1. トップ
  2. スポーツ
  3. 佐野は何位?日本人サッカー選手、「史上最も高額な移籍金を記録した」スターTOP10

佐野は何位?日本人サッカー選手、「史上最も高額な移籍金を記録した」スターTOP10

  • 2026.8.12

日本人選手の海外移籍は、もはや珍しいものではなくなった。かつては欧州クラブが比較的安価な金額で獲得するケースも多かったが、近年は欧州で実績を積んだ選手に数十億円の移籍金が支払われるようになっている。

今回は『Transfermarkt』のデータから、日本人選手が記録した移籍金をランキング形式で紹介する。なお、複数回ランクインしている選手については、それぞれ最高額となった移籍のみを採用している。

10位:古橋亨梧

画像1: (C)Getty Images
(C)Getty Images

移籍金:1200万ユーロ(およそ22億円)

移籍:セルティック → レンヌ

ヴィッセル神戸からヨーロッパへとわたり、セルティックに「日本人ブーム」をもたらした古橋亨梧。圧倒的なゴールセンスで初年度からネットを揺らし続け、エースストライカーとして大きな信頼を得るに至った。

ステップアップが噂される中、2024-25シーズン途中にフランスリーグのスタッド・レンヌへと移籍することが決定。その際の移籍金は1200万ユーロを記録し、低迷していたチームの得点源になることが期待された。

しかし彼を獲得したホルヘ・サンパオリ監督がすぐに解任となり、後任となったハビブ・ベイ新監督は古橋に信頼を置かなかった。この取引はクラブにとっても古橋にとっても成功とは言えないものになったが、ただその移籍金の額は日本サッカーの歴史上屈指の数字であった。

10位:中村敬斗

画像2: (C)Getty Images
(C)Getty Images

移籍金:1200万ユーロ(およそ22億円)

移籍:LASK → スタッド・ランス

若くして海外へ渡り、複数の国を経由しながら評価を高めていったのが中村敬斗だ。2018年にガンバ大阪へ加入すると、翌年にはオランダのトゥウェンテへ期限付き移籍。まだ10代だったが、得意の左サイドから積極的にゴールへ向かう姿勢を見せた。

その後はベルギー、オーストリアと渡り歩き、LASKで大きく飛躍する。そして2023年夏、フランスのスタッド・ランスが1200万ユーロを投じて獲得した。

2026年のワールドカップでは日本代表の中心的なアタッカーとして活躍し、さらに評価を高めた。この夏や来年のステップアップが期待されている。

9位:佐野航大

画像3: (C)Getty Images
(C)Getty Images

移籍金:1450万ユーロ(およそ26億5000万円)

移籍:NEC → PSV

佐野航大はわずかな期間で日本人史上屈指の高額選手へと成長した。米子北高校を卒業後、2022年にファジアーノ岡山へ加入。プロの強度に適応しながら、中盤でボールを動かす能力と運動量を磨いた。

そして2023年夏にはオランダのNECナイメヘンへ完全移籍。当時は日本代表経験もなく、欧州ではほとんど知られていない存在だったが、エールディヴィジで急速に評価を高める。

そして2026年夏、オランダのチャンピオンチームであるPSVが1450万ユーロを投じて獲得。Jから欧州へ渡った若手選手が、数年後に1000万ユーロを大きく超える移籍金を生み出した。

8位:南野拓実

画像4: (C)Getty Images
(C)Getty Images

移籍金:1500万ユーロ(およそ27億円)

移籍:リヴァプール → モナコ

南野拓実の1500万ユーロは、リヴァプールからモナコへ移籍した際に記録された。セレッソ大阪でプロデビューした南野は、2015年にオーストリアのレッドブル・ザルツブルクへ移籍。そこで長く主力としてプレーし、UEFAチャンピオンズリーグでも存在感を示したことで、2020年冬にリヴァプールへの移籍を実現させた。

プレミアでは限られた出場時間のなかでも得点を重ね、複数のポジションをこなせる能力を証明。そして2022年にはモナコが1500万ユーロを支払い、南野を獲得した。

加入当初はフランスリーグへの適応やチーム戦術とのギャップに苦しんだものの、その後は攻撃の中心へと成長。左サイド、トップ下、セカンドトップなどをこなしながら、ゴールとアシストの両方で貢献するようになった。

7位:香川真司

画像5: (C)Getty Images
(C)Getty Images

移籍金:1600万ユーロ(およそ29億円)

移籍:ドルトムント → マンチェスター・ユナイテッド

香川真司は、日本人選手の評価を欧州で一段階引き上げた存在だったといえる。セレッソ大阪から2010年にドルトムントへ移籍した際、その移籍金は非常に安価だった。しかし、香川はドイツで衝撃的な活躍を見せ、ドルトムントのブンデスリーガ連覇に大きく貢献した。

その活躍に目をつけたのが、マンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督だった。2012年夏、ユナイテッドは1600万ユーロを支払って香川を獲得。加入初年度にはプレミアリーグ優勝を経験し、ノリッジ戦では日本人としてプレミアリーグ初のハットトリックも達成している。

6位:冨安健洋

画像6: (C)Getty Images
(C)Getty Images

移籍金:1860万ユーロ(およそ34億円)

移籍:ボローニャ → アーセナル

アビスパ福岡でプロデビューした冨安健洋は、19歳でベルギーのシント=トロイデンへ移籍。そこでセンターバックとして評価を高め、2019年にはイタリアのボローニャへステップアップした。セリエAでは右サイドバックとしてもプレーして活躍し、2021年夏にはアーセナルが1860万ユーロを支払って獲得した。

ただ、アーセナルでは実力を発揮できれば十分な活躍を見せられた一方、怪我の影響で半分以上の試合を欠場しなければならず、パフォーマンスが安定しなかった。監督から高く評価されながら、継続的に試合へ出られなかったことがキャリア最大の障害となった。

5位:遠藤航

画像7: (C)Getty Images
(C)Getty Images

移籍金:2000万ユーロ(およそ36億5000万円)

移籍:シュトゥットガルト → リヴァプール

遠藤航のリヴァプール移籍は、多くのサッカーファンを驚かせた。湘南ベルマーレ、浦和レッズを経てベルギーのシント=トロイデンへ移籍し、その後ドイツのシュトゥットガルトへ加入。ブンデスリーガではデュエルの強さを武器に評価を高め、キャプテンとしてチームを率いる存在となった。

2023年夏、リヴァプールは守備的MFの補強に苦戦していた。複数ターゲットを逃したあと、最終的にユルゲン・クロップ監督が選んだのが遠藤だった。当時30歳という年齢にもかかわらず、移籍金は2000万ユーロ。日本人としてだけではなく、全世界的にも珍しいほどの高額取引だった。

4位:堂安律

画像8: (C)Getty Images
(C)Getty Images

移籍金:2100万ユーロ(およそ38億円)

移籍:フライブルク → フランクフルト

堂安律は、10代の頃から欧州でキャリアを積み上げ、日本人史上屈指の高額移籍を実現した。ガンバ大阪の育成組織からトップチームへ昇格し、2017年にオランダのフローニンゲンへ移籍。そこで得点力を発揮すると、PSVへステップアップした。

さらにドイツのアルミニア・ビーレフェルトへの期限付き移籍なども経験し、2022年にフライブルクへ加入。ブンデスリーガでの活躍でさらに評価を高め、昨年夏にはフランクフルトが2100万ユーロを支払って獲得することになった。

3位:伊藤洋輝

画像9: (C)Getty Images
(C)Getty Images

移籍金:2350万ユーロ(およそ43億円)

移籍:シュトゥットガルト → バイエルン・ミュンヘン

伊藤洋輝のバイエルン・ミュンヘン移籍は、日本人DFの評価が新しい領域へ入ったことの象徴だ。

ジュビロ磐田から2021年にシュトゥットガルトへ期限付き移籍した際、欧州での評価はまだ決して高いものではなかった。しかし、彼はブンデスリーガで瞬く間に存在感を示した。

そして2024年夏、ドイツ最大の名門バイエルン・ミュンヘンが彼を獲得。その移籍金は2350万ユーロに達した。加入からまもなく負傷の影響によって長く離脱することになったものの、復帰後はコンスタントに出場機会を獲得している。

2位:中田英寿

画像10: (C)Getty Images
(C)Getty Images

移籍金:2840万ユーロ(およそ52億円)

移籍:ローマ → パルマ

2001年に記録された中田英寿の2840万ユーロという数字は、それから20年以上が経過してもなお日本人歴代2位に残っている。

ベルマーレ平塚から1998年にペルージャへ移籍すると、セリエA開幕戦からユヴェントスを相手に2得点。日本人選手が世界最高峰のリーグで即座に結果を残したことは、欧州に大きな衝撃を与えた。

その後、タイトルを争う強豪ローマへと移籍。フランチェスコ・トッティという絶対的存在がいたため常時先発ではなかったが、2000-01シーズンのスクデット獲得では重要な役割を果たした。パルマが中田を獲得した際の移籍金はおよそ2840万ユーロとされており、当時の為替や市場規模を考えれば驚異的な金額だった。

1位:中島翔哉

画像11: (C)Getty Images
(C)Getty Images

移籍金:3500万ユーロ(およそ64億円)

移籍:ポルティモネンセ → アル・ドゥハイル

日本人史上最高額となる3500万ユーロの移籍金を記録したのが中島翔哉だ。FC東京の育成組織で育ち、各年代の代表チームで中心となった「天才」だったが、トップチームでは絶対的な存在になれなかった。

しかし2017年にポルトガルのポルティモネンセへ移籍すると大ブレイク。欧州の複数クラブへの移籍が噂される中、2019年2月に中島を獲得したのがカタールのアル・ドゥハイルだった。

その選択には驚きの声が上がったが、中島はそのわずか数カ月後にFCポルトへ移籍し、再び欧州へ戻っている。前人未到の金額とともに、この謎めいた動きもサッカーファンの記憶に強く残っている。

※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。

筆者:石井彰(編集部)
画像提供:Getty Images

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ