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「私も同じ仕事なんです」会うたびに色々と教えてくれたママ友。だが、一瞬言葉を止めた理由

  • 2026.8.17
「私も同じ仕事なんです」会うたびに色々と教えてくれたママ友。だが、一瞬言葉を止めた理由

サッカー教室で声をかけてくれたお母さん

小学校に入ったばかりの息子が「サッカーをやってみたい」と言い出し、近所の教室へ通い始めました。

初めての場所だったので、息子だけでなく私も少し緊張していました。グラウンドの端には、練習を見守る保護者が何人か集まっています。

そんな中、ひとりのお母さんが笑顔で声をかけてくれました。

「うちも同じ学年なんです。よろしくお願いします」

明るく話しかけてもらえたことにほっとして、その日は子どもの学校のことや、サッカーを始めたきっかけなどを話しました。

その方は看護師として働いているそうです。

私も同じ仕事をしているのですが、初対面でわざわざ言うほどのことでもないと思い、そのときは伝えませんでした。

会うたびに始まる医療の話

何度か顔を合わせるうちに、そのお母さんとは練習中によく話すようになりました。

ただ、少し気になることも増えていきました。

「子どもが熱を出したときは、こういうところを見たほうがいいですよ」

「転んだときは、まずここを確認するといいんです」

子どもの体調やけがの話題になると、仕事で身につけた知識を丁寧に教えてくれるのです。

もちろん、悪気があるわけではありません。

むしろ、新しく入った私が困らないようにと思ってくれているのでしょう。

最初は「そうなんですね」と聞いていました。

ところが、練習のたびに似たような説明が続きます。

「この前、新しく入ったお母さんにも教えてあげたんですよ」

そう笑う姿を見て、私は少し迷いました。

ここまで来ると、かえって黙っているほうが不自然かもしれません。

「私も同じ仕事なんです」

次の練習日も、子どもの体調についての話になりました。

いつものように説明が始まったところで、私はタイミングを見て伝えました。

「実は、私も看護師なんです」

相手は一瞬、目を丸くしました。

「えっ、そうだったんですか」

「最初に言うタイミングを逃しちゃって。今まで黙っていてすみません」

そう付け加えると、その方は少し照れたように笑いました。

「それなら、私がずっと説明する必要なかったですね」

私も笑って、「いえいえ」と返しました。

それ以来、医療の知識を一方的に教えられることはなくなりました。

代わりに増えたのは、子どもたちの話です。

「今日、やっとボールに触れましたね」

「うちの子、帰ったら絶対その話をしますよ」

同じグラウンドを見ながら、そんな何気ない会話をする時間のほうが、私にはずっと気楽でした。

相手は親切心から話してくれていただけです。それでも、知っていることやできることを最初から決めつけず、お互いのことを少しずつ知っていくくらいが、ちょうどいいのかもしれません。

※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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