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「指輪が、椅子の下に転がって」結婚式での指輪交換。だが、緊張した新郎の思わぬ失敗とは

  • 2026.8.16

指輪交換の直前、小さな音が響いた

知人の結婚式に参列したときのことです。

式は滞りなく進み、いよいよ指輪交換の場面を迎えました。

新郎はかなり緊張していたのでしょう。リングピローに手を伸ばし、指輪を取ろうとした、そのときでした。

小さな音を立てて、指輪が床に落ちたのです。

「指輪が、椅子の下に転がって」

前の席にいた参列者が、思わず小さな声を漏らしました。

指輪は床を転がり、最前列の椅子の下あたりで見えなくなってしまいました。

新郎は一瞬、固まったような表情をしていました。

すぐにスタッフが近づき、床に身をかがめて指輪を探し始めます。新郎も膝をつき、椅子の下をのぞき込んでいました。

「このあたりに入ったと思います」

「少し椅子を動かしますね」

スタッフが落ち着いて声をかけながら探します。近くに座っていた参列者も、自分の足元を確認したり、椅子を少し引いたりして協力していました。

会場は静かでしたが、誰かを責めるような空気ではありませんでした。みんながただ、早く見つかればいいと見守っていたように思います。

見つかった瞬間、自然と拍手が起きた

数分ほど探したころでしょうか。

「ありました」

スタッフの声が聞こえました。椅子の脚の近くに入り込んでいた指輪が、ようやく見つかったのです。

その瞬間、会場から自然と拍手が起こりました。

新郎はほっとしたように笑い、何度も頭を下げていました。

「すみません、ありがとうございます」

緊張していた新郎の表情が少しやわらぎ、新婦も隣で笑っていました。

その後、仕切り直すように指輪交換が行われました。今度はしっかりと指輪を手に取り、新婦の指にはめることができました。

大きな出来事ではありません。ただ、予定外のハプニングが起きたとき、スタッフが慌てず対応し、近くの参列者も自然に協力していたことが印象に残っています。

完璧に進むことだけが、結婚式の思い出になるわけではないのかもしれません。少し緊張がほどけたあとの新郎新婦の笑顔まで含めて、今でもよく覚えています。

※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた60代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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