1. トップ
  2. 熟年離婚の危機と夫婦愛を描く『ずっと一緒にいられたら』 誕生のきっかけとなる、何気ない夫婦の会話とは?【著者インタビュー】

熟年離婚の危機と夫婦愛を描く『ずっと一緒にいられたら』 誕生のきっかけとなる、何気ない夫婦の会話とは?【著者インタビュー】

  • 2026.8.14

【漫画】本編を読む

なにげない日常は、当たり前に続くように思える。だが、大切な人と過ごせる時間には限りがある。その尊さを、自分はどれほど分かっているのだろうか――。『ずっと一緒にいられたら』(小菊えりか/KADOKAWA)は、そんな気づきを授けるコミックエッセイだ。

主人公は、熟年夫婦の誠一と光子。穏やかな日々を送っていた誠一だったが、ある日、妻の言動に違和感を覚えた。まさか、熟年離婚の危機なのか…? そう不安に駆られた誠一は光子の気持ちを取り戻すべく、不器用ながらも大奮闘!

誠一の不器用な愛情表現や夫妻の間で交わされる微笑ましい交流に心を動かされた読者は多く、作者のSNSには「こんな夫婦になりたい」との声が寄せられた。

誠一たちの間にある絆を通して、夫婦が互いを想うことの尊さを伝えた作者。一体、どんな想いで本作を描き、読者に届けたのか。知られざる制作秘話を伺った。

――本作は、熟年離婚というテーマの作品ですよね。一方で、「離婚されてしまうのではないか」と不安になりながらも、大切な妻・光子のために行動する誠一の不器用な愛にムズきゅんする一冊でもあるのではないかと感じます。どのような経緯から、こうした物語を描こうと思われたのでしょうか。

小菊えりか(以下、小菊):ある日、夫との会話中に「いつか、どちらかが先に死ぬことになると思うけど、どっちが先がいい?」という話題が出たことがきっかけでした。

――ご夫婦での会話から生まれた物語だったんですね。本作の主人公である誠一や光子のモデルとなった人はいたのでしょうか。

小菊:モデルにした人はいませんでしたが、自分を含め、周りの夫婦の関係性を参考にしました。自分の中にある「こんな関係性がいいな」という想像から、キャラクター像を固めていったんです。

――『ずっと一緒にいられたら』という温かみのあるタイトルも素敵です。タイトルに込めた想いをお聞かせください。

小菊:誠一と光子が互いに対して思っている「ずっと一緒にいられたら…」という気持ちを反映させたタイトルなんです。でも、それだけじゃなく、私自身が作品を描く中で感じていた「誠一と光子にはずっと一緒にいてほしいな」という気持ちも込めています。

取材・文=古川諭香

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ