、「ジャーナリスト兼何でも屋」の座敷わらしです。

猛暑の中、通い始めたスイミングクラブで一泳ぎした後、隣の建物に「鳥飼茶房」の看板を発見。

アイス珈琲でも飲もうと店内に初めて入りました。コンクリート打ちっぱなしの内壁に木製のカウンター席や椅子席。

7人で満席となるこじんまりとした空間で、スタイリッシュさと温かさが同居している不思議な雰囲気。

「アイス珈琲ありますか?」カウンター内で笑顔で迎えてくれたのは店主の岸大介さん。

「ここは日本茶専門店ですが、大丈夫ですか?」

出典:リビングふくおか・北九州Web

日本茶専門店だった!

日本茶なんてほうじ茶、煎茶、抹茶、番茶、ええと八女茶?玉露?(違いもよくわかっていません)お茶はペットボトルで十分と思っていた私。でもまあ、たまにはいいかな…とカウンター席に座る。客は私一人。

岸さんが撮影した店内の写真を許可をとって掲載しています
岸さんが撮影した店内の写真
メニューの一部

メニューを見ると、お茶の銘柄によってコースに分かれています。

鶺鴒・翡翠・鵲…よ、読めない!(答は せきれい、かわせみ、かささぎ、鳥の名前)

ここは日本野鳥の会支部か?お茶のコースも複数あります。

一体なぜお茶に鳥の名前が…?(この疑問は後半明らかになります)

迷っていると岸さんに「切れと苦みのあるすっきりとした味か、フローラルで柔らかな香りのものかどちらがお好みですか?」と聞かれました。

まるでワイン専門店。どちらでも…ともいえず「切れ」のある夏限定の冷茶3種とお茶菓子のセット1100円を選びました。

う、う、う、旨い!!!

水と氷を交互に使ってワインのように茶葉をぐるぐる回して淹れてくれたのが3種類の冷たいお茶。「コクと香りが引き立ちます」と言われて飲んでみると…

ううううう、旨い!これまで生きてきてお茶がこんなに美味しいなんて思ったことはありませんでした!

何でしょう、こののど越しとこの香りと味わいは!!!

夏限定の3種類のお茶
出典:リビングふくおか・北九州Web

あまりの旨さに感動して記者魂に火が付き質問ぜめに。

なぜこのような店を?なぜこんなに美味しいの?

なぜ鳥の名前がついているの?

岸さんによると、お茶の風味や香りは

①品種②器③温度④淹れ方等の条件によって変わり、一律ではないところに楽しむポイントがあるのだと言います。

「日本人なのに全く知らなかった!ほかの人にも知ってもらいたい」と感動したことが、この店を始める原点。

季節の違いはお茶に合わせる手作りお菓子によって感じてもらいたいとのこと。

お茶に合わせて出すお菓子は出汁を使った手作りのお菓子と有名菓子店の羊羹の2種類。

メニューも豊富で最高級のお茶の場合は値段が2900円。

なぜお茶に鳥の名前がついているの?

一体なぜお茶に鳥の名前が??

岸さんによると生産農家の情報と鳥の古来からのエピソードを組み合わせて決めているといいます。

「鵲」(かささぎ)という鳥は七夕の夜に天の川の橋のように翼を並べて連なり、織姫と彦星を渡らせる鳥として知られているそう。古来より人と人を繋ぐ鳥として知られているらしいです。(全く知りませんでした)

鵲の名前をつけたお茶は八女市の農家「星渓園」(せいけいえん)が栽培したお茶で、川や星にゆかりのある名前なので茶葉に鵲と名付けたのだといいます。

は~最初から鵲と言う名前のお茶があるわけではなかったのだ!

そもそもなぜ鳥?「店を構えた場所の地名が鳥飼なのでこれもご縁かと思ったんですよね。地元に愛される店にしたいのです」と岸さん。なるほどそういうことか。わかったようなわからないようなですが、その誠実さが伝わってきます。

店主の岸大介さん
出典:リビングふくおか・北九州Web

岸さんは今年2026年1月まで大手珈琲メーカーの社員でしたが、17年間の勤務の後今年1月に退社、5月に店をオープンしました。

きっかけは2年前に先輩に連れていかれたお茶屋さんですっかりお茶の魅力にはまり、休日を利用しては福岡、佐賀、静岡の農家や茶葉の販売店を訪ね、研究を重ねたとのこと。

珈琲からの日本茶への転身。

「退職してお店をやることにご家族からの反対はなかったのですか」と聞くと、「子供が生まれたばかりだったので妻は心配しましたが、最後はやりたいことをやるのが良いと応援してくれました」とのこと。

岸さんの穏やかな笑顔は家族の支えもあるからなのだと納得。

温かな人柄がお茶の風味にも表れている!(に違いない)

お茶葉が命を救う!!?(秘話)

最後にお茶の効用について。実は私は東京で長く事件記者をしていました。

国松警察庁長官が1995年3月、何者かに狙撃され瀕死の重傷を負う未解決事件が発生します。

腹部に3発の銃弾を浴びて10リットルもの大量輸血をした長官はなんとか一命を取り留めます。

霞が関の警察庁に松葉づえをついて登庁した際、職員が涙を浮かべて出迎えた風景を私も取材しました。

この時記者団との懇談で国松さんはこう言いました。

「医者も『こりゃだめだ』と一時はあきらめたんだけど、『奇跡的な回復だ』と心底驚いていましたよ。普段の食生活を聞かれたので『毎朝ヨーグルトに日本茶の茶葉をまぜて食べていた』と話したら、医者に『そのおかげだ。腸内環境が非常に良いだから命が助かった』と言われたよ」と感慨深げに話していたことを30年たった今でも覚えています。

ふとそのエピソードを思い出して、店内で売っていた鵲(かささぎ)の新茶を購入しました。

日頃の健康と有事に備えて(?)明日から毎朝ヨーグルトに混ぜて食べることにしよう。

出典:リビングふくおか・北九州Web
出典:リビングふくおか・北九州Web

ということで、お茶が大好きな方。これからお茶を好きになりたい方、一人でゆっくり自分と向き合う時間を作りたい方、そして今よりもっともっと健康になりたい方は是非。笑顔の岸さんが出迎えてくれます。

鳥飼茶房
■住所:福岡市城南区鳥飼4-7-14 鳥飼アパート103号
(福岡スイミングクラブの隣のアパートの1階)
■定休日:不定休(基本は木曜日)
■営業時間:8:00~18:00
■店主の岸さんによると大濠公園から20~30分散策のついでにお立ち寄り下さいとのこと。目印は福岡スイミングクラブの看板
※詳細はインスタグラムでご確認ください。
■公式インスタグラム:@torikai_sabo
https://www.torikai-sabo.com/

※記事に掲載した内容は公開日時点または取材時の情報です。変更される場合がありますので、お出かけの際は公式サイト等で最新情報の確認をしてください

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