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「結婚式には出席できなくなりました」前日に届いた友人からの連絡。それきり親友から連絡が来なかった10年間

  • 2026.8.16

結婚式の前日に届いた、一通のメール

10年ほど前、私は結婚式を挙げました。招待したのは家族と、学生時代から親しくしていた友人たち。大人数ではなく、身近な人たちに見守ってもらう小さな式でした。

なかでも、学生時代から長く付き合ってきた親友には、ぜひ来てほしいと思っていました。

「当日、楽しみにしてるね」

準備中にも何度か連絡を取り、彼女もそう言ってくれていました。だから、式を翌日に控えた夜にスマホへメールが届いたときも、最初は時間や場所の確認だと思ったのです。

しかし、書かれていたのは思いがけない内容でした。

「祖母が亡くなって、明日の結婚式には出席できなくなりました。本当にごめんなさい」

驚きましたが、事情が事情です。結婚式どころではないだろうと思い、私はすぐに返信しました。

「大変だったね。こちらのことは気にしないでね」

そして最後に、

「落ち着いたら、また連絡してね」

と添えました。

前日の欠席だったため、席や料理の準備をすべて変更することはできませんでした。それでも、そのときの私にはそんなことより、彼女やご家族のことのほうが気がかりでした。

それきり、連絡は来なかった

翌日の結婚式は、予定どおり無事に終わりました。

慌ただしい日々が落ち着くにつれ、私はときどき彼女のことを思い出すようになりました。

しばらくすれば、連絡が来るだろう。

最初は、そう思っていました。

けれど、1か月が過ぎても、半年が過ぎても、彼女から連絡が来ることはありませんでした。

私のほうから連絡することも考えました。ただ、ご家族のことで大変な時期かもしれないと思うと、こちらから催促するようなことはしたくありませんでした。

「また落ち着いたら連絡してね」

自分からそう送った以上、彼女のタイミングを待とうと思ったのです。

それから時間だけが過ぎていきました。

1年、2年と経つうちに、こちらから連絡するにも、何と声をかければいいのか分からなくなっていました。

欠席したことを責めたかったわけではありません。前日だったことについて謝ってほしかったわけでもありません。

ただ、落ち着いたあとに、

「あのときはごめんね」

あるいは、

「結婚おめでとう」

そんな短い一言でも届いていたら、今も関係は続いていたのかもしれないと思うことがあります。

彼女にも、私には分からない事情があったのだと思います。時間が経つほど連絡しづらくなってしまったのかもしれません。

結局、あの結婚式の前日に届いたメールが、彼女との最後のやりとりになりました。

あれから10年ほど経ちますが、今も音信不通のままです。

理由は分かりません。

ただ、とても近かった人との関係が、たった一度のやりとりを最後に終わってしまうこともあるのだと、今でもふと思い出すことがあります。

※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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